小林さんは地味だけど。

小林さんは地味だけど。

会社員の菅井隆司は、新たに移動した総務課で、同期の小林千伽子と再会する。小林は地味で存在感のない女性だったが、実は体の一部のみが、異常なほどの存在感を誇っていた。おせっかい男子と地味系巨乳女子が繰り広げる、エッチなハプニング満載のオフィスラブコメディ。「マンガUP!」で2019年1月から2020年2月にかけて配信された作品。コミックス各巻には、それぞれ描き下ろしのエピソードも収録されている。

正式名称
小林さんは地味だけど。
ふりがな
こばやしさんはじみだけど
作者
ジャンル
美少女・萌え
関連商品
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あらすじ

第1巻

製菓会社であるTMK株式会社に勤める菅井隆司は、この春に企画課から総務課に異動した。そこで菅井は、同期の小林千伽子と再会し、新たな慣れない仕事を彼女にサポートしてもらうこととなる。地味で印象が薄く、同期会に参加したこともない彼女のことをほとんど忘れていた菅井だったが、異動初日、小林の姿勢の悪さを指摘したことをきっかけに、彼女がとんでもない巨乳の持ち主であることを知るのだった。後日のお昼時、仕事をひと段落させて大きく伸びをした小林は、菅井が心配そうに見守る中、案の定、大きな胸でブラウスのボタンを弾けさせてしまう。菅井は即座に小林に上着をかけて、ボタンの修復をさせるために会議室に避難させ、そのあいだに彼女の分も含めて昼食の買い出しへと向かう。だが、菅井が弁当を買って戻った時点でも、小林はまだ針に糸すら通せていない状態だった。器用な菅井は小林に代わってボタンをブラウスに縫い付け始め、そのあいだの何げない会話から、小林が大きな胸のためにさまざまな苦労をしてきたことを知る。そんな会話を交わすうちに二人は打ち解け合うが、そこに先輩のが会議室の予約をするためにやって来る。二人は慌てながらも、榊を会議室の外に締め出したまま、小林が服を着るための時間稼ぎを開始する。(第1話。ほか、7エピソード収録)

第2巻

ある日、菅井隆司小林千伽子は、上司に百貨店での銘菓物産展の販売員を命じられ、二人で出張することとなった。さまざまなトラブルに遭いつつもようやく迎えた物産展初日、人と接することが苦手な小林は緊張して暗い雰囲気を漂わせていたが、菅井の励ましを受けてアルバイトへの業務説明や接客業務を的確にこなしていく。だがそんな中、菅井は小林の周りに自社製品には似つかわしくない中年の男性客ばかりが、群がっていることに気づく。自分の内面を変えようと小林ががんばって苦手な業務に臨んでいるにもかかわらず、いやらしい目で彼女の外見だけに注目する彼らに苛立ちを覚えた菅井は、一度小林を裏へと退避させる。そして菅井は、さんざん悩みながらも、自分の真意を素直に小林に伝える。それを聞いた小林もまた、感謝しながら菅井の気遣いを受け入れ、カーディガンを着て体のラインを出さない格好で売り場に立つのだった。以後はスケベ親父が集まることもなく、小林の真心込めた接客もあって、物産展の初日は成功裏に終了。すると小林は、宿泊先のホテルに戻ってきたところで、菅井を自分の部屋へと誘う。(第10話。ほか、6エピソード収録)

第3巻

の巧みなバックアップにより、菅井隆司小林千伽子は初めてのデートをしたが、結局小林に告白できずに終わってしまったことに、菅井は強い後悔を覚えていた。榊にも発破を掛けられ、決意を新たにした菅井は、小林を金曜日の夜に二度目のデートに誘う。そして迎えた金曜日、落ち着かない様子の二人は仕事を早めに切り上げようとするが、そんな時に限って就業間際に先輩OLに仕事を頼まれてしまう。そろって残業を断る菅井と小林に対し、先輩OLは一瞬、二人で出かけるのかと言いかけるが、小林を見ながら「そんなことがあるわけがない」と、暗に小林では菅井に見合わないとでも言いたげにつぶやくのだった。その残業は榊が代わりに引き受けてくれたことで、菅井と小林はデートに向かうが、就業間際の先輩OLの言葉にショックを受けた小林はどこかいつもの調子ではなく、菅井は告白どころではなくなってしまう。まるで口癖のように自分を卑下する小林の姿を見た菅井は、行きつけのきどらない焼き鳥屋へと彼女を誘う。(第17話。ほか、6エピソード収録)

