俺だけ入れる隠しダンジョン ~こっそり鍛えて世界最強~

俺だけ入れる隠しダンジョン ~こっそり鍛えて世界最強~

瀬戸メグルの小説『俺だけ入れる隠しダンジョン ~こっそり鍛えて世界最強~』のコミカライズ作品。前人未踏の隠しダンジョンを攻略し、世界最強を目指すノル・スタルジアの冒険や活躍を描いたファンタジー。「水曜日のシリウス」で2018年12月から配信の作品。2021年TVアニメ化。

正式名称
俺だけ入れる隠しダンジョン ~こっそり鍛えて世界最強~
ふりがな
おれだけはいれるかくしだんじょん こっそりきたえてせかいさいきょう
原作者
瀬戸 メグル
漫画
ジャンル
ファンタジー
レーベル
シリウスKC(講談社)
巻数
既刊12巻
関連商品
Amazon 楽天

あらすじ

無限の迷宮の美女

この世界に数多存在する「魔窟」には、未発見、前人未踏、手付かずの場所が多数あった。数々の魅力と危険に満ちた未開の地を、人々は「隠しダンジョン」と呼んでいた。貴族階級の最底辺に属す貧乏貴族、スタルジア家の三男であるノル・スタルジアは、就職が決まっていた司書の枠を初出勤の日に別の子爵家に奪われ、仕事をなくして途方に暮れていた。妹のアリス・スタルジアの提案を受け、就職先に困らないことで有名な英雄学校への入学を考えるものの、高額な入学金を払えないうえにノルの実力では受験すら程遠かった。ノルは唯一のレアスキル「大賢者」を生まれ持っていたが、使うたびに死ぬほど苦痛な頭痛が起こるというデメリットがあるためにうかつに使えず、宝の持ち腐れと化していた。そんな中、幼なじみのエマ・ブライトネスが、古文書を通して大賢者のデメリットを打ち消す方法を発見。それは誰かとキスをすることで、頭痛を和らげて大賢者を使いやすくするというものだった。ノルはエマの協力を得て大賢者の発動に成功し、大賢者の助言を受けて誰も知らない隠しダンジョン「無限の迷宮」を発見し、その中を探索することとなる。さらなるスキルアップのために無限の迷宮に潜ったノルは、そこで特殊な鎖に拘束された伝説の冒険者であるオリヴィア・サーヴァントと出会う。この不思議な出会いはノルの運命を激変させ、彼は動けないままのオリヴィアから、チート級とも呼べる三つのスキルを授かる。

英雄学校での出会い

貧乏貴族からの脱却と、もう誰にも脅かされない自分になるために、ノル・スタルジアオリヴィア・サーヴァントが囚われた無限の迷宮を秘匿しながら、その中の魔物を倒し続けて人知れず最強を目指していた。ノルがオリヴィアから与えられたのは、スキルを自由に作れる「創造」、スキルを他者に与えられる「付与」、スキルを改変できる「編集」の三つの強力なスキルだった。ただし、これらを使用するには「LP」という独特な生命力を消費しなければならず、LPがすべてなくなれば死ぬというリスクもあった。ノルはこのLPを回復する条件である性欲、食欲、物欲などあらゆる欲を満たすことで、手に入れたスキルを使いこなそうと奮闘する日々を送っていた。周囲の協力を得ながらLPを回復させていったノルはスキルを駆使し、最難関と名高い英雄学校のSクラスへの入学を果たす。英雄学校での学生生活が始まったノルは、公爵家の娘であるマリア・フィアナ・アルバートと出会う。階級を気にすることなくノルにも優しく接してくれるマリアは、16歳になった瞬間に死を迎える「十六の死印」という強力な呪いをかけられていた。マリアに恩義を感じるノルはどうにかして彼女を呪いから救おうと考えるが、編集で呪いを解くには高いLPが要求されることから、自力では困難だった。呪いのタイムリミットが刻一刻とせまる中、ローラ・メトラーゼに相談したノルは、彼女の親友であるルナ・ヒーラーに協力を求めることになる。

孤独な魔獣の願い

英雄学校に通いながらギルド「オーディン」の冒険者としても活動し続けるノル・スタルジアは、オリヴィア・サーヴァントから受け継いだスキルを駆使しながら順調に経験を積んでいた。ルナ・ヒーラーたちの協力を得てマリア・フィアナ・アルバートの呪いを解き、彼女を救うことに成功したノルは、アルバート公爵より莫大な謝礼金を受け取る。謝礼金を元手に素材屋を開業しようと考えていたノルは、無限の迷宮の新たな階層へ挑む中で、人語を話すライオンの魔物、虎丸からある依頼を受ける。虎丸が300年も待ち続けてきた友人のバシェルは、別の階層でゾンビになってさまよっていた。編集でバシェルのゾンビ化を解いたノルは、離れ離れになっていたバシェルと虎丸を再会させることに成功。バシェルは恋人が待つ故郷に戻るために虎丸に別れを告げるが、虎丸はそれを納得しながらも、別れたあとは悲しみから大泣きしていた。そんな虎丸を放っておけないノルは、彼の新たな友人になると宣言し、ダンジョンの外へ連れ出すのだった。

