寄らば斬るド

寄らば斬るド

簡略化された自由な線で描かれた剣豪や侍や女達が、乾いた画面空間で、ユーモラスだがハードボイルドかつナンセンスな展開で、意地や見栄、性欲や虚無を交錯させる、ショートギャグ時代劇漫画。第17回文藝春秋漫画賞受賞(1971年度。『寄らば斬るド』『ジュウベー』『テンプラウエスタン』の3作品への評価により受賞。山藤章二もこの回に同時受賞)。

正式名称
寄らば斬るド
作者
ジャンル
ギャグ、コメディ一般
 
時代劇
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概要

毎回キャラクターやシチュエーションが変わる、6ページのショートギャグ時代劇漫画であるため、全体のあらすじは存在しない。戦国時代か江戸時代を舞台にしているようだが、特定はされていない。簡略化された自由な線で描かれた剣豪、侍、奥方、女忍者などのキャラが、時にゆるく、時にハードボイルドに交錯する。

時折、『宮本武蔵』のパロディめいた状況で、話が展開することがある。

登場人物・キャラクター

白目でアゴが出た剣豪

眉毛がいつもつり上がっている。「妙」(たえ)という女性から、「タケゾー」と呼ばれた回がある、武者修行中のように見える男性の剣豪。二刀流を用いることもあった。蝶や小石などに、妙に優しく接する。外見は同じでも、性格は各エピソードで違うことが多い。

ギョロ目で団子鼻の侍

太い眉毛の下に瞳の小さいギョロ目がついた、ほうれい線がある中年男性。理不尽にやたらと怒って人を斬りまくる人物や、道場主のような役を演じることが多い。

月代を伸ばした浪人風の男

前髪を伸ばして白い着流しを身につけた、丹下左膳か『南総里見八犬伝』の網乾左母二郎のような浪人風の男性。辻斬をしたり荷を運ぶ集団を襲ったりと、わりと凶悪であるが、一本抜けているところもある。

女忍者

屋敷に忍び込もうとして、迎撃されてエロチックな風情を画面にさらす。別キャラととして、女盗賊なども登場し、同様の目に遭う。作者が後に執筆する『しのび姫』の原型となったと思われるキャラクター。

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