概要
日本の漫画家。男性。早稲田大学教育学部国語国文科卒。大学2年のときに漫画家を志す。在学中に、小池一夫が主宰する「劇画村塾」に入門。同期には、とがしやすたか、堀井雄二、原哲夫などがいた。1984年、成人向け雑誌「ピンクハウス」に、『ほら、こんなに赤くなってる』が掲載され、森山塔名義でデビュー。美少女ポルノ漫画家として人気を得る。同年、山本直樹名義でも「ジャストコミック」から『私の青空』でデビュー。1987年「ビッグコミックスピリッツ」に『極めてかもしだ』を連載し、人気作家となるが、同作は県条例で有害指定を受けた。また、1989年に刊行した『BLUE』は、1991年に東京都条例で有害コミック指定を受けている。こうした状況の中、1992年、山本は「コミック表現の自由を守る会」に参加。規制反対の声を上げる。2006年「イブニング」にて、『レッド』を連載。連合赤軍を題材にしており、大きな話題を呼んだ。同作は、第14回「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門優秀賞を受賞した。その他、『あさってDANCE』『僕らはみんな生きている』『世界最後の日々』などがあり、実写映画化された作品も多い。
ヒストリー
- 1960年2月1日
北海道松前郡福島町に生まれる。
- 1984年
成人向け雑誌「ピンクハウス」から、『ほら、こんなに赤くなってる』(森山塔名義)で漫画家デビュー。
- 1984年
「ジャストコミック」に『私の青空』を執筆。山本直樹名義でもデビュー。
- 1987年
「ビッグコミックスピリッツ」に『極めてかもしだ』を連載。好評を得て、人気作家となる。
- 1991年
単行本『BLUE』が、東京都条例で有害コミック指定を受ける。
- 1991年
『あさってDANCE』、磯村一路監督により実写映画化。
- 1992年
「コミック表現の自由を守る会」に参加。
- 1993年
メディアミックス作品『僕らはみんな生きている』(監督:滝田洋二郎)が公開される。
- 2006年
「イブニング」にて、連合赤軍を題材にした『レッド』を連載。
- 2007年
『眠り姫』が、つぐみ、西島秀俊らのキャストで映画化。
- 2010年
『レッド』で、第14回「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門優秀賞を受賞。
- 2022年2月4日
『夕方のおともだち』の実写映画が公開。
受賞
- 2010年
第14回 文化庁メディア芸術祭優秀賞/『レッド』 マンガ部門
作品
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まかせなさい!
作者
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ごめんねBボーイ
作者
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破戒 〜ユリ・ゲラーさん、あなたの顔はいいかげん忘れてしまいました〜
作画
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明日また電話するよ
作者
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世界最後の日々
作者
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作者
- 1987年
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作者
- 1989年
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作者
- 1989年
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作者
- 1992年
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作画
- 1992年
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作者
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作者
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作者
- 1999年
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作者
- 2000年
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作者
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作者
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作者
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眠り姫
作者
- 2009年
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作者
- 2006年
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作者
- 2014年
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作者
- 2017年
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レッド最終章 あさま山荘の10日間
作者