地下7層の死闘

新たな仲間を得たノル・スタルジアが休みの日にオーディンを訪れると、そこではローラ・メトラーゼサラ・ロングローンが大ゲンカを繰り広げていた。二人のケンカは次第にノルを巡る争いに発展し、彼は自分の担当者であるローラを応援することになる。再び無限の迷宮に潜ったノルは、ローラの成績に貢献しようと、より強力な魔物の討伐を目指すが、初めてやって来た地下7層で幼少期のエマ・ブライトネスによく似た謎の少女と出会う。その少女の正体はドリアードという大樹の魔物で、凶悪なハチの魔物「ゴールデンビー」の襲撃に苦しんでいた。ドリアードを助けると決めたノルだったが、ゴールデンビーの力は彼の予想を遥かに上回るものだった。このままではドリアードが殺されるという危機感が高まる中、オリヴィア・サーヴァントに助言を受けたノルはある作戦に出る。

怪盗ファントムからの挑戦

ドリアードを救ったノル・スタルジアは、引き続き無限の迷宮に潜ったり、エマ・ブライトネスのスキルアップを手伝ったりと、順調な日々を送っていた。そんな中、ライバルギルドに所属するレイラ・オバーロックと出会ったノルは、同じ英雄学校の生徒でもある彼女と親しくなる。一方で、エマの悩み事に気づけずにケンカしてしまったノルは、親しくなったばかりのレイラにエマのことを相談するが、実はレイラもまた仲間とのいざこざで悩んでいた。後日、ボーン伯爵家で開催される大規模なダンスパーティのことで悩むエマの事情を知ったノルは、彼女の付き添いとしてパーティに同席することを決意。同時にノルは、自分一人ではなくエマといっしょに最強を目指すことを、思い出の時計塔で誓い合うのだった。そしてダンスパーティ当日、大人数の前でのダンスをなんとかこなしたノルだったが、急に暗転した会場にボーン・リズリードの宝石を狙う二人組の怪盗「ファントム」が現れる。華麗に宝石を盗み出したトム・ベルトルタは、今度はエマのことも奪うと高らかに宣言し、闇に紛れて彼女を連れ去ってしまう。エマを守り切れなかったことを悔やむノルは、魔拳をあやつるレイラの協力を得ながら、ファントムの追跡を開始する。

ホーネストへの旅

ボーン・リズリードの宝石を取り戻したノル・スタルジアは、彼の協力を得て新しい素材ショップを開店する。大切なものを守るためには無限の迷宮を攻略して強くなることが必要だと改めて確信したノルは、すべての階層を攻略し、いずれはオリヴィア・サーヴァントを呪縛から解放したいと考えるようになる。新たな目標を胸に奮闘するノルは、英雄学校の温泉旅行でクラスメイトの覗き行為を阻止したり、無限の迷宮の地下9層に潜ったりする日々を送っていた。そんなある日、他国のホーネストという街に滞在しているギラン・スタルジアから、ノルたちのもとに手紙が届いた。商人を目指してホーネストの学校に通っているギランの手紙には、久しぶりに会いたいので遊びに来て欲しいと書かれていた。ノルはエマ・ブライトネスローラ・メトラーゼを連れて、ホーネストに向かうことになる。だが、平和でにぎやかなはずのホーネストの街には、強力な魔物が大量に押し寄せていた。

関連作品

小説

本作『俺だけ入れる隠しダンジョン ~こっそり鍛えて世界最強~』は、瀬戸メグルの小説『俺だけ入れる隠しダンジョン ~こっそり鍛えて世界最強~』を原作としている。原作小説版は講談社 Kラノベブックスから刊行され、イラストは竹花ノートが担当している。

メディアミックス

TVアニメ

2021年1月から、本作『俺だけ入れる隠しダンジョン ~こっそり鍛えて世界最強~』のTVアニメ版『俺だけ入れる隠しダンジョン』が、毎日放送・TBS「アニメイズム」で放送された。監督は大西健太、総作画監督は上武優也が務めた。キャストは、ノル・スタルジアを逢坂良太が、エマ・ブライトネスを富田美憂が演じている。

