概要・あらすじ
作者(狩野真央)は昔からミーハー体質。少女のころ、テレビで歌舞伎役者の坂東玉三郎や片岡孝夫(現・片岡仁左衛門)を見て、生で鑑賞したいと思い立った。おカタいという印象を抱きながらも歌舞伎座に向かうと、その煌めく世界に一気にはまってしまう。そんな自身の経験から始まり、演目の構成、代表的な役者、主な物語を紹介しながら歌舞伎の魅力を熱く語る。
登場人物・キャラクター
狩野 真央 (かりの まお)
普段はラブストーリーを中心に活動する漫画家。少女のころ、坂東玉三郎、片岡孝夫に惹かれたことがきっかけで歌舞伎にはまる。黒衣姿で登場し、演目の構成、代表的な役者、主な物語を紹介しながら歌舞伎の魅力を熱く語る。
坂東 玉三郎 (ばんどう たまさぶろう)
実在の歌舞伎役者・五代目坂東玉三郎がモデル。屋号は大和屋。片岡孝夫とともに昭和の孝玉ブームを形成した不世出の女形。作者・狩野真央が歌舞伎の虜になるきっかけとなった1人。代表作を紹介しながら、その演技の魅力が解説される。
片岡 仁左衛門 (かたおか にざえもん)
実在の歌舞伎役者・十五代目片岡仁左衛門がモデル。屋号は松嶋屋。旧名の片岡孝夫時代、坂東玉三郎とともに昭和の孝玉ブームを形成した。特に助六など美男子を演じさせれば天下一品。作者・狩野真央が歌舞伎の虜になるきっかけとなった1人。
市川 海老蔵 (いちかわ えびぞう)
実在の歌舞伎役者・十一代目市川海老蔵がモデル。屋号は成田屋。狩野真央は彼が幼い頃からテレビで見かけていたが、市川新之助を襲名し、新・三之助として話題になったころからその美少年ぶりに注目。現在は一番の贔屓役者。