概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
志野 一良 (しの かずら)
宝くじ「ロコ7」で40億円を手にした会社員の男性。年齢は25歳。父親の町工場を継ぐ名目で会社を退職して自由の身となるも、金目当てで知らない人たちが擦り寄ってくる生活に疲れ、群馬県の山奥にある親族の屋敷へ避難した。移住から間もなく、異世界につながる不思議な部屋を発見。その後、私財を投じて持ち込んだ物資で病魔と飢饉に喘ぐグリセア村の復興に寄与し、かつて村を救った慈悲と豊穣の神「グレイシオール」の再来と噂されるようになった。以降は二つの世界を行き来して暮らしていたが、異世界の技術では困難なレベルの治水を成し遂げたことで、貴族に警戒されてしまう。身柄を拘束される一幕もあったが、文明の利器を用いて「志野一良はグレイシオールである」と認めさせ、不法入国などの罪を免れた。その後、救いを求める声を無下にはできず、領主ナルソン・イステールへの協力を約束し、45万人もの領民の命運を託されることになった。なお、異世界の文字を読むことはできないが、会話は可能で方言も理解できる。のちに低血糖症に陥り、異世界の食物からは満足に栄養を摂取できないことが判明する。
バレッタ
グリセア村の村長を務めるバリンの娘。青い目を持ち、肩ほどまで伸びた金髪を首の後ろで括(くく)っている。記憶力に優れており、学習意欲も高い。志野一良の持ち込んだ薬や栄養ドリンクによって、高熱に魘(うな)されていた父親が平癒する。そして、村人の半数近くが床に臥(ふ)せっていることを一良に打ち明け、さらなる物資の提供を懇願した。この際、奴隷商に身を売ってでも代金を支払うと頼み込むが、一良の提案により、金銭ではなくグリセア村に居住する権利と引き換えに物資の提供が行われた。この件を通して父娘共に一良を信頼するようになり、献身的に尽くすようになる。当初はほかの村人と同様に一良を慈悲と豊穣の神グレイシオールと信じていたが、読み書きを教え合うなどの交流を経て、彼がふつうの人間だと気づく。しかし、真実を知っても一良への信頼は揺るがず、面倒ごとを避けるためにもグレイシオールを演じ続けるべきだと提案したうえで、彼が神であり続けるためのサポートをしている。
クレジット
- 原作
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すずの木 くろ
- キャラクター原案
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黒獅子
書誌情報
宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する 16巻 KADOKAWA〈MFC〉
第1巻
(2017-04-22発行、 978-4040690698)
第2巻
(2017-10-23発行、 978-4040694719)
第3巻
(2018-03-22発行、 978-4040697727)
第4巻
(2018-09-22発行、 978-4040651040)
第5巻
(2019-03-20発行、 978-4040655710)
第6巻
(2019-09-20発行、 978-4040640488)
第7巻
(2020-03-23発行、 978-4040644646)
第8巻
(2020-09-23発行、 978-4040649023)
第9巻
(2021-03-22発行、 978-4046802859)
第10巻
(2021-08-20発行、 978-4046806666)
第11巻
(2022-02-21発行、 978-4046811462)
第12巻
(2022-08-20発行、 978-4046816245)
第13巻
(2023-03-23発行、 978-4046822734)
第14巻
(2023-08-23発行、 978-4046827098)
第15巻
(2024-03-23発行、 978-4046834027)
第16巻
(2024-07-22発行、 978-4046837677)