登場人物・キャラクター

ノル・スタルジア

スタルジア準男爵家の三男。茶髪の短髪で2本のアホ毛が生えている。まじめで慎重な性格だが、少々朴念仁なところがある。また、困っている者がいれば初対面の相手でも放っておけないお人好しな一面もあり、恩義を感じた相手のことも積極的に助けようとするなど、非常に義理堅い。ジャスタル育成学校を卒業後、司書になる予定だったが、ほかの子爵に枠を奪われてしまい、英雄学校への進学を目指すようになる。まったく使いこなせていなかった大賢者のデメリットを消す方法を発見したことで、隠しダンジョンの一つ無限の迷宮にたどり着き、オリヴィア・サーヴァントから創造、付与、編集のユニークスキルを授かる。これらを駆使して英雄学校に入学し、入学費を稼ぐためにオーディンの冒険者にも登録した。これ以降は、LPを貯めつつオーディンでの依頼や、魔物狩りを重ねるうちにレベルを上げ、順調に資金を集めている。優男な見た目と階級の低い準男爵家であることから、初対面の相手からは見くびられたり見下されたりすることが多い。慎重な一方で臆病なところがあるが、大切なものを守るためなら危険を顧みない。幼なじみのエマ・ブライトネスをはじめ複数の女性から好意を寄せられているが、まったく気づいていない。戦闘では創造で新たに作り出した豊富なスキルを活用しつつ、必要に応じて新しく自分のスキルを増やし、付与と編集を駆使して自分や仲間のスキルを改良したり、鑑定眼で見抜いた敵のスキルを改悪することで有利に戦っている。オリヴィアに与えられたスキルは、いずれも彼女の代名詞とも呼べる有名スキルであるため、これらを持っていると知った者からは、オリヴィアの子孫であると勘違いされることがある。

エマ・ブライトネス

ブライトネス男爵家の娘。ノル・スタルジアの幼なじみで、金髪をサイドテールにまとめ、ノルにプレゼントされた髪飾りを前髪に付けている。スタイル抜群の巨乳で、クラスメイトはもちろんほかの貴族の男性にも言い寄られることが多い。人懐っこい性格で、幼少期からノルに一途な思いを寄せており、モテるものの、ほかの異性にはまったく興味がない。貴族としてはノルよりも格が上だが、家柄を振りかざすような真似はせず、ノルはもちろん平民にも分け隔てなく優しく接する。ノルへのアプローチにも積極的だが、天然ジゴロで思いに気づいてくれない彼には内心ヤキモキしており、時には不満が爆発して怒ってしまうこともある。ノルと同じ職場の司書として働く予定だったが、彼が別の子爵に枠を奪われてしまったため、司書を辞めてノルと共に英雄学校への入学を目指す。この際に、大賢者のデメリットを打ち消せる方法を古文書から見つけ出し、ノルのキスの相手となることで大賢者の発動を手助けした。のちにノルといっしょに入学試験を受け2位の成績で合格し、同じSクラスに所属している。ノルが入学金稼ぎのためにオーディンの冒険者に登録し、無限の迷宮でレベルアップしていたと知ったあとは、彼を追うように自らもオーディンの冒険者となった。これ以降はノルとパーティを組み、修行を重ねながら冒険者として活動している。また、ノルがスキルを使うのに必要なLPの補充にもっとも貢献しており、彼とハグやキスをするのが習慣になっている。戦闘では、風系統のスキルと短剣を駆使して近距離・中距離の近接戦闘を得意とする。

オリヴィア・サーヴァント

200年前に活躍した冒険者の女性。超超超一流の冒険者を自称している。水色のロングヘアの美女で、あっけらかんとしたお茶目なお姉さん。訳あって無限の迷宮の地下2層に幽閉されており、死鎖呪という呪いの鎖で四肢を拘束され、眠ったように動けなくなっている。意識を失っているように見えるが、テレパシーのような念話スキルで意思疎通が可能。無限の迷宮を初めて訪れたノル・スタルジアに呼びかけて世界最強のユニークスキルを授け、彼の師匠となった。200年前はオーディンの冒険者として活躍していたが、偶然見つけた無限の迷宮の探索中に死鎖呪の罠にかかってからは、LP不足で拘束を解くこともできず囚われ続けている。死ぬこともできない孤独な時間を過ごす中でノルに出会い、自らのスキルを譲渡したあとは、師匠と呼んでもらうことと話し相手になってもらうことを条件に、さまざまなアドバイスを与えている。主に効率のいいLP稼ぎや魔物の倒し方、創造で作り出すのにお勧めのスキルなどを伝授しており、この世は綺麗事だけではやっていけないという現実の厳しさなども説いている。冒険者としてはベテランで魔物や戦闘に関する知識も豊富だが、200年前の人間であるため、ノルと交わす雑談の内容や会話のノリが古いことがある。もともと弟子を取らないスタンスであったため、ノルによく似た少年に弟子入りをせがまれても断り続けていた。しかし、その少年に気まぐれで魔物の知識を与えた結果、彼がアイアンゴブリンに襲われて命を落としたため、早く弟子にしておくべきだったという後悔を抱え続けている。これらの過去は、ノルに親身に接して積極的に助言を与える理由の一つになっている。

