概要・あらすじ
生方鮫行は生徒会長だが、女遊びが多かった。木造西校舎の自習室や生徒会室も、女生徒と遊ぶ為に使っていた。ある日、目にした契との恋に落ち、彼女にアプローチしていく。契の兄である佐井藤や、彼女が憧れている田中と交流する中で、より深く、真摯に愛するようになる。
登場人物・キャラクター
生方 鮫行 (うぶかた さめゆき)
生徒会長。女性を木造西校舎の自習室に連れ込むこともある。契に惹かれており、彼女が和夢と仲良くしている姿を見て、より強く思うようになった。佐井藤の財布を拾ったことから、契の家を訪れ、彼女の唇を奪った。契にアプローチを続けるが、彼女のために改装していた木造西校舎が取り壊しとなり、それと同時期に、別れを告げられた。 彼女である好とよりを戻す。
佐井藤 (さいとう)
『僕は天使に嘘をつかない』に登場するキャラクター。男性教師。契の兄で、彼女を清く正しく育てることが生き甲斐。以前は暴力事件があった、S工業高校にいた。風紀の乱れを憂い、土曜日の会議でも木造西校舎の解体を提言するが、校長たちに退けられる。美しく明るい野々崎に反発を覚えつつも、惹かれている。契が生方と関係を持ったと勘違いし、彼女にきつく当たる。 野々崎や契の変化に次第に心を変え、彼女たちの自由な生き方を認めるようになっていく。
野々崎 (ののざき)
『僕は天使に嘘をつかない』に登場するキャラクター。校医の女性。カウンセラーとして生徒に向き合うこともある。財布を忘れた佐井藤を助けてくれた。竹巻の元妻で、そのころは大和撫子的な妻を演じていたが、本来の自分とあわずにやめた。佐井藤と惹かれあうようになる。
佐井藤 契 (さいとう ちぎり)
『僕は天使に嘘をつかない』に登場するキャラクター。女子高校生。一年生。教師の佐井藤の妹。和夢を追いかけて、同じ学校に来た。兄の財布を届けに来た生方に、唇を奪われた上に、彼と関係を持ったと勘違いした兄に、頬を殴られる。その後、和夢とのつきあいを否定されたと勘違いし、彼へ別れを告げる。しばらく生方に惹かれるが、木造西校舎の取り壊しをきっかけに別れを告げ、和夢と共に過ごすようになる。
田中 和夢 (たなか わむ)
『僕は天使に嘘をつかない』に登場するキャラクター。生徒会副会長。木造西校舎で契と再会。契と一時付き合うが、兄の反対を受けたと勘違いした契が、関係の解消を願う。和夢は佐井藤に認めて貰おうと奮闘する。生方が契と関係を持ったと思い、一時つれなくするが、もっとも傷ついている彼女を受け止めるのは、自分しかいないと一念発起。 共に寄り添うようになる。
好 (このみ)
『僕は天使に嘘をつかない』に登場するキャラクター。生方の現彼女。彼に対して、淡泊な態度をとっている。生方が契にアプローチする中で、一時身を引くが、野々崎や佐井藤たちの言葉をうけて、再度、生方に寄り添うようになった。
竹巻 (たけまき)
『僕は天使に嘘をつかない』に登場するキャラクター。佐井藤の大学時代の先輩。離婚歴がある。野々崎は元妻。
場所
木造西校舎 (もくぞうにしこうしゃ)
生徒会に所属する生徒が、よく自習室に異性を連れ込み、行為を行っている。実は佐井藤が前の学校にいた頃に売約済みで、物語終盤で取り壊される。ラブホテルになる予定。