土偶ファミリー

土偶ファミリー

遮光器土偶の少年と同級生や教師たちが織りなす日常をドタバタコメディタッチで描くナンセンスギャグ漫画。友情やスポーツ、恋に悩む青春群像に加えて、タイム・トラベルや巨大ロボットが登場するSFタッチの冒険アクションなど盛り沢山な内容となっている。「月刊少年マガジン」1988年12月号から1989年10月号まで連載された作品。

正式名称
土偶ファミリー
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
レーベル
月刊マガジンコミックス(講談社)
巻数
全5巻
関連商品
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概要・あらすじ

土偶族の土偶寺次郎は、身体が素焼き製だった。衝撃で割れてしまう次郎が縄文小学校に転校してきてからは、先生や同級生たちはドキドキヒヤヒヤの毎日。やがて次郎は級友の美少女、金城恵美と相思相愛の仲となり、少年野球チームに入って必死の特訓に挑み、強豪チームとの試合で死闘を繰り広げるのだった。そしてある日、次郎と恵美は級友と共に縄文時代にタイムスリップし、土偶と古代人にまつわる隠された歴史の真相を知る。

大冒険の末に現代に帰還した次郎と恵美は、2人にとって最大の試練となる大事件に巻き込まれていく。

登場人物・キャラクター

主人公

土偶家の次男坊で、身長86センチ、体重55キロの土偶族の少年。趣味は野球と陶芸とゲーム。縄文小学校6年C組に転入したのち、弥生中学校に進級する。身体が割れやすいというハンデにもめげずに人間社会に溶け込... 関連ページ:土偶寺 次郎

金城 恵美

縄文小学校に転入し、土偶寺次郎の同級生となる女子生徒。大金持ちの金城財閥の令嬢で、双子姉妹である金城明美の妹。顔は姉と瓜二つだが性格は正反対で、おとなしく優しいタイプ。次郎とは相思相愛の仲となる。母親から長刀を習っており、いざという時にはその腕前を披露する。

金城 明美

縄文小学校に転入し、土偶寺次郎の同級生となる女子生徒。大金持ちの金城財閥の令嬢で、双子姉妹である金城恵美の姉。顔は妹と瓜二つだが性格は正反対で、勝気で男勝りな性格。居合い抜きが得意で、常に真剣を帯刀している。

有川 マコト

縄文小学校で土偶寺次郎の同級生となる土偶家の隣人の男子生徒。次郎とは喧嘩もするが一番の親友。学校の成績はいつも次郎とビリ争いをしているほどの劣等生。次郎とはスポーツでも遊びでもタイムスリップでも、常に行動を共にする。

江戸川 晴吉

縄文小学校で土偶寺次郎のクラス担任教師。お調子者で、いつも生徒にからかわれている。同僚の教師、神楽涼子に片思いをしており、彼女をデートに誘おうとしているものの、そのたびに生徒たちに邪魔される。縄文時代では、顔と性格が同じの「エドガ」として登場する。

神楽 涼子

縄文小学校の教師。江戸川晴吉が不在の時は、土偶寺次郎のクラスの臨時担任をする。のちに弥生中学校に異動し、次郎のクラス担任となる。縄文小学校の時は同僚教師の江戸川晴吉に迫られ、弥生中学校に移ってからはラーメン屋のくまさんに片思いされるほどの美人。

飢野 サナエ

超貧乏な生活を強いられている中年の主婦で、江戸川晴吉とは小学校時代の同級生。「タエ子」と「ビン坊」という名の2人の子供を抱え、お腹を空かせていつもフラフラになってさまよい歩く。土偶寺次郎たちとは海水浴場と栗園の栗ひろいで出会い、騒動を引き起こす。

本命 光太郎

縄文小学校で土偶寺次郎の同学年別クラスの男子生徒で、キザな性格だがスポーツ万能。次郎とは金城恵美をめぐって恋敵となり、運動会のリレー競争などでたびたび対決したが、野球ではチームメイトとなる。

砂頭巾

三角帽子を目深にかぶり、マフラーをして登場する。土偶寺次郎がピンチの時にはいつもどこからともなく現れ、次郎を助けていずこへと去っていく謎の男性。TVアニメ「ムーミン」のスナフキンのパロディー的キャラクター。

