暁のヨナ

暁のヨナ

架空の国・高華王国を舞台に、父王を謀殺され都落ちしたヒロインの皇女が、自らに秘められた運命に導かれ旅をする貴種流離譚。当初はナイト的立場の護衛に守られるだけだったか弱いヒロインが神託に従い四人の従者を探し求め、苦難を乗り越えるうちに心身ともに逞しく成長していく様が描かれている。信頼関係や生き様といったシリアスな要素が根底にあるが、ウィットに富んだコミカルシーンが織り込まれ、作品に明るさを添えている。白泉社「花とゆめ」2009年17号より連載。2014年10月テレビアニメ化。

正式名称
暁のヨナ
ふりがな
あかつきのよな
作者
ジャンル
アドベンチャー
 
ファンタジー
レーベル
花とゆめコミックス(白泉社)
巻数
既刊44巻
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概要・あらすじ

高華王国の皇女ヨナは、何不自由なく育ってきた勝ち気な姫君。悩みといえば癖の強い赤毛と恋愛ぐらいの安穏とした日々を送っていたが、16歳の誕生日に大好きな従兄のスウォンによる謀反で父王を亡くす。幼馴染の将軍ハク一人を味方に王都を脱出したヨナは、神官イクスから神託を受け、伝説の四龍の血を継ぐ戦士たちを探す旅に出る。

苦難を極める旅の中でヨナの内には自覚が芽生え、賢く強く変貌を遂げていく。

登場人物・キャラクター

ヨナ

この世界ではあまり見られない赤い髪と紫の瞳を持つ高華王国の皇女。幼い頃から従兄のスウォンに恋していたが、スウォンによる謀反で父王イルを殺され、専属護衛のソン・ハクと共に、生まれ育った緋龍城を追われる。気が強いだけの無知で無力な少女だったが、神託による伝説の四龍探しの旅を続けるうち、強い心と戦う術を身につける。 後に自分こそが四龍を統べるべく緋龍王の転生であると教えられる。

ソン・ハク

ヨナの幼馴染にして専属護衛。風の部族の若き族長で、高華王国五将軍の一人。謀反を起こす前のスウォンとは良き友人であった。無骨な槍を自在に操る王国屈指の武人で、その強さから「高華の雷獣」と呼ばれている。ヨナと共に王都を出奔した際、風の部族長の証である「ソン」の名を返上した。 ヨナに思いを寄せているが、主と従者の立場を越えないよう気持ちを抑えている。

スウォン

高華王国イル王の実兄ユホンの息子で、ヨナの従兄。イルを弑逆した後、謀反の罪をハクに着せ、次代国王の座に就く。ヨナやハクとは幼い頃から仲が良かったためか、謀反の際に死亡したと思っていた二人が生存していることを知り、安堵した様子を見せる。一見、穏やかで頼りない風情を漂わせているが、実は聡明で、王としての冷静な判断力を持ち合わせている。

キジャ

伝説の四龍の戦士の一人である白龍の転生。見目麗しい容姿の持ち主だが、鱗の生えた右手に龍の力を宿し、絶大な攻撃力を持つ。白龍の里で大事に育てられていたため、世間知らずで少々天然。幼少の頃、待ち望んでいた緋龍王に出会えず絶望のうちに寿命を迎えることとなった先代白龍の手で、背中に大きな傷跡をつけられたが、その気持ちがわかる本人に遺恨はない。

シンア

伝説の四龍の戦士の一人である青龍の転生。龍の力を金色の瞳に宿し、見た者の神経を麻痺させる能力を持つ。麻痺は自分にも跳ね返ってくるため、先代青龍からは使用を禁じられていた。里人からは化け物と忌み嫌われ、常に面をつけ一人淋しく暮らしていたところにヨナと出会い、旅に同行。名前がなかったためヨナから月の光の意味を持つシンアと名付けられる。

ジェハ

伝説の四龍の戦士の一人である緑龍の転生。鱗の生えた右足に龍の力を宿し、驚異的な跳躍力、移動力を誇る。四龍の運命を拒んで里を逃げ出し海賊に身を転じていたが、ヨナと出会い、その人間性に惹かれて旅に同行。美しくない物事を嫌い、女性を見れば砂を吐くようなセリフで口説き、真綿でくるむように扱う超フェミニスト。 皮肉屋だが面倒見が良く、仲間内では頼れる兄貴的存在でもある。

ゼノ

伝説の四龍の戦士の一人。不老不死の力を宿しており、見た目は少年のようだが、実際は数千年の時を生きている。他の四龍の戦士が転生であるのに対し、唯一、伝説の時代から残って緋龍王の転生を待っていた初代黄龍。能力がわかりにくく当初は盾でヨナを庇うことしかしていなかったが、実際は首や腕を切られても再生する肉体の持ち主。 後にヨナこそが緋龍王の転生であると伝える。

ユン

神官イクスと共に暮らしていた美少年。怪我を負っていたヨナとハクを助けイクスに引き合わせた後、世界を広く知るためヨナの旅に同行する。もとは孤児であったが、生活能力のないイクスの面倒を多岐に渡って見ていたため、薬の調合や料理、資金調達などを器用にこなす一行の生命線。人間離れしたヨナたちの珍獣ぶりに頭を痛めながらも、自分のできることを探して奮闘している。

