古見さんは、コミュ症です。

美人で成績優秀だが、人付き合いが極端に苦手な「コミュ症」の女子高生。そんな彼女の友達作りに協力することになった男子高校生が奮闘する学園コメディ。「週刊少年サンデー」2016年第25号から連載。

正式名称
古見さんは、コミュ症です。
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
友情
レーベル
少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
既刊7巻
関連商品
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あらすじ 

第1巻

高校1年生の只野仁人は、中学時代の失敗から、高校ではできるだけ目立たぬように過ごそうと考えている。しかし高校入学直後、仁人は学園のマドンナ的存在の古見硝子の秘密を知ってしまう。容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の硝子は、実は人と話す事が極端に苦手な「コミュ症」だったのである。そんな硝子の、友人を100人作りたいという願いを知った仁人は、その日から硝子の一人目の友人として協力することを決意する。しかし、硝子以外に友人がいない仁人と、声を発するのも困難な硝子の二人だけではうまくいかず、仁人は長名なじみの力を借りる事にする。なじみは、私立伊旦高校の生徒は全員自分の幼なじみと称するほど顔が広く、コミュニケーション能力に長けた存在だからである。なじみのアドバイスで、まずは比較的硝子と性質の近い上理卑美子に声を掛けた硝子は、見事卑美子と親しくなる。しかし、自分と硝子は友人としてとても釣り合わないと考える卑美子は、その日からなぜか硝子の犬、つまり下僕を名乗るようになってしまう。

第2巻

長名なじみ上理卑美子が加わった事で、古見硝子の友人100人計画は、残り97人となった。そんなある日、なじみはクラスメートの山井恋から、硝子を紹介してほしいと頼まれる。恋は一見クラスの中心人物のように振る舞っているが、その正体は硝子の熱心なファンで、硝子に強烈な恋愛感情を抱いていたのである。さらに恋は、最近硝子と急接近した只野仁人の事が気に入らず、硝子と親しくなるのと同時進行で、仁人を懲らしめるため自室に監禁する。しかし、それはすぐに硝子となじみにばれてしまい、開き直った恋は、硝子には仁人のような平凡な人間よりも、自分のような華やかな人間こそがふさわしいはずだと迫る。だが硝子はそれを否定、自分の友人は自分で決めると恋に伝え、その場を去るのだった。これがきっかけで仁人と硝子の関係は一つ深まり、反省した恋は硝子に謝罪。そして硝子の「コミュ症」を知った恋は、硝子の新たな友人となり、自分がそれを克服させてみせると意気込むのだった。

第3巻

夏休み。山井恋中々思春とも親しくなり、古見硝子の「コミュ症」は順調に改善されていた。しかし、自分から友人を誘って遊びに行く事はまだできず、夏休み開始から1週間が経過しても、誰にも連絡する事ができずにいた。そんなある日、硝子は長名なじみの誘いで、只野仁人上理卑美子を交えた四人でプールに行く事になる。当日は噂を聞き付けた恋とその友人達も加わり、硝子は途中ケガをしてしまうトラブルがありつつも、楽しい時間を過ごす。その後、硝子は毎年恒例のお墓参りに行くが、去年会った時はうまくコミュニケーションが取れなかった従妹の古見晶とはいっしょにボードゲームをするほどなかよくなり、祖母の古見結子に対しては、高校生活が楽しいと前向きな報告をする。そして夏祭りでは友人達と賑やかに過ごすだけではなく、仁人と二人でゆっくり遊ぶ事もでき、お祭りが終わる頃には、硝子の友人の数はついに二桁に達し、100人までは残り89人となっていた。

第4巻

夏休み最終日。古見硝子長名なじみに突如呼び出され、只野仁人山井恋も交えた四人で夏休みの宿題をする事になった。硝子と恋はすでに宿題を終えていたのだが、なじみはまったく手をつけておらず、仁人も危機的状況にあるのだという。硝子はそんな三人といっしょに勉強をしながら今年の夏を振り返り、こんなに楽しい夏は初めてだったので、このまま休みが終わってほしくないと思うのだった。そして新学期が始まり、すぐに私立伊旦高校に体育祭が訪れる。そこで2年生の根津野ちかになぜかライバル視された硝子は、最終競技であるクラス対抗リレーの走者として、ちかと競う事になる。競技中転んでしまった硝子は、最終的にちかに勝ちを譲るが、ミスをしても応援してくれるクラスメートの温かさと、ケガをしながら2位まで追い上げた硝子を称えるちかの人柄に触れ、体育祭はとても思い出深いものとなるのだった。