ローラ・メトラーゼ

オーディンの受付嬢を務める女性。オーディンに冒険者登録にやって来たノル・スタルジアの担当者となる。茶髪のセミロングヘアを三つ編みと緑色のリボンでまとめている。落ち着いたお淑やかな雰囲気とは裏腹に、勝気で少々腹黒い一面もある。ノルがスキルを自己申告した際に、レアスキルの大賢者やオリヴィア・サーヴァントと同じスキルを持っているのを信用せず疑っていた。しかし鑑定書で調べた結果、スキルがすべて本物であったため、ノルに深く謝罪した。これ以降、オーディンでも有名なオリヴィアと同じスキルを持つノルの将来性に期待し、自ら担当者となってさまざまなクエストを斡旋しつつ、ひそかに正妻の座を狙っている。このため、ノルと親しいエマ・ブライトネスをライバル視して、しょっちゅう張り合っている。ノルのLP補充にも貢献しており、自分の担当している冒険者には自作のサービス券を渡している。それ以外にも、ノルの担当受付嬢としてさまざまな形で協力し、時には彼のために体を張ることもある。ルナ・ヒーラーとは親友で、マリア・フィアナ・アルバートの呪いを解こうとするノルに協力するためにルナを紹介した。マイナススキルを抱えるルナのよき理解者でもあり、彼女に対しては面倒見がよく友人思いな一面を見せる。ライバル受付嬢であるサラ・ロングローンと成績勝負を繰り広げた際は、ノルの働きにより僅差で勝利すると同時にサラの不正を暴き、オーディン一の優秀な受付嬢として知られるようになる。実は記憶力と速読のほかに、華奢な見た目からは想像できないほどの怪力スキルを保有し、メタルライオンを軽く打ちのめせるほどの戦闘力を持つ。

アリス・スタルジア

ノル・スタルジアの妹で、スタルジア準男爵家の長女。ノルのことが大好きで甲斐甲斐しく世話を焼き、彼に対しては重度のブラコン。お淑やかに見えるがノルのことになると暴走することがあり、彼に無断で添い寝したり、ベッドに潜り込んで匂いを嗅いだりしている。ノルの頼みであればなんでも聞いてくれるため、エマ・ブライトネスに次いで彼のLP補充に貢献している。司書になれなかったノルが英雄学校に進学してからは、彼を追って自らも英雄学校への入学を目指している。現在通っている学校でも人気者だが、エマと同様にノル以外の異性に興味がない。ノルを崇拝するかのように溺愛する一方、一つ上の兄であるギラン・スタルジアをかなり嫌っているため、ギランのことは「人類の敵」「会うだけ人生の無駄」とまで断言している。また、ギランだけでなく父親のことも毛嫌いし、辛らつな態度を取る。ふだんからノルの女性関係を気にかけており、彼に近づく女性を敵対視している。

レノア・ブルードン

ブルードン伯爵家の娘。英雄学校の入学試験でノル・スタルジア、エマ・ブライトネスとチームを組んだ。当初はノルを準男爵家と見下していたが、素材を集める試験ではノルが凶悪魔物、デッドリーパーの素材を持ち帰ったお陰で、1位で合格した。この際に、ノルを見下していたことを謝罪した。そして、悪目立ちを避けたいノルの頼みを受け、自分がデッドリーパーを倒したことにする。

マリア・フィアナ・アルバート

アルバート公爵家の長女。儚(はかな)げな雰囲気をまとった優しく上品な美少女で、おとなしいように見えて強い意志を持つ。訳あって従者のアマネと共に、英雄学校のSクラスに入学した。貴族の中でも最高階級である侯爵家の令嬢だが、下の階級を見下すことはせず、気高く気品あふれる振る舞いをしている。昔から、権力を振りかざす貴族よりも平民でありながら努力で成り上がった準男爵家こそが尊い存在だと考えており、クラスメイトたちの前に姿を現した際は、準男爵家に敬意を表明している。遥か昔に先祖が倒した呪術師の呪いを受け継いで十六の死印を発現し、17歳を迎えると確実に死んでしまう身体になってしまった。このため、呪いのことを知っている家族はもちろん、アマネにも大切にされてきた。最期の時まで気高く生きることを決意して英雄学校を受験するが、試験中にノル・スタルジアの放った石弾が通常のサイズと異なることに気づき、この時からノルに強い興味を抱いていた。17歳の誕生日が近づくにつれ体調が悪化していくが、家柄で見下すことのないマリア・フィアナ・アルバートの優しさに恩義を感じたノルの奔走と、ルナ・ヒーラーの解呪のおかげで呪いから解放される。

アマネ

侯爵家の娘で、マリア・フィアナ・アルバートの幼なじみ兼付き人。凛とした雰囲気を漂わせた少女。昔からマリアが持つ十六の死印のことも知っており、つねに彼女の体調に気を配っている。マリアに付き添うために英雄学校を受験し、Sクラスの生徒になった。ノル・スタルジアのことを話すマリアの楽しそうな姿を見て、彼女を変えてくれたノルには感謝している。

エルナ・ストーングス

英雄学校の教師の女性。ノル・スタルジアたちが所属するSクラスの担任を務めている。黒のショートヘアで、スタイル抜群のクールビューティー。7歳から24歳までは傭兵をしていたが、ノルたちが入学する1年前に英雄学校の教員となった。実技指導が得意で、生徒たちの運動能力を即座に見抜けるほどの優れた眼力を持つ。男子生徒たちには、条件をクリアすれば特別なご褒美をあげると発破をかけることで、やる気を引き出している。剣術や体術のほか、「土弾」などの土属性系統のスキルを持つ。肩が凝りやすい体質で、ノルの肩もみスキルでほぐしてもらう代わりに、LP補充につながるご褒美や情報などを彼に提供している。のちにSクラスの温泉旅行では、ノルと協力してアレン・ミラノスたちの女風呂覗き作戦を阻止した。

