概要・あらすじ
アメリカの宇宙飛行士たちが月に行った時に宇宙虫が飛行士に卵を産み付けていた。それが巡り巡って凡太という少年の爪の間に潜り込み、やがて2匹の虫が生まれる。凡太は宇宙虫を飼おうとするが、親に反対され人目のつかない池の小島に放すと、わずか4、5ヶ月の間で人類が何億年もかかった進化を追い越し、ロケットを作って自分たちの故郷である月へ帰って行く。
登場人物・キャラクター
凡太
小学生の男の子。宇宙虫の卵が爪の間に潜り込み、そこから卵が孵り育てようとする。親に反対され人目のつかない池の小島に放し、宇宙虫の進化を見守る。
宇宙虫 (うちゅうむし)
『宇宙虫』に登場する虫。月に行った宇宙飛行士に卵を産み付け、地球で孵化する。主人公の凡太によって近所の池の小島に放され繁殖し進化して行く。はじめは道具を使ってトンボやボウフラを狩猟していたが、数日数ヶ月と経つうちに物凄いスピードで進化し、草原で原爆の核実験を行い、最後にはロケットを作って故郷の月へ帰って行った。
凡太の父
凡太の父親。眼鏡をかけている。凡太から聞いた宇宙虫の話をはじめは信じていなかったが、家の物干し台から偵察し彼らの進化の様子を目の当たりにする。用心深い性格。