夏藤さんちは今日もお天気

父親の再婚によって若い母親を迎えることになった小学4年生の男の子を中心に、家族のすれ違いや夫婦の絆を描いた作品。世界観はわかつきめぐみの『ヨツジロさん』と同一で、こちらは本作『夏藤さんちは今日もお天気』にも登場するヨツジロが主人公となっている。

正式名称
夏藤さんちは今日もお天気
ふりがな
なつふじさんちはきょうもおてんき
作者
ジャンル
家族
レーベル
KCデラックス(講談社) / 白泉社文庫(白泉社)
巻数
全1巻完結
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

3人の子供を抱えた40歳の夏藤司が、24歳の夏藤花穂と再婚した。ところが、司は式も挙げずに植物研究のため旅に出ることになってしまう。家族が司を見送るなか、高校1年生の次女、夏藤のばらだけは父親の再婚に納得がいかず、1人部屋に閉じこもっていた。司はのばらの気持ちを汲み、彼女を責めることなく笑顔で旅立つ。

だが小学4年生の夏藤水琴は、そんな姉を「コドモ」と断じるのだった。

登場人物・キャラクター

夏藤 水琴 (なつふじ みこと)

小学4年生の男の子。父親である夏藤司を心から尊敬している。生まれてすぐに母親を事故で亡くしており、母親の記憶はない。料理がヘタで泣き虫な「新しいかーさん」である夏藤花穂が大好きで、彼女と夏藤のばらとの確執においても花穂の肩を持つ。

夏藤 花穂 (なつふじ かほ)

夏藤司と結婚したことで、24歳にして3人の子持ちとなった女性。結婚直後に司が仕事で長期間、家を留守にすることになったため、継子と4人で暮らすことになる。ほがらかな性格でいつも笑顔を絶やさないが、物心ついた時にはすでに父親がおらず、19歳で母親を亡くして天涯孤独の身になったという辛い過去を持っている。

夏藤 司 (なつふじ つかさ)

植物学者の男性で40歳。10年前に妻に先立たれている。夏藤花穂を後妻として迎えたが、結婚式も挙げないまま仕事で海外へ旅立つことになった。長く仕事で家を留守にした後は、必ず家族への愛を叫びながら帰宅するという変な癖を持っている。

夏藤 のばら (なつふじ のばら)

夏藤司と前妻の間に生まれた次女で、高校1年生。夏藤家で唯一、父親の再婚に反対しており、後妻である夏藤花穂に対してわだかまりを感じている。しかし、姉や弟、父親の恩師である真垣らの協力もあり、少しずつ花穂との気持ちの距離を縮めていく。

夏藤 うてな (なつふじ うてな)

夏藤司と前妻との間に生まれた長女で、20歳。現在は働きに出ている。10歳で実母を亡くして以来、父親が仕事で留守にしている間は、妹と弟たちを自分が守らなければならないという強い気持ちを持っている。妹や弟の遠足の時には手作り弁当を持たせているが、「手抜き弁当」とあまり評判は良くない。

真垣 (まがき)

夏藤司の恩師である大学の先生。当時から司には目をかけており、夏藤家とは自身の妻も含め、家族ぐるみで付き合いがある。面白いことが好きで、あちこちに顔を突っ込むため周囲に呆れられることもあるが、本人はさして気にしていない。

真垣 末子 (まがき すえこ)

真垣の妻。常に着物姿で、品がよく料理も上手な老婦人。気の強い性格で、真垣と怒鳴りあったり喧嘩をして家出することもある。夏藤花穂にとって良き相談相手で、料理を教えてほしいと頼まれた時にも快諾した。

琴丸 (ことまる)

夏藤家で買われているオス犬。中型犬サイズで、毛が長い。家族の一員として、夏藤司と夏藤花穂の結婚写真にも一緒に写っている。夏藤のばらがバレンタインに作った失敗ケーキを与えられて困惑するなど、不憫な目に遭うことが多い。日頃の食事をヨツジロに奪われているが、特に気にすることなくヨツジロを慕っている。

ヨツジロ

夏藤家界隈に出没する、いたずら好きなメスの野良猫。琴丸を「琴の字」と呼び、食事をもらっている。気に入らないことがあると、長いしっぽで琴丸の顔を殴りつけることもある。近所の猫からは、「ヨツジロ姐さん」と呼ばれ、慕われている。

書誌情報

夏藤さんちは今日もお天気 全1巻 講談社〈KCデラックス〉 完結

第1巻

(1996年2月発行、 978-4063196849)

SHARE
EC
Amazon
無料で読む
マンガリスト
logo