登場人物・キャラクター

菅井 隆司 (すがい りゅうじ)

製菓会社であるTMK株式会社の総務課に勤める青年。年齢は25歳。短髪をきっちりと整えた、爽やかな印象のデキるサラリーマン。血液型はA型で、星座は牡牛座。身長178センチ。趣味は小学1年生の頃に始めた剣道で、現在も休みの日には、なじみの道場に通っている。もともとは企画課所属だったが、今年の春から総務課に異動。その際、慣れない仕事を同期で元から総務課所属だった小林千伽子にサポートしてもらうことになった。入社以来、地味な小林のことは認識していなかったが、同じ課になって交流を深めるうちに、彼女の優しさと放っておけないドジっ娘気質、加えて主張の激しすぎる大きな胸にも強く惹かれていく。また少々おせっかいなところがあり、自己評価の低い彼女になんとか自信をつけてもらおうと奮闘する。明朗快活なうえ、社会人としての落ち着きも持ち合わせた好青年で、何かと小林絡みのエッチなハプニングに見舞われやすいものの、据え膳を前にしても相手の気持ちを考えて手を出さない、強い自制心を持つ誠実な人物。ただしそれ故に、小林には嫌われているのかと誤解されることも多い。

小林 千伽子 (こばやし ちかこ)

製菓会社であるTMK株式会社の総務課に勤める女性。年齢は25歳。ぱっつん前髪のストレートロングヘアを、後ろで一つにまとめ、大きな丸眼鏡を掛けた地味な容姿をしている。血液型はO型で、星座は乙女座。身長160センチで、Jカップの巨乳の持ち主。趣味はジグソーパズルで、一人でゆっくりお風呂に入るのが好き。ただし、温泉は苦手としている。好物は茎わかめ。総務部に異動してきた菅井隆司のサポート役に就くことになったが、仕事においては彼に助けてもらうことが多い。おとなしく引っ込み思案で自己評価が極端に低く、また自分の大きな胸に強いコンプレックスを抱いているため、つねに極端な猫背で、存在感も非常に薄い。また、何かにつけてドジを踏んでは、菅井を巻き込むエッチなハプニングを引き起こしている。一方で、優しくまじめながんばり屋で、世話好きな一面もあり、菅井にはそんな姿を好ましく思われている。ただし、それが高じて無自覚に大胆な行動に出ては、菅井を動揺させることも多い。そんな自分を評価し、誠実に優しく導いてくれる菅井に、次第に思いを寄せるようになっていく。のちに菅井への恋心からどんどんきれいになって男性社員の目を引くようになり、菅井をやきもきさせるようになる。非常に酒に弱く簡単に酔ってしまううえ、酔ったり眠くなったりするとろれつが回らなくなり、セリフがすべて平仮名になる。

(さかき)

製菓会社であるTMK株式会社の総務課に勤める女性。菅井隆司と小林千伽子の先輩にあたる。小林のことを溺愛しており、始業前に朝のあいさつもそこそこに彼女の胸を揉むことを日課としている。男性に免疫のない小林のことを心配しており、当初はかわいい後輩を狙うセクハラ男として菅井のことを警戒し、小林にもそれとなく忠告していた。だが、二人の雰囲気をなんとなく察してからは、小林がカゼで欠勤した際、菅井に彼女の住所を教えて見舞いに行くようにうながしたりと、二人の関係を後押し。さらに、小林に菅井への思いを打ち明けられてからは、彼女がデートに着ていく服を下着まで込みでコーディネートしたりと、より積極的にサポートするようになる。実は自身が小柄で幼児体型なことを気にしており、もともとは胸の大きな小林のことを妬んで嫌っていた。だがある飲み会の席で、セクハラ上司が小林と比較して榊のスタイルを笑った際、ふだんは気弱な小林が「自分はいいが先輩に失礼だ」と食って掛かる姿を見て、彼女のことを気に入ったという経緯がある。ちなみにこの一件以降、総務課ではコンプライアンスが強化され、セクハラに非常に厳しくなった。

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