第5巻

秋。私立伊旦高校では文化祭の準備が始まり、只野仁人達の1年1組では、古見硝子の希望もあってメイド喫茶をする事になった。硝子は準備中、最近親しくなった尾根峰ねねに加え、尾鶏かえでともなかよくなり、クラスの一員として充実した時間を過ごす。そして訪れた当日も、硝子はなぜか女装させられた仁人や、売上獲得に燃える長名なじみ達と共に、1年1組をクラス発表最優秀賞にするべく奮闘する。結果、1年1組は見事クラス発表最優秀賞に輝きかけるが、なじみによる、あまりにも手段を選ばない営利行為により教師達に睨まれてしまい、受賞資格をはく奪されてしまうのだった。こうして最優秀賞を逃してしまった硝子達だったが、後夜祭のダンスパーティで、硝子は女装したままの仁人と踊り、二人はまた大切な思い出を増やすのだった。

第6巻

11月。古見硝子私立伊旦高校1年1組の面々と文化祭の打ち上げをしたり、只野仁人、只野瞳、そして父親の古見将賀の四人で買い物をしたりと、楽しく過ごしていた。そんなある日、入学以来ずっと不登校だった片居誠がついに登校して来る。誠は入学直前に体調を崩し、長期欠席した事がきっかけで学校に行きづらくなってしまい、その後半年以上休んでいたのである。しかし事情を知らない1年1組の面々は、誠の強面の容姿から彼が不良であると勘違いし、近づく事ができずにいた。だが、そんな誠にいち早く声を掛けたのは、仁人であった。仁人は、誠が硝子と同じ「コミュ症」なだけで、本当は穏やかな人物であると気づいていたのである。そこで仁人は、性格の似た硝子と誠であればきっとなかよくなれるはずだと考え、三人で過ごすようになる。こうして誠と硝子は親しくなり、仁人の人柄に救われた誠は、その日から仁人を密かに慕うようになるのであった。

第7巻

12月。クリスマスが近づき、古見硝子はイブの日に行われる私立伊旦高校1年1組のクリスマスパーティに向けて準備をしていた。その翌日の25日は自分の誕生日であると言い出せずにいた硝子であったが、当日は只野仁人達からサプライズでプレゼントを受け取り、幸せな1日を過ごす。そして年が明け、硝子は古見結子の知人の頼みで、神社で巫女のアルバイトをする事になる。そこで偶然井中のこ子といっしょに働く事になった硝子は、のこ子のサポートで、無事に接客のアルバイトを成功させるのだった。その直後、硝子は体調を崩した仁人から、SOSの電話を受ける。旅行で家族が不在の仁人は、熱で起き上がれなくなり、長名なじみに助けを求めようとしたところ、誤って硝子に連絡してしまったのである。しかし、それを知らない硝子は只野家を訪れ、仁人を看病する。そして仁人の容体が落ち着き、眠ってしまったあと、硝子は思わず仁人の手を握ってしまうが、その姿をなじみに目撃されてしまう。

第8巻

古見硝子は、眠っている只野仁人の手を握っている姿を長名なじみに目撃された事で、非常に気まずい思いをしていた。しかし仁人は、当日の事をあまりよく覚えていなかった事と、なじみに対してはなんとか誤魔化せた事で事なきを得る。その直後、修学旅行に向けての準備が始まるが、中学時代、友人がいなかったために修学旅行を休んでしまった硝子は、強い不安を感じていた。そんな硝子に仁人は、もしも硝子が当日どうしても楽しめそうになく、旅行に行きたくないと思ったら、その時は自分といっしょに休んでしまおうと言い、その優しさに硝子は安堵するのだった。そして班決めが始まるが、硝子の予想に反し硝子は大人気で、なんと1年1組はくじ引きで班を決める事になってしまう。結果、硝子はこれまでほとんど話した事のない加藤三九二と佐々木あやみと班を組む事になるが、当日いっしょに過ごすうち、二人の意外な一面に触れ、楽しい時間を過ごす。そして帰りの電車では、あやみのはからいで、硝子と仁人はとなりの席で帰路につくのだった。

