概要・あらすじ
大学4年生の瀬口将宏は、奇跡的な恋愛を夢見てさまざまな女性とデートを繰り返している。しかし、恋愛はうまくいかず、幼なじみの杏子にいつも面倒を掛けていた。ある日、将宏が授業をサボってデートに向かおうとした時に、駅で自分のことを「パパ」と呼ぶあんなという不思議な少女に出会う。彼女には将宏や杏子の面影があり、さらに彼らと同じようなクセまで持っていた。
登場人物・キャラクター
瀬口 将宏 (せぐち まさひろ)
青葉大学に通う大学4回生の男性。奇跡的な恋愛をしたいと夢見る青年で、幼なじみである杏子のことを「古女房」と目の敵にしながらも甘えている。自分のことを「パパ」と呼ぶあんなのことを厄介な存在に感じ、迷子センターに置き去りにしようとするなど面倒なことから目を逸らそうとしている。
杏子 (きょうこ)
青葉大学4回生の女性。瀬口将宏とは幼なじみで、彼を起こしに部屋へ押し掛けるほど面倒見のいい性格で、彼のことを憎からず想っている。数多くの女性とデートを繰り返す将宏に文句を言いながら、自分の本心を伝えられずにいる。不思議な少女あんなに対しては、まるで母親のように面倒を見る。
あんな
瀬口将宏がデートに向かおうとした際、駅で偶然出会った3歳の女の子。将宏のことを「パパ」と呼び、杏子のことを「ママ」と呼んで彼らの友人を驚かせる。思ったことを口に出してしまう子供らしい性格。将宏や杏子のことを信頼しており、将宏に面倒くさがられて迷子センターに預けられた時も、大人しくじっと待っていた。