概要・あらすじ
高橋かすみは地味でダサくて不細工。おとなしくて仕事も遅く、会社では空気のような存在の女性だ。30歳の誕生日だというのに男性からはもちろん同性からも誘いがない。そんな状況に家族からも心配される始末。仕事帰り、かすみの会社で清掃員をしている中年男性・作井望に今日の夜上演の演劇チケットを売りつけられる。誕生日に早く帰りたくなかったかすみは迷った挙げ句、公演を見に行く。その舞台は素晴らしく、役者たちがみんな輝いて見え、拍手の嵐に包まれていた。感動したかすみは「自分も舞台に立ってみたい」という情熱が芽生え、思い切って作井主催の劇団「オカピの頭」に入団し、役者への道を歩み始める。
書誌情報
君の大声を聞いたことがない 2巻 小学館〈ビッグ コミックス〉
第1巻
(2018-12-27発行、 978-4098601493)
第2巻
(2020-04-27発行、 978-4098606085)