ルナ・ヒーラー

教会で働くエルフの聖女。ローラ・メトラーゼの親友で、教会に訪れる人々の悩みを聞きながら傷を癒し、救うという使命感にあふれている凛々しい女性。オーディンのソロ冒険者としても活動している。魔銃から放つ回復スキル「ヒールショット」のほか、呪いを無効にする解呪のスキルを持つ。人々を救って笑顔にすることが使命だと考えているが、解呪を使うには自らの寿命を削る必要があり、使い過ぎて命尽きてしまった母親を見ていたため、解呪を使うことには消極的。十六の死印を抱えるマリア・フィアナ・アルバートのことも知っていたが、強力な呪いほど寿命を大幅に削る必要があるため、解呪で彼女を救えないことに歯がゆい思いをしていた。ふだんはクールで凛としているが実は気弱な一面があり、魔力を使い過ぎた時に発動する失神癖というマイナススキルを持つため、失神しながらネガティブで臆病な本音をつぶやいてしまうことがある。ローラを通して、マリアを呪いから救いたいノル・スタルジアと出会い、彼の編集によって解呪の代償を寿命から金銭に変えてもらったことで、マリアの解呪に成功する。これ以降、他者のために奔走するノルのことを異性として意識するようになり、失神癖を編集で無効化してもらう代わりに、彼のLP補充にも率先して協力している。

ペペロ

王都で毎週「ハーレム自慢大会」を主催している男性。過去に何度も女性に裏切られた挙句、妻と娘に逃げられた過去を持つ。ハーレム自慢大会では同じような経験を持つ男性の観客を招き、自分が美人だと勘違いしている女性とその恋人を誹謗中傷し、点数をつけることで憂さ晴らしをしている。ただし、ノル・スタルジアが連れて来た女性はいずれも美人であっため、素直に高評価を与えていた。

虎丸 (とらまる)

無限の迷宮の地下5層に住む魔獣。全身が黒い体毛に包まれた巨大なライオンの姿をしている。人間と会話することが可能で、頭には健康状態を示すチューリップが生えている。元は迷宮の外に住んでいたが、友人になったバシェルと共に無限の迷宮に挑むようになり、虎丸という名前も彼に付けてもらった。5層を初めて訪れたノル・スタルジアを呼び止め、6層に挑戦したまま帰って来ないバシェルを捜して欲しいと依頼する。ノルのお陰でバシェルとの再会を果たすが、バシェルが故郷に帰ったあとは初めての友人と別れることの悲しさに涙を流して泣いていた。心配したノルに誘われて彼と新たな友達になり、共に無限の迷宮を脱出してスタルジア家で飼われるようになる。ノルを通してアリス・スタルジアやエマ・ブライトネスとも親しくなった。

バシェル

無限の迷宮の6層をさまよっているエルフの男性。元は迷宮の外で活動していた冒険者で、外で出会った虎丸と友達になり、共に無限の迷宮を攻略しようとしていた。しかし、虎丸に任せきりで役に立てなかったことを恥ずかしく思い、彼のために6層に挑戦した際にシックスゾンビに襲われてしまう。これ以降、ゾンビ化したまま300年以上もさまよっていた。虎丸に調査を頼まれたノル・スタルジアが編集でゾンビ化を解いたことで正気を取り戻し、5層で待ち続けていた虎丸と再会を果たす。再会した虎丸に謝罪したあとは、恋人のために故郷に帰ることを決意する。故郷が多種族の出入りを禁じていることから虎丸を連れて行くことは叶わず、彼に別れを告げた。

サラ・ロングローン

オーディンの受付嬢。ローラ・メトラーゼとライバル関係にある。ローラよりもスタイルがよく、卑猥な系統をはじめ、男性を懐柔するのに適したスキルを多く持っている。このため、男性の冒険者からかなりの人気を集めており、ほかの受付嬢が担当している冒険者に、裏で色目を使って自分の担当にしながら、オーディン内でもトップの成績をつねに維持している。ローラからこれらの不正を疑われて勝負をすることになるが、彼女が担当するノル・スタルジアが強力な魔物を倒したために僅差で敗北。今までの不正行為も暴かれてしまった。

ドリアード

無限の迷宮の地下7層の森林エリアで暮らす大樹の魔物。森で起きている出来事を広く把握できる森林感知のスキルを持つ。強力なハチの魔物、ゴールデンビーに魔力を吸われ続けて命の危機に瀕しており、エマ・ブライトネスの幼少期に似た姿をした分身「ドリちゃん」の姿で、ノル・スタルジアに助けを求める。分身が昔のエマに似ているのは偶然で、ノルが好みそうな女性をイメージして分身を作り出していた。ノルのことは「ノルちゃん」と呼び慕っている。ノルと協力しながらゴールデンビーと死闘を繰り広げ、彼の作戦が成功し命を救われる。お礼として、ほかの階層にある珍しい宝箱の場所をノルに教えた。これ以降は恩人のノルと友達になり、彼が迷宮を訪れるたびに顔を合わせている。

