あらすじ
第1巻
結婚を間近に控えていた半澤陽平は、同棲して2年目の彼女からいきなり別れを告げられた。落ち込む陽平は、彼女が部屋から出て行った直後に女性の幽霊から話しかけられる。幽霊から「別れた彼女の謎の力によって今まで見えていなかっただけで、ずっとこの部屋に自縛霊として留まっており、彼女がいなくなったため陽平と会話できるようになったこと」「今後も成仏するまで居座り続けること」を告げられた陽平は、仕方なく幽霊といっしょに生活をすることとなる。その幽霊は世話焼きで明るい性格のため、陽平は彼女と別れた寂しさは忘れて幽霊との生活に馴染んでいく。そしてある日、自分の名前を断片的にしか覚えていない幽霊を、陽平が「愛助」と命名したのをきっかけに、二人の距離はグッと近づいていく。
登場人物・キャラクター
半澤 陽平
女性の幽霊、愛助といっしょに住んでいる男性。年齢は25歳。2年間同棲した彼女から別れを告げられた直後に現れた幽霊の愛助から、今までずっと部屋に取り憑いていたが、別れた彼女の謎の力によって姿を現せなかったこと、そして成仏するまでこの部屋に留まることを告げられ、強引に共同生活をさせられることとなった。当初は愛助のことを拒絶していたが、生活していくうちに徐々に心境が変化していき、彼女のことを大事な存在と思うようになる。
愛助 (あいすけ)
若くして病死し、今は幽霊となっている女性。半澤陽平が住む部屋に自縛霊として取り憑いていたが、陽平と同棲する彼女の謎の力によって姿を見せられずにいた。彼女が陽平に別れを告げて部屋から出て行ったことで、陽平の前に現れて会話もできるようになった。世話焼きでまじめな性格で、陽平にさまざまなアドバイスを送る。また処女のまま亡くなったため性に対して興味津々で、陽平に痴女のような行為をしている。生前の記憶が一部薄れており、自分の名前のうち「ア」と「イ」しか思い出せない。さらに何かとスケベな行為をすることから、陽平によって「愛助」と命名された。
須田 果南 (すだ かなん)
半澤陽平と同じ会社で働く女性。かわいらしい容姿ながら、性に対して奔放な性格でセックスフレンドがいる。陽平のことも前から狙っており、彼女と別れたことを知ると慰めるための飲み会を企画し、飲み会後に誘惑する。