BLUE

BLUE

高校生の少年少女が、ドラッグ「ブルー」を飲用してセックスをすることで快感を得る日々を、空虚で抜け出したい現状に例えたエロティック青春マンガ。収録された作品集は1992年に東京都有害図書指定を受け、一度絶版回収廃棄になった。その後成人向けとして出版され、2001年に双葉社、2006年に太田出版から、一般向けとして再版された。

正式名称
BLUE
ふりがな
ぶるー
作者
ジャンル
青春
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概要・あらすじ

学園祭をさぼって屋上に登った、手先の器用な灰野。そこには放置された小さな天文部の小屋があり、メガネをかけた九谷が息抜きをしていた。部屋に置かれていたのは「ブルー」と呼ばれるドラッグ。それを飲んでセックスをすると気持ち良いとわかってからは、屋上の小屋でいつも二人でセックスに耽るようになる。「ブルー」を持ってきたのは、薬科大の天文部OBの双子だった。

進路選択の時期になってもセックスし続ける二人。ある日車を盗んでドライブに出た灰野九谷に、イナカを抜けだして東京を目指して走っていこうと語る。しかし真顔になった九谷を見て、冗談だと答える。やがて卒業した灰野は郵便局員になる。

「ブルー」の副作用で、フラッシュバックを起こすようになった。彼は元いた高校の学園祭を覗きに行き、再びフラッシュバックに襲われる。

登場人物・キャラクター

灰野

手先が器用で、ピッキングの技術に長けている。屋上に登って見つけた天文部の小屋で九谷に出会い、彼女と謎のドラッグ「ブルー」を使ったセックスにふけるようになる。卒業後はフラッシュバックを患いながら、郵便局員になる。

九谷

元天文部員で、屋上の天文部の小屋の鍵を持っている。灰野と出会ってからは、毎日のようにドラッグ「ブルー」を使ったセックスにふけるようになる。彼女がドラッグをもらっているのは薬科大のOBで、彼らとも性行為にふけっている。

双子の男 (ふたごのおとこ)

元天文部のOBで、今は薬科大に通っている双子。謎のドラッグ「ブルー」は彼らが大学からくすねてきたもので、彼らも後輩の九谷と会う度にセックスしている。

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