ネル・オバーロック

レイラ・オバーロックの弟。アリス・スタルジアの同級生で、格闘系のスキルを持っているが、気弱なためにクラスメイトからいじめられがち。いじめっ子のゲースに不運スキルを与えられ戦闘でも不利になっていたが、ノル・スタルジアの編集で無効化された。

レイラ・オバーロック

英雄学校の留学生の少女。ノル・スタルジアより一つ下のAクラスに所属している。金髪のロングヘアで、スパッツを着用している。オーディンのライバルギルド「ラムウ」に所属する冒険者でもある。ノルのことは英雄学校の入学試験の時から注目していたが、弟のネル・オバーロックを助けられたことで知り合う。親しくなったばかりのノルにエマ・ブライトネスのことを相談されて励ましていたが、レイラ・オバーロック自身はギルドの仲間と意見が合わないことに悩んでいた。その後はエマと仲直りしたノルを見て安心し、彼に対抗心を燃やした仲間と仲直りする。戦闘では拳や蹴りを中心に格闘術を使いこなし、肉弾戦や近距離戦を得意とする。拳に魔力を込めて攻撃する技「魔拳」の使い手でもある。ボーン・リズリードの社交パーティでは仲間と共に護衛を務めるが、怪盗ファントムが宝石だけでなくエマを攫(さら)ったことで、ノルと共に怪盗ファントムを追うことになる。共闘するうちにノルの持つ伝説のユニークスキルを知り、ファントムの事件が解決したあとはお礼として格闘術を教えている。色恋沙汰にはウブなところがあり、ノルが異性との交流を通してLPを補充している場面を見ただけで赤面している。

マイク・ケントール

貴族の青年で、ケントール子爵家の次男。以前からエマ・ブライトネスに何度も交際を申し込んでいたが、断られていた。ボーン・リズリードの社交パーティでエマと再会した時に、交際を断ってきた理由がノル・スタルジアであることを知ると、どちらが彼女とうまく踊れるかのダンス勝負を持ちかけた。創造で舞踏術のスキルを覚えてエマと楽しく踊っていたノルを見て敗北を認め、潔く身を引いた。その後はトム・ベルトルタに捕まっていたがノルたちに助けられ、エマがさらわれたと知って救出に向かい、彼女が大切にしている髪飾りを探し出した。

ボーン・リズリード

貴族の社交パーティを主催した伯爵の男性。白ひげを生やした長髪の老人。怪盗ファントムから宝石「人魚の涙」を狙った予告状が届いたため、レイラ・オバーロックたちに警護とファントムの捕縛を依頼していた。事件の解決後は、レイラと共にファントムを捕らえ人魚の涙を取り戻したノル・スタルジアに感謝し、お礼として自らの領地にある建物を格安で貸し出した。貸し出した建物は、ノルが無限の迷宮で手に入れたレアな素材を売る素材屋として活用されている。

ファン・ベルトルタ

二人組の貴族専門怪盗、ファントムの片割れの女性。ボーン・リズリードの社交パーティに出現し、宝石を盗んでエマ・ブライトネスを連れ去る。短剣術や召喚術、投擲などのスキルを持つ。短剣と召喚術で呼んだ魔物をあやつりラムウの冒険者を倒したが、弱点が雷魔法であることをノル・スタルジアに気づかれる。ノルが繰り出した水玉紫電でスキが生まれた瞬間に、レイラ・オバーロックの攻撃を受けて失神し捕縛された。

トム・ベルトルタ

二人組の貴族専門怪盗、ファントムの片割れの男性。エマ・ブライトネスにストーカーのような執着心を抱いており、無理矢理妻にしようと目論んでいる。ボーン・リズリードの社交パーティに現れて宝石を奪うと同時に、相棒のファン・ベルトルタが攫ってきたエマを連れ去って逃亡を図る。変装スキルを宿した魔道具を使ってマイク・ケントールやラムウの冒険者に変装していたが、鑑定眼を持つノルに正体を看破される。重力操作スキルをあやつって駆けつけたノル・スタルジアたちの動きを封じるが、目を覚ましたエマの風魔法を受ける。さらには他人に幻覚を見せるスキルを、ノルの編集で自分に悪夢を見せるスキルに改変されてしまい、母親の悪夢を見たショックで気絶し捕縛された。幼少期に母に捨てられた過去を持ち、エマに対しては強い母性を感じていた。

アレン・ミラノス

英雄学校のSクラスに在籍するミラノス家の長男。ノル・スタルジアのクラスメイトで、レイピアの扱いが得意。アモラ山の温泉合宿では、女風呂覗き作戦「男の養生計画」のリーダーを務め、ノル以外の男子全員を味方につけた。邪魔しに来たノルをレイピアで返り討ちにしようとするが、接着スキルを付与した石をレイピアに貼り付けられたことでスキが生じて敗北した。

