概要・あらすじ
生まれ故郷ヴァルー・ファルーへの帰路にいる青年エジカが砂漠の旅路で出会ったのは贖罪者として追放されたかつてのヴァルー・ファルー国王であった。共に旅をするエジカと贖罪者(トルドハル王)であったが、2人は過去に暗い因縁があった。
登場人物・キャラクター
エジカ
生まれ故郷ヴァルー・ファルーに恋人を残し1年程旅をしていたが、ヴァルー・ファルーへ帰るため、砂漠を歩き続ける青年である。7年前、当時ヴァルー・ファルーの王であった贖罪者(トルハドル王)がまつりの混乱に乗じて戯者の姿で街に火を放ち、姉のノーリアとエジカ自身を犯し、殺害した過去があった。 ノーリアは死亡したが、エジカは生き残り、7 年前の出来事を過去のわざわいとして未だに忘れられず、苦しんでいる。
トルドハル王 (とるどはるおう)
国を追放され神に捧げられた贖罪者。生まれ故郷ヴァルー・ファルーへの帰路にいたエジカと出会い、共に旅をする。かつては暴虐の限りを尽くしたヴァルー・ファルーの国王であったが、盲目にされ、去勢され、額に贖罪者としての印を施され、ヴァルー・ファルーから追放された。7年前、王であった時、まつりの混乱に乗じて戯者の姿で街に火を放ち、エジカと彼の姉ノーリアを犯し、ノーリアを殺害した過去がある。
場所
ヴァルー・ファルー (ゔぁるーふぁるー)
エジカの生まれ故郷であり、かつて贖罪者(トルハドル王)が統治していた架空の都市。海に2つの虹がかかるとされる美しい王国である。50年に1度大きなまつりがあり、まつりの後に神に捧げる贖罪者を選び、偽王として国の咎を背負わせる。