概要・あらすじ
森高弥生は新東京博物館の地学部員であり、ニューロチップAI(人工知能)のスーパーEの中につくられた白亜紀の恐竜のいる仮想世界を自由に行動することができる。仮想世界の出来事や新東京博物館のユニークな研究者・学芸員を中心に自然や科学に関する物語が展開する。
登場人物・キャラクター
森高 弥生 (もりたか やよい)
東京上野公園にある新東京博物館に勤務している地学部員の24歳の女性。ニューロチップAI(人工知能)のスーパーEの中につくられた白亜紀の仮想世界を自由に行動できる。
益子館長 (ましこかんちょう)
森高弥生が勤める東京上野公園にある新東京博物館の館長で、日本古生物研究を引っ張ってきた重鎮。78歳。 森高弥生に化石クリーニング作業の価値を諭す。
塩野理事長 (しおのりじちょう)
森高弥生が勤める東京上野公園にある新東京博物館の理事長で、元大蔵省主計局長。スーパーEを使って白亜紀の仮想世界を探検するアミューズメント・パークを計画し、研究成果を世間に知らしめ夢を与えようと目論んでいる。
寺越 (てらこし)
森高弥生が勤める東京上野公園にある新東京博物館のスーパーEの制御を担当する主任オペレーター。白亜紀の仮想世界にいる森高弥生を補佐するが、時に辛く当たる。
星之川 (ほしのがわ)
森高弥生が勤める東京上野公園にある新東京博物館の宇宙科学研究部長。隕石の採取・研究では日本の第一人者。
有馬 (ありま)
森高弥生が勤める東京上野公園にある新東京博物館の化石が命の地学部員で、森高弥生の同僚。そのキャラクターから毎年のクリスマス・パーティーではトナカイ役をやらされる。
高岡 春美 (たかおか はるみ)
森高弥生と同じく、スーパーEの仮想世界を自由に動ける女の子。森高弥生が初めて高岡春美をスーパーEの白亜紀の仮想世界を案内したとき、人間の安全機能最優先のスーパーEは二人を仮想世界から解放しようとしなくなる。
西澤博士 (にしざわはかせ)
森高弥生が勤める東京上野公園にある新東京博物館の、ニューロ・チップAI(人工知能)スーパーEの生みの親の天才的数学者。
鴨下 (かもした)
森高弥生が勤める東京上野公園にある新東京博物館の鳥類研究室長。森高弥生をフィールド観察に誘い、自然は人間が体系づける以上に複雑であると諭す。
その他キーワード
スーパーE (すーぱーいー)
森高弥生が勤める東京上野公園にある新東京博物館の超弩級ニューロ・チップAI(人工知能)。開発チームはスーパーEの中に白亜紀初期の化石情報に6千万年の淘汰の歴史を与え、生態系の進化を仮想世界をつくりあげた。最終的には、ワークメットを通じて被験者が白亜紀の仮想世界を自由に歩けるようになることを目指しているが、まだ森高弥生しか自由に歩けない。