ヨルト

英雄学校のSクラスに在籍する青年。ノル・スタルジアのクラスメイトで、アモラ山の温泉合宿では、女風呂覗き作戦「男の養生計画」で副リーダーを務める。この作戦のためだけに散財し、罠感知のスキルのほか、怪力になれるアイテムを大量に装備している。覗き行為を阻止しようとするノルとエルナ・ストーングスをその怪力で圧倒したが、ノルに非力スキルを付与で与えられて敗北した。

ギラン・スタルジア

ノル・スタルジアの四つ年上の兄で、スタルジア家の次男。チャラ男で口やノリは軽いが、家族のことは大切に想っている。実家を出て他国の街「ホーネスト」にある商人学校に通っており、商人になるための勉強をしている。父親の素質を少しだけ受け継ぎ剣術などのスキルを持つが、女性と遊んでばかりで訓練をサボっているため、王都にいた頃よりもレベルが微妙に下がっている。イケメンだが女遊びが好きで、いつも複数の女性と遊んでいるが口説いては突然振るのを繰り返しているため、多くの女性から恨まれている。これらのいい加減な性格から、妹のアリス・スタルジアからは激しく嫌悪されている。久々にノルに会いたくなって手紙を送りホーネストに遊びに来るよう誘うが、魔物の襲撃に巻き込まれ、再会どころではなくなる。

場所

隠しダンジョン (かくしだんじょん)

世界に多数存在する「魔窟」の中でも、前人未踏で到達不可能な場所とされるダンジョンの総称。数々の魅力と危険に満ちた未開の地で、多くの冒険者が追い求める場所となっている。稀少なアイテムが隠されているだけでなく、世にも珍しい魔物が潜んでいる。

無限の迷宮 (むげんのめいきゅう)

ノル・スタルジアが大賢者で存在を知った隠しダンジョン。洞窟内部の壁裏に封印されており、階段を降りた先の扉の前で、ある合言葉を叫ぶと、扉が開き入ることができる。300年ほど前は封印されておらず、合言葉も必要なかった。封印されて以来、初めて入ったのは冒険者時代のオリヴィア・サーヴァントだったが、罠にかかった彼女は地下2層の小部屋に四肢を縛られ幽閉され続けている。ノルに発見されてからは、彼とオリヴィアだけが知る秘密の場所となっており、特訓場としても使われている。地下9層以上の階層に分かれており、1層に住む絶品のゼリーを落とす黄金スライムをはじめ、レアな魔物が多く住んでいる。

英雄学校 (えいゆうがっこう)

ノル・スタルジアがエマ・ブライトネスと共に受験した学校。卒業すれば就職先に困らないことでも有名な王都のエリート校で、定員は120名。誰でも受験できるが入学金が高額なため、生徒の大半は貴族をはじめとする金持ちが中心。兼業も認められており、ノルのように冒険者をしながら通っている生徒も多い。入学試験の成績によってランク付けされたうえで30名ごとのクラスに分けられ、ノルたちはSクラスに所属している。入学後の成績次第では、別のクラスへの昇格が可能。

オーディン

ノル・スタルジアとエマ・ブライトネスが登録している冒険者ギルド。ローラ・メトラーゼが受付嬢を務めているギルドでもある。かつてオリヴィア・サーヴァントが所属していたことでも有名。登録した冒険者には受付嬢が担当者として配属され、受付嬢の成績や評価は、担当する冒険者がより多くの功績を上げることで、上がっていくシステムになっている。レイラ・オバーロックが所属するギルド「ラムウ」とは商売敵のような関係。

その他キーワード

大賢者 (だいけんじゃ)

ノル・スタルジアが唯一生まれ持っていたレアスキル。脳内で念じることでさまざまな質問に大賢者が回答してくれるが、質問の難易度に応じて使用後に頭痛が生じるというデメリットがある。元は好色家で有名な伝説の賢者、マーリンが所持していた。そのマーリンの伝承から、デメリットである頭痛を異性とのキスで打ち消せることが、古文書に記されている。この方法をエマ・ブライトネスに聞いたノルは、彼女の協力を得て発動に成功し、無限の迷宮を探し当てることができた。のちにノルが創造で頭痛耐性のスキルを得てからは、エマがいない時でも積極的に活用できるようになった。ただし、他人の秘密をはじめ大賢者が答えられない質問もあるため万能というわけではなく、回答を得られなかった場合は頭痛も生じない。

創造 (そうぞう)

ノル・スタルジアがオリヴィア・サーヴァントから得たユニークスキルの一つ。LPを消費することで新しくスキルを作り出し、自分のスキルにできる。作り出すスキルが強力なほどに、LPを多く消費する。

付与 (ふよ)

ノル・スタルジアがオリヴィア・サーヴァントから得たユニークスキルの一つ。創造で作り出したスキルを、他者やアイテムに与えることができる。強力なスキルを付与で与えるほどにLPを消費するほか、相手と付与するスキルの相性も影響する。また、相手との距離が離れ過ぎていると付与ができない。味方に便利なスキルを付与するのはもちろん、敵にデメリットのあるスキルを付与するという使い方もある。