第9巻

2月。修学旅行が終わり、古見硝子私立伊旦高校1年1組の面々は、旅行を通じて親しくなった友人達と、新しい人間関係を築き始めていた。そしてバレンタインデーが近づき、硝子は友人達に日頃の感謝を伝えるため、尾根峰ねねと尾鶏かえでの三人で友チョコ作りに励む。しかし当日、硝子は最も感謝を伝えたいはずの只野仁人にだけはどうしても声を掛けられず、チョコレートを渡せないまま放課後になってしまう。このままでは終われないと考えた硝子は只野家に向かい、硝子の来訪に気づいた只野瞳のはからいで、とうとう仁人にチョコレートを渡す事に成功する。感激した仁人は1か月後のホワイトデーにキャンディとハンドクリームを贈り、二人の関係は、少しではあるが、また進展するのだった。 

登場人物・キャラクター

主人公

私立伊旦高校1年1組に所属する男子生徒。前髪を眉上で短く切った短髪ヘアに、頭頂部に生えたトマトのヘタのような白い髪が特徴。中学時代、自らの個性をアピールしようとして失敗した過去から、高校では周りの空気... 関連ページ:只野 仁人

只野仁人のクラスメイトで、私立伊旦高校1年1組に所属する女子生徒。癖のある前髪を目の上で切り、腰まで伸ばした黒髪ストレートロングヘアをしている。非常に美しい容姿をしていることから、入学してすぐ学園のマ... 関連ページ:古見 硝子

只野仁人の幼なじみで、私立伊旦高校1年1組に所属する生徒。性別は不明。癖のある前髪を目の上で切り、肩につかない長さの灰色のボブヘアを外にはねさせている。頭頂部から2房飛び出した「アホ毛」が特徴。「長名... 関連ページ:長名 なじみ

只野仁人のクラスメイトで、私立伊旦高校1年1組に所属する女子生徒。前髪を真ん中で分けて額を全開にし、癖のある髪をポニーテールにしたパイナップルのような髪型で、眼鏡をかけている。極度のあがり症で人前に立... 関連ページ:上理 卑美子

只野仁人のクラスメイトで、私立伊旦高校1年1組に所属する女子生徒。前髪を目の上で切り揃え、胸のあたりまで伸ばしたロングヘアを外にはねさせている。髪の左サイドにだけ顔の高さにリボンを付けている。クラスで... 関連ページ:山井 恋

長名なじみの幼なじみで、なじみが引っ越しする前に親しくしていた男子生徒。本名は不明。前髪をカチューシャで上げて額を全開にし、肩につかない長さの髪を後ろにはねさせている。体型は少々太目で、耳にピアスを多... 関連ページ:まぁくん

しーちゃん

まぁくんの友人で、長名なじみの幼なじみでもある男子生徒。本名は不明。前髪を上げて額を全開にし、顎のあたりまで伸ばした髪を外にはねさせている。少々出っ歯気味で、目が細い。なじみを必死で探していたまぁくんの恋路を応援しており、彼の想いが報われるように祈っている。

只野仁人のクラスメイトで、私立伊旦高校1年1組に所属する女子生徒。前髪を眉上で切り揃え、腰まである長髪を二つ結びにしている。極度の「負けず嫌い」で、古見硝子のことを「神」「クラスで最も優れた存在」と呼... 関連ページ:矢田野 まける

只野仁人と同じ私立伊旦高校に通う、1年の女子生徒。いわゆる「中二病」女子。前髪を斜めに切り揃えた黒髪のボブカット、左手に包帯、右手には指ぬきグローブをつけ、左目の「邪眼(ものもらい)」を眼帯で隠してい... 関連ページ:中々 思春

場所

私立伊旦高校

只野仁人たちが通う私立高校。県内有数の進学校だが、入学試験は面接のみで行われ、合格基準は「個性的な生徒であるか」の1点のみという変わった方式を採っている。そのため生徒は成績優秀であるのに加え、奇人、変... 関連ページ:私立伊旦高校

書誌情報

古見さんは、コミュ症です。 既刊7巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉 連載中

第1巻

(2016年9月16日発行、 978-4091273437)

第2巻

(2016年12月16日発行、 978-4091274267)

第3巻

(2017年3月17日発行、 978-4091275097)

第4巻

(2017年6月16日発行、 978-4091275752)

第5巻

(2017年7月18日発行、 978-4091276643)

第7巻

(2017年12月18日発行、 978-4091278852)

第8巻

(2018年3月16日発行、 978-4091280916)

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