概要・あらすじ
麻田泉が通う星得学園には、試験で学年順位が最下位になった者は学園にとって不要な存在として始末されてしまうという噂がたっており、実際に5人の生徒が行方不明になっていた。そんな状況のなか、泉は学年最下位になってしまう。周囲の友人たちに次はお前の番だと脅され、怯える泉。だがそんな彼女の前に菊華三日月が颯爽と現われ、自分の言う通りにしていれば消されることはないと泉に告げるが、泉は自分の力で学年最下位から抜け出したいと考えていた。
登場人物・キャラクター
菊華 三日月 (きっか みかづき)
星得学園1年A組の女子高生。口が悪く、喧嘩っ早い。4人の男子生徒を相手に余裕で勝利を収めるなど、喧嘩の腕もかなりのもの。人間たちを襲う吸血鬼たちを狩っているが、人型の化物を殺すことに対してはまだ迷いを捨てきれていない。吸血鬼を狩る際には、「妖鳴剣」という刀を使って戦う。
麻田 泉 (あさだ いずみ)
星得学園の生徒で、学友たちに襲われそうになっていたところを菊花三日月に助けられる。他人を疑うことを知らない極度のお人好しで、簡単に他人に騙されてしまう。勉学が苦手で、学校の成績も悪い。
田宮 澄華 (たみや すみか)
星得学園に通う女子高生。田宮翔という兄がおり、その兄に異変を感じて菊華三日月に相談を持ちかける。兄思いの可愛らしい妹なのだが、その思いの強さが災いし、一大事を招く。
有森 達郎 (ありもり たつろう)
「月刊ヌー」という雑誌の記者を務める男性。とある事件を追っている最中に菊花三日月と出会い、それ以来腐れ縁のような関係が続いている。何度怖い目を見ても挫けない精神を持っており、三日月には足代わりにいいようにこき使われている。