妖とりもの手帖

妖とりもの手帖

小学5年生の女の子、コウとクラスメイトの平(たいら)は、誤って怨霊が封印された石を壊してしまう。封印を解かれた怨霊は、平に取り憑(つ)いてどこかの時代に逃亡してしまった。コウは神様の使い、サンビとともに、怨霊を封印し、歴史を守るために冒険の旅に出ることになった。元気な女の子、コウが、歴史上の偉人とともに怨霊を退治する姿を描いたタイムスリップファンタジー。「読売KODOMO新聞」2021年1月7日号より連載を開始。

正式名称
妖とりもの手帖
ふりがな
あやかしとりものてちょう
作者
ジャンル
その他歴史・時代
 
タイムトラベル
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概要・あらすじ

学校の帰り道で、小学5年生の女の子、コウは、神社で大吉の「縁結びおみくじ」を引いて大喜びしていた。するとそれを見たクラスメイトの(たいら)が「縁結びなんか「小ザル」には関係ないだろう」とコウをからかった。怒ったコウと平は取っ組み合いのケンカになった。そして二人は階段を転げ落ち、下にあった石を壊してしまう。じつはこの石は怨霊を封印していたもので、壊れた拍子に封印が解け、中から出現した怨霊が、平の身体を乗っ取りどこかへ姿を消してしまった。驚き戸惑うコウに、何者かが呼びかける。それは、そばにあった狛狐(こまぎつね)を通して、語りかけてきた神様だった。平に取り憑いたのは時を操る怨霊で、過去の時代に逃げてしまったらしい。怨霊が過去で悪事を働くと歴史が変わってしまう。「そうならないよう怨霊を止めてほしい」と言って、神様はコウを過去に送った。いつの間にか気を失っていたコウを起こしたのは、三尾のキツネ、サンビだった。コウを助けるよう神様に使わされたのだという。こうして時空の旅に出ることになったコウは、いろいろな時代で偉人たちと出会い、彼らと協力して歴史を守るのだった。

登場人物・キャラクター

コウ

小学5年生の女の子。元気いっぱいで、考えるより先に体が動いてしまう。モコモコのお団子ツインヘアーが特徴。クラスメイトの平(たいら)に取り憑いた怨霊を退治するため、三尾のキツネ、サンビとともにいろいろな時代にタイムスリップする。

サンビ

しっぽが三つに分かれた三尾のキツネ。怨霊退治のために時空を旅するコウを助けるため、神様に使わされた。首にある大きな鈴の中には、神様にいただいた様々なお役立ちグッズが入っている。

(たいら)

小学5年生の男の子。コウのクラスメイトでケンカ友達。神社で石を壊したことから、中から出てきた怨霊に体を乗っ取られてしまう。

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