あらすじ
J大学山岳部OBの親睦会を兼ねた登山で、尾張に登っていた浅井と石倉は、歩き慣れたはずの山で思わぬ事故と吹雪にあい、遭難してしまう。事故による骨折で出血がひどい石倉は死を覚悟し、過去に自身が犯した罪を浅井に告白する。しかし、吹雪が弱まると、山小屋がすぐ目の前にあることがわかり、ふたりは無事救出される可能性が高くなった。
石倉の犯した罪を知ったことで、自分が殺されるのではないかと疑心暗鬼になる浅井。不審な動きを見せる石倉。ふたりの山小屋での一夜を描いた密室劇。
実写映画
登場人物・キャラクター
浅井 (あさい)
J大学山岳部に所属していた男性。山岳部OBの親睦会を兼ねた登山で、石倉と共に尾張に登り遭難する。大学時代、他に友達のいなかった石倉と仲良くするなど、面倒見の良い性格。事故で骨折し、動けなくなった石倉を見捨てずに山小屋へと運ぶ。
石倉 (いしくら)
J大学山岳部に所属していた男性。大学卒業後、就職をせずその日ぐらしをしており、借金がある。山岳部OBの親睦会を兼ねた登山で浅井と二人で尾張に登り、骨折。出血も多かったことから、命はないものと思い、過去に犯した罪の告白をする。友人と言える人間は浅井しかいない。大学時代同じ山岳部メンバーだった西田さゆりのことが好きだった。
西田 さゆり
浅井、石倉と同じJ大学山岳部に所属していた女性。山岳部メンバーと共に登っていた尾張で行方不明となり、半年後遺体となって発見された。死因は足を滑らせて崖から落ちた事故死とされている。行方不明となった際は、石倉とチームを組んで山に登っていた。
集団・組織
J大学山岳部
浅井、石倉、西田さゆりが所属していた部活動。OBは親睦会を兼ね、2年に一度尾張に登る。
場所
尾張
J大学山岳部OBが親睦会を兼ね、2年に一度昔の仲間と共に登る山。大学時代にも登ることが多く、J大学山岳部のメンバーにとって庭のような山である。過去に山岳部メンバーだった西田さゆりが行方不明となり、半年後死体となって発見された場所でもある。
クレジット
- 原作