モアマイケル

身体全体が固い石でできたモアイ像人間。国際学校の外人チームである「ヤンキース」の中心選手として、野球大会の決戦戦で土偶寺次郎たちのチーム「ヒストリーズ」と対決する。その特殊な巨体を活かした攻撃によって対戦チームの選手をけが人だらけにすると恐れられている。

時実

かつて土偶家で飼われていた、人間の言葉を話せる亀。両目から光線を放って時空の穴を作り出し、土偶寺次郎を背中に乗せて縄文時代にタイムスリップするという不思議な超能力を持っている。背中の甲羅は非常に硬く、斧で叩いてもびくともしない。

クッパ

縄文時代に竪穴式住居で姉のハツと暮らす少年。両親をドグラ率いる土偶たちに殺害され、土偶族に大きな恨みを抱いている。タイムスリップして来た土偶寺次郎たちと共に、両親の仇を討つために、ドグラに勇敢に立ち向かう。

ハツ

縄文時代に竪穴式住居で弟のクッパと暮らす美少女。両親の仇であるドグラを倒すため、クッパや土偶寺次郎たちと共にドグラの宮殿を急襲するがたびたび危険にさらされる。現代につながる隠された出自を持つ女性。

ビビンバ

縄文時代にドグラの側近として手下を束ねる土偶一族の頭目。イノシシを馬代わりに乗り回して人間狩りをしており、土偶寺次郎たちと壮絶な戦いを繰り広げる。現代では科学者として秘密の研究をする老博士、「土偶院瓶内」となる。

ドグラ

縄文時代の土偶一族の首領で、暴力で強権をふるう独裁者。日本を土偶族の天下とする野望を実現するため、手下に命じて人間狩りをしている。縄文人のクッパや現代からタイムスリップして来た土偶寺次郎たちと死闘を繰り広げる。

飯塚

弥生中学校で土偶寺次郎と同級生となる大柄な体格の男子生徒。小学生時代に、ボクシング部の中学生を喧嘩して泣かせたという暴れ者。土偶院雛子に片思いしており、彼女をめぐって次郎と対立関係となる、しかし、根は純情で優しい一面も秘めている。

土偶院 雛子

弥生中学校で土偶寺次郎と同級生となる女子生徒。どこか寂しげな影がある美少女で、次郎を毛嫌いしている。暴れ者の飯塚に好かれるが、冷たく無視している。その出自に秘密があり、のちに大事件に巻き込まれる。

くまさん

弥生中学校の通学路にある土偶寺次郎や相川マコトたちの行きつけの「ラーメン熊」の店主。ヒゲ面のいかつい男性だが、店では生徒たちの良き相談相手となっている。神楽涼子に片思いしており、彼女とデートをしようと悪戦苦闘する。

神楽 京子

弥生中学校に転入し、土偶寺次郎と同級生となる女子生徒。神楽涼子の妹で、大阪の親元を離れ単身東京に引っ越し姉と同居する。女性らしい姉とは正反対の勝ち気なおてんば娘で、周囲を大混乱に陥れる。ラーメンが大好物。

大鉄偶01

土偶院研究所によって、土偶家への復讐と世界征服を目的に製造された鋼鉄製の土偶型巨大ロボット。無限の超パワーを得ることができる、「ドグラ・クリスタル」を奪うために「縄文ビーム」や「ミサイル・ランチャー」を発射して街を破壊し暴れまわる。

土偶神

巨大な動く土偶。地球を壊滅させるほどのエネルギーを持つ「ドグラ・クリスタル」が悪用されぬように縄文時代に作られた土偶一族の守り神。「ドグラ・クリスタル」を奪い返すために現代によみがえり 、大鉄偶01と対決する。

集団・組織

土偶寺一家

縄文町に引っ越してきた土偶族ファミリー。祖父で4534歳のミノ吉、祖母で4525歳のハツ、293歳の父親で警部補の一之介、母親で269歳の春代、長男で大和予備校生の太郎、長女で弥生中学3年生の花子、そして次男の土偶寺次郎の7人家族。大騒動ばかり巻き起こす末っ子の次郎を全員で優しく見守る温かい家族。

書誌情報

土偶ファミリー 全5巻 〈月刊マガジンコミックス〉 完結

第1巻

(1989年10月発行、 978-4063022834)

第2巻

(1990年8月発行、 978-4063023091)

第3巻

(1991年8月発行、 978-4063023398)

第4巻

(1992年6月発行、 978-4063023626)

第5巻

(1993年4月発行、 978-4063023886)

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