編集 (へんしゅう)

ノル・スタルジアがオリヴィア・サーヴァントから得たユニークスキルの一つ。自分や相手、アイテムが所有しているスキルの内容を書き換えて強化、もしくは弱体化ができる。LPの消費量は書き換える内容によって変動し、内容によってはスキルの名称が変わったり、スキル自体が消滅することもある。

石弾 (いしだん)

ノル・スタルジアが創造によって最初に作り出したスキル。魔力を消費して石を作り出し、掌から前方に発射する。作られる石は20センチ程度なので、使い道の少ないスキルとして知られる。ただし、ノルが使う石弾は編集によって、石の大きさを100センチまで幅広く変えられる強力なスキルに改良されている。

鑑定眼 (かんていがん)

ノル・スタルジアが創造で作り出したスキル。自分や他者の本名・種族・レベル・スキルなどを覗き見ることができる。付与や編集の結果を確認するのにも欠かせないスキル。ただし、隠蔽スキルを持つ者には通用せず、確認がいっさいできなくなってしまう。派生スキルとして、アイテムの詳細やスキルを見ることができる「アイテム鑑定眼」もある。

異空間保存 (いくうかんほぞん)

ノル・スタルジアが創造で作り出した収納系スキル。異空間にアイテムなどを収納し、自由に出し入れできる。SからCのランクがあり、ノルが使用するCは一部屋程度の容量。Sは収納量が大きく、時間劣化も起きないため食料も保存可能。

迷宮階層移動 (めいきゅうかいそういどう)

ノル・スタルジアが創造で作り出した移動系スキル。ダンジョン内でのみ使用可能で、使用者が行ったことのある階層であれば誰でも瞬間移動できる、直通の穴が一定時間現れる。一度使用すると1時間程度空けなければ、再使用することができない。

解呪 (かいじゅ)

ルナ・ヒーラーが持っているスキル。呪い系スキルを消滅させられるが、代償として、消滅させる呪いの強さに応じて使用者の寿命が削られる。ルナの母親も同じスキルを持っていたが、使い過ぎて寿命が削られたことで亡くなった。ルナが持つ解呪はノル・スタルジアの編集により、代償を寿命から所持金に変えられたことで使いやすくなっている。

LP変換 (らいふぽいんとへんかん)

ノル・スタルジアがオリヴィア・サーヴァントのアドバイスで創造したスキル。特定の行動でLPを増やしたり、脳内で念じることで残りのLPを確認したりできる。派生スキルとして、金銭を10万リアごとに1ポイントのLPに交換できる「LP変換・金」と、アイテムや武器をレアリティや状態に合わせたLPに交換できる「LP変換・アイテム」が存在する。

LP (らいふぽいんと)

生命力を数値化した特殊なポイント。創造、編集、付与を使用することで消費する。大幅に消費すると体調が悪くなり、0になると死亡する。LPを増やすには、魅力的な異性と交流や性的な接触をしたり、おいしい食事を食べたり、目標を果たして達成感を得るなど、欲求を満たす必要がある。異性との交流は膝枕や恋人つなぎなどでもいいが、同じ相手や同じ行動で補充する場合は、一定時間を空ける必要がある。食事の場合はゲテモノや珍味の方が高いLPを獲得でき、達成感の場合は困難な目標を達成するほどに高いLPを獲得できる。

十六の死印 (じゅうろくのしいん)

マリア・フィアナ・アルバートが先祖から受け継ぎ、生まれつき所持していた死の呪いスキル。一定期間ごとに身体に痛みが走り、年齢を重ねるほどに間隔が短くなっていくだけでなく、痛みが重くなっていく。さらには、16歳で痛みがもっとも激しくなり、17歳になる頃には死に至る。マリア自身は死を覚悟していたが、ノル・スタルジアが編集を加えたルナ・ヒーラーの解呪によって、無事に消滅させられた。

クレジット

原作

瀬戸 メグル

キャラクター原案

竹花 ノート

書誌情報

俺だけ入れる隠しダンジョン ~こっそり鍛えて世界最強~ 12巻 講談社〈シリウスKC〉

第1巻

(2018-12-06発行、 978-4065137796)

第2巻

(2019-05-09発行、 978-4065152775)

第3巻

(2019-12-04発行、 978-4065163788)

第4巻

(2020-05-08発行、 978-4065192764)

第5巻

(2020-12-09発行、 978-4065208779)

第6巻

(2021-02-09発行、 978-4065220603)

第7巻

(2021-06-09発行、 978-4065232132)

第8巻

(2021-12-09発行、 978-4065259771)

第9巻

(2022-06-09発行、 978-4065281482)

第10巻

(2022-12-08発行、 978-4065298671)

第11巻

(2023-05-09発行、 978-4065316580)

第12巻

(2024-04-09発行、 978-4065350294)

SHARE
EC
Amazon
logo