概要・あらすじ
学校の帰り道で、小学5年生の女の子、コウは、神社で大吉の「縁結びおみくじ」を引いて大喜びしていた。するとそれを見たクラスメイトの平(たいら)が「縁結びなんか「小ザル」には関係ないだろう」とコウをからかった。怒ったコウと平は取っ組み合いのケンカになった。そして二人は階段を転げ落ち、下にあった石を壊してしまう。じつはこの石は怨霊を封印していたもので、壊れた拍子に封印が解け、中から出現した怨霊が、平の身体を乗っ取りどこかへ姿を消してしまった。驚き戸惑うコウに、何者かが呼びかける。それは、そばにあった狛狐(こまぎつね)を通して、語りかけてきた神様だった。平に取り憑いたのは時を操る怨霊で、過去の時代に逃げてしまったらしい。怨霊が過去で悪事を働くと歴史が変わってしまう。「そうならないよう怨霊を止めてほしい」と言って、神様はコウを過去に送った。いつの間にか気を失っていたコウを起こしたのは、三尾のキツネ、サンビだった。コウを助けるよう神様に使わされたのだという。こうして時空の旅に出ることになったコウは、いろいろな時代で偉人たちと出会い、彼らと協力して歴史を守るのだった。
登場人物・キャラクター
コウ
小学5年生の女の子。元気いっぱいで、考えるより先に体が動いてしまう。モコモコのお団子ツインヘアーが特徴。クラスメイトの平(たいら)に取り憑いた怨霊を退治するため、三尾のキツネ、サンビとともにいろいろな時代にタイムスリップする。
サンビ
しっぽが三つに分かれた三尾のキツネ。怨霊退治のために時空を旅するコウを助けるため、神様に使わされた。首にある大きな鈴の中には、神様にいただいた様々なお役立ちグッズが入っている。
平 (たいら)
小学5年生の男の子。コウのクラスメイトでケンカ友達。神社で石を壊したことから、中から出てきた怨霊に体を乗っ取られてしまう。