双頭の蛇

双頭の蛇

自由の国・アメリカの社会的病巣であり恥部ともいわれた人種問題に真っ向から斬り込んだ社会派暗黒街ドラマ。過酷な差別政策を受け続けていた黒人の公民権運動が空前の盛り上がりを見せていた1960年代後半に、その約20年後を想定して描かれた作品。「週刊少年チャンピオン」1969年10月15日号に掲載された作品で、手塚治虫漫画全集の『ザ・クレーター』第1巻に収録されている。

正式名称
双頭の蛇
ふりがな
そうとうのへび
作者
ジャンル
サスペンス
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概要・あらすじ

1990年のアメリカの都市では黒人が増え続け、ついには人口が白人と同数になっていた。黒人を毛嫌いする街のギャング団のボスであるキケロは、黒人のパンキー警部と激しく対立する。しかし皮肉なことに、キケロの息子が黒人少年のリューと親友だったために、キケロには残酷な運命が待っていた。

登場人物・キャラクター

キケロ

表の顔は薬局の店主で息子思いの善良な父親だが、裏の顔はシカゴの暗黒街を支配するギャング団「双頭の蛇」のボスという2つの顔を使い分ける男性。極端に黒人を毛嫌いしている白人優越思想の人種差別主義者で、黒人のパンキー警部と対立している。

パンキー警部 (ぱんきーけいぶ)

シカゴの街で凶悪な犯罪を重ねるギャング団「双頭の蛇」の壊滅という使命感に燃える、長身で大柄な体格の黒人警部。ギャング団の内部情報によってボスの正体を知り、キケロと対立する。

リュー

土木労働組合委員長だった父親を、ギャング団「双頭の蛇」に殺害された黒人少年。「双頭の蛇」のボスのキケロを父の仇と憎むが、キケロの息子とは仲のいい友達という相反する境遇に苦悩する。

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