概要・あらすじ
上京して就職し、転職を重ねて東京でカフェの店長を務めていた小松薫は、気がつくと独身のまま40歳の誕生日を迎える。仕事、生活には不満も不自由も感じていなかったが、人生の折り返し地点でふと迷いが芽生えていた。そんなとき、カフェにやってきた本社の社員・芝田から、故郷・角島の店舗がうまくいっていない旨を伝えられて角島店への転勤を命じられることになり、薫は渋々ながらも受け入れる。だが、角島店に電話すると、対応したのはぞんざいな口調のアルバイト店員であり、薫は戸惑いを覚えるのだった。
登場人物・キャラクター
小松 薫 (こまつ かおる)
ライフスタイル提案型カフェ「モリノカフェ」で店長を務める女性。40歳。眼鏡と、額を出したロングの黒髪が特徴。角島県出身。独身で、前の会社を辞める直前まで付き合っていた相手と別れてから5年近く恋人がいない。3週間かけて部屋を断捨離したばかりで、家族も彼氏もいないため会社から提示された故郷の店舗への転勤を承諾することになる。