概要・あらすじ
暴力が支配する大西部のド真ん中に、何者も犯してはならない神聖な土地があった。そこは、怪人トチローの領土である大四畳半。荒野の荒くれ者も近寄らないこの土地に鉄道を敷設する計画が勃発する。
登場人物・キャラクター
トチロー
短足、ガニ股、下駄履き、ド近眼という容姿。鍔広帽にマントを羽織っている。大口径の銃も持っているが射撃はイマイチ。だが、接近戦では日本刀の一閃で向かうところ敵無しである。荒野のど真ん中に、四畳半一間の日本風家屋を建て居住している。トチロー曰く、いずれ集まって来るであろう同朋を迎え入れるための領土を確保しているのだという。
イレタルネン
鉄道技師。大食らいの肥満漢。西部に鉄道を敷設するためにやって来た。測量中に、鉄道予定地がトチローの四畳半を横切ることが判明する。それを知ったトチローの友人タマコロガスに恫喝された挙げ句、片方の睾丸をくり抜かれてしまう。それでもめげること無く、トチローの家に居候して、鉄道敷設の機会を窺っている。
タマコロガス
トチローの親友で、アパッチ族の大酋長。西部を荒らす白人を憎み、その睾丸をくり抜くことを生きがいにしている。その睾丸コレクションは263個に及んでいる。
インディアンの女 (いんでぃあんのおんな)
強姦されているところをトチローに助けられる。彼女の部族には、善良なる男に抱かれれば清らかなる元の体に戻れるという伝説があり、トチローを清めてくれた大恩人として付き従う。名前も部族も完全に清められるまでは名乗らないという。