僕が死ぬだけの百物語

僕が死ぬだけの百物語

的野アンジの初連載作。現代日本を舞台に、男子小学生のユウマが語り部となって怪談を紹介する物語。母親を亡くしたユウマが、彼女に会うために毎晩一人で百物語を続ける形で物語が展開される。自殺しようとしていたユウマは、クラスメイトの女子、ヒナに止められる。ユウマを助けたい一心のヒナは、時間稼ぎのつもりで百物語のことを教えるが、それを聞いたユウマは、表面上はふつうに振る舞いながらも、毎晩母親の遺影に向かって怪談を語り、一人で百物語を始める。その過程でユウマは、静かに忍び寄る怪異たちと遭遇していくこととなる。本作は、怨霊による霊障や異常者による犯行、強迫観念による自滅、新種の生物による被害といった多彩な物語をオムニバス形式で描いたホラー。また、作品全体を通してサスペンス的などんでん返しも用意されており、単なる怪談ではなくミステリーとしての要素も併せ持つ。母親の死と彼女の遺影という要素が物語の核心部分として組み込まれ、怪談の語り手と聞き手という関係性が全体を通じて重要な意味を持っている。小学館「サンデーうぇぶり」2020年12月25日から2025年3月28日まで連載。

正式名称
僕が死ぬだけの百物語
ふりがな
ぼくがしぬだけのひゃくものがたり
作者
ジャンル
ホラー
 
サスペンス
レーベル
サンデーうぇぶりコミックス(小学館)
巻数
既刊10巻
関連商品
Amazon 楽天 小学館eコミックストア

作品の概要

基本情報

的野アンジの初連載作。

要旨と舞台設定

現代日本を舞台に、男子小学生のユウマが語り部となって怪談を紹介する物語。母親を亡くしたユウマが、彼女に会うため毎晩一人で百物語を続ける形で物語が展開される。

ストーリー展開

自殺しようとしていたユウマは、クラスメイトの女子、ヒナに止められる。ユウマを助けたい一心のヒナは、時間稼ぎのつもりで百物語のことを教えるが、それを聞いたユウマは、表面上はふつうに振る舞いながらも、毎晩母親の遺影に向かって怪談を語り、一人で百物語を始める。その過程でユウマは、静かに忍び寄る怪異たちと遭遇していくこととなる。

ジャンル的特徴と位置づけ

本作は、怨霊による霊障や異常者の犯行、強迫観念による自滅、新種の生物による被害といった多彩な物語をオムニバス形式で描いたホラー。また、作品全体を通してサスペンス的などんでん返しも用意されており、単なる怪談ではなくミステリーの要素も併せ持っている。

作品固有の表現技法と特徴

作中では、百物語の形式を用いてさまざまな怪談が描かれている。また、遺影視点という仕掛けにより、最終的に百物語の真の聞き手が明らかになるという構造が採用されている。

世界観の構築と設定

本作は現代日本を舞台としながら、百物語という日本の伝統的な怪談会の形式、そして霊現象が存在する世界観が設定されている。また、母親の死と彼女の遺影という要素が物語の核心部分として組み込まれ、怪談の語り手と聞き手という関係性が全体を通じて重要な意味を持っている。

連載状況

小学館「サンデーうぇぶり」2020年12月25日から2025年3月28日まで連載。

登場人物・キャラクター

ユウマ

小学5年生の男子。鳶(とび)色の髪に柔和な性格の持ち主。2頭身の馬のぬいぐるみ「ウマキン」をかわいがっている。ヒステリックな家族の存在に怯(おび)えており、疲れを感じると「死んだフリゲーム」をする。これは、床に転がって死んだ気分になることで、世の中は自分には無関係だと開き直り、気分を楽にするというものである。教室の窓から飛び降りようとしたことがあり、クラスメイトのヒナに声を掛けられて思いとどまる。その後、家族に内緒で「百物語を語り終えた時に本物の幽霊が現れる」という怪談話を開始。自室の学習机の上にある「何か」に向けて、怪談の語り部となる。百物語を実行する時間帯は主に夕方から深夜だが、まれに早起きして怪談を語ることもある。また、ユウマの部屋を訪れた別人が怪談の語り手を担うパターンもある。

ヒナ

小学5年生の女子。黒髪をハーフアップにしている。ユウマのクラスメイト。教室の窓から飛び降りようとしていたユウマに百物語を教えて興味を惹(ひ)き、自殺を思いとどまらせた。その後もユウマの動向を気に掛けており、ユウマが学校を休んだ際には、プリントを届けに家を訪問した。そして、ユウマの誘いに応じて部屋に入り、怪談を披露したこともある。なお、百物語の言い出しっぺではあるが、咄嗟(とっさ)にユウマに教えてしまっただけで、「百物語を終えた時に幽霊が現れる」という話を本気で信じているわけではない。

書誌情報

僕が死ぬだけの百物語 10巻 小学館〈サンデーうぇぶりコミックス〉

第1巻

(2021-08-12発行、978-4098506590)

第2巻

(2021-12-10発行、978-4098508136)

第3巻

(2022-04-12発行、978-4098510696)

第4巻

(2022-08-12発行、978-4098512218)

第5巻

(2023-01-12発行、978-4098515233)

第6巻

(2023-07-12発行、978-4098525409)

第7巻

(2024-02-09発行、978-4098531103)

第8巻

(2024-07-11発行、978-4098534289)

第9巻

(2024-12-12発行、978-4098537365)

第10巻

(2025-05-12発行、978-4098540891)

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