イクス

イル王の兄ユホンによって王都を追放された先代神官の後を継ぐ青年。自分を犠牲にしてまで他人を救おうとする、心優しすぎる神官。孤児だったユンと共に絶壁の麓に隠れ住んでいたが、ヨナに出会って間もなく神託を受け、四龍の戦士を探しに行くよう告げる。

イル

高華王国空の部族第10代国王。甥のスウォンによって弑逆される。娘のヨナを心から慈しみ欲しがる物は何でも与えてきたが、ヨナが渇望したスウォンとの婚姻だけは、身分的に申し分ないにも関わらず何故か許さなかった。戦や争いを嫌う平和主義を貫き、周囲からは「臆病な王」と言われていたが、スウォンによると、実兄ユホンを刺殺した人物とのこと。 ただし真偽は明らかではない。

場所

高華王国 (こうかおうこく)

天界の龍緋龍王によって建国されたと言われる王国で、空・風・地・火・水の5部族から成る。現在は空の部族が王位を継承しているが、実際はその時の最大勢力が王族となるため、長い歴史の中では他の部族が王を務めたこともある。各部族の長は優れた武人で、将軍を名乗る。彼ら五将軍を集めた五部族召集による会議が、王位継承さえも左右する国の最高決定機関。

戒帝国 (かいていこく)

高華王国の北に位置する大国。皇帝の力が弱まり、南北に分裂している。高華王国の火の部族領と接する地域は豪族リ・ハザラが支配力を増しており、火の部族長と結託する動きを見せたこともある。

その他キーワード

緋龍王 (ひりゅうおう)

『暁のヨナ』の用語。高華王国を建立したとされる伝説の人物。天界から下った緋龍が人間になった際の呼び名で、赤い髪の持ち主だったと伝えられている。人間に打ち滅ぼされかけても人間を愛し続け、人間を滅ぼし天界へ帰ろうと誘う四龍の求めにさえ応じなかった。最期まで人間同士の争いに心を痛めていたと言われる。

四龍の戦士 (しりゅうのせんし)

『暁のヨナ』の用語。人間となり龍の力をなくした緋龍王を守るため、白・青・緑・黄の四体の龍が血を分け与えた人間の戦士。それぞれの里で血統が受け継がれてきた。新しい継承者が生まれると先代は徐々に力を無くし、当代に全ての力が継承された時点で死に至る。このため不老不死の黄龍以外は代々早世だが、先代緑龍は当代のジェハ誕生後、通常2~3年の余命を12年生き抜いた。

アニメ

暁のヨナ

高華王国の王女ヨナは、16歳の誕生日を迎えた日、思いを寄せていた従兄の謀反によって王である父を殺されてしまう。そのまま城を追われたヨナは、幼馴染みで護衛役のハクとともに、神官の言葉により伝説の戦士たち... 関連ページ:暁のヨナ

書誌情報

暁のヨナ 44巻 白泉社〈花とゆめコミックス〉

第1巻

(2010-01-19発行、 978-4592190813)

第2巻

(2010-05-19発行、 978-4592190820)

第3巻

(2010-09-17発行、 978-4592190837)

第4巻

(2011-01-19発行、 978-4592190844)

第5巻

(2011-05-19発行、 978-4592190851)

第6巻

(2011-09-20発行、 978-4592190868)

第7巻

(2011-11-18発行、 978-4592190875)

第8巻

(2012-03-19発行、 978-4592190882)

第9巻

(2012-07-20発行、 978-4592190899)

第10巻

(2012-12-20発行、 978-4592190905)

第11巻

(2013-04-19発行、 978-4592196914)

第12巻

(2013-08-20発行、 978-4592196921)

第13巻

(2013-12-20発行、 978-4592196938)

第14巻

(2014-04-18発行、 978-4592196945)

第15巻

(2014-09-19発行、 978-4592196952)

第16巻

(2014-12-19発行、 978-4592196969)

第17巻

(2015-03-20発行、 978-4592196976)

第18巻

(2015-06-19発行、 978-4592196983)

第19巻

(2015-09-18発行、 978-4592196990)

第20巻

(2016-03-18発行、 978-4592215103)

第21巻

(2016-08-19発行、 978-4592215110)

第22巻

(2016-12-20発行、 978-4592215127)

第23巻

(2017-04-20発行、 978-4592215134)

第24巻

(2017-08-18発行、 978-4592215141)

第25巻

(2017-12-20発行、 978-4592215158)

第26巻

(2018-04-20発行、 978-4592215165)

第27巻

(2018-08-20発行、 978-4592215172)

第28巻

(2018-11-20発行、 978-4592215189)

第29巻

(2019-04-19発行、 978-4592215196)

第30巻

(2019-08-20発行、 978-4592215202)

第31巻

(2019-12-20発行、 978-4592223115)

第32巻

(2020-04-20発行、 978-4592223122)

第33巻

(2020-08-20発行、 978-4592223139)

第34巻

(2020-12-18発行、 978-4592223146)

第35巻

(2021-04-20発行、 978-4592223153)

第36巻

(2021-08-19発行、 978-4592223160)

第39巻

(2022-09-20発行、 978-4592223191)

第40巻

(2023-01-20発行、 978-4592223207)

第41巻

(2023-05-19発行、 978-4592224617)

第42巻

(2023-10-20発行、 978-4592224693)

第43巻

(2024-02-20発行、 978-4592224747)

第44巻

(2024-06-20発行、 978-4592224884)

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