幼稚園WARS

幼稚園WARS

千葉侑生の代表作で、殺し屋と幼稚園をテーマにしている。世界一安全な幼稚園「ブラック幼稚園」を舞台に、彼氏募集中の新人保育士・リタの恋愛模様や殺し屋との戦いを描いた殺伐アクション・ラブコメディ。ブラック幼稚園は世界の重鎮の子供たちが通っており、その幼稚園に勤務するリタは、殺し屋や誘拐犯から子供たちを守るという使命を担っている。幼稚園には子供たちを狙う殺し屋が集結し、元・殺し屋でもある彼女とのアクションバトルが、ラブコメやバイオレンス要素を交えながら展開される。集英社「少年ジャンプ+」で2022年9月15日より配信の作品。元々インディーズ作品だったが、読者投票企画によって連載が決定したという経緯がある。「次にくるマンガ大賞2023」Webマンガ部門で3位、第7回「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」で8位を獲得。

正式名称
幼稚園WARS
ふりがな
ようちえんうぉーず
作者
ジャンル
殺し屋
 
アクション
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
巻数
既刊8巻
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舞台は「世界一安全な幼稚園」

物語の舞台となるのは、世界中のVIPの子供たちが通うブラック幼稚園。リタはこの幼稚園でたんぽぽ組の教員を務めている。そんな子供が通うということもあって危険が多く、以前はブラック幼稚園の教諭が命を落とすことも少なくなかった。そこで政府は、減刑と引き換えに、服役者に子供を守る「特務教諭」としての任務を与えたのである。実はリタは元・伝説の殺し屋で、リタ以外の教員も裏の世界では名の知れたいわくつきの人物ばかり。暗殺者を次々と返り討ちにして子供を守ったりと、バイオレンスな日常が半ば公然と繰り返されているため、ブラック幼稚園が「世界一安全な幼稚園」と呼ばれるゆえんとなっている。

次々に現れる多彩な暗殺者

ブラック幼稚園の園児やリタたち特務教諭を狙う暗殺者は、枚挙にいとまがない。銃や爆弾の使い手はもちろん、恐ろしく鋭利な日本刀の達人や、法被姿で花火の尺玉や金魚すくいのポイを武器にするコンビなどが登場する。まるで異能力バトルのような、派手で見ごたえのあるアクションシーンも本作の大きな見どころとなっている。

特務教員同士のラブコメディ

リタの先輩で元・詐欺師のダグは、任務中にリタに命を救われて以来、彼女に行好意を抱くようになった。一方、元・爆弾使いの殺し屋で新人特務教諭となったハナ・ブラッドリーは、とある事件でダグに思いを寄せるようになる。さらには、同じきく組担当のルークに思いを寄せるシルビアなど、銃弾飛び交う激しい戦いの中で展開される特務教諭同士の多様な恋模様も、一種独特なラブコメディとして楽しめる。

登場人物・キャラクター

リタ

ブラック幼稚園に勤務する新人保育士の女性。たんぽぽ組を担当している。年齢は20歳。元・伝説の殺し屋で、圧倒的な戦闘力と身体能力を誇るが、占いとイケメンが好きという意外な一面を持つ。幼い見た目で、先輩のダグには「ちんちくりん」呼ばわりされている。1年間、幼稚園の「特殊教諭」として不審者や危険人物から子供たちを守るという極秘任務中で、その見返りとして減刑を約束されている。ひそかにイケメンの恋人をつくるという願望を抱いており、子供たちを狙う殺し屋や誘拐犯を返り討ちにしつつ恋人探しをしている。誕生日は4月4日で、身長は156センチ。囚人番号999。

ダグ

ブラック幼稚園に勤務する保育士の男性。たんぽぽ組を担当している。年齢は23歳。リタの先輩で、元・詐欺師。リタ同様に、減刑のために極秘任務をこなしている。黒髪短髪の長身のイケメンで、左目下には泣きボクロがある。小柄なリタのことは「ちんちくりん」呼ばわりしてる。誰も信用せずに孤独に生きてきたが、リタに命を救われてからは彼女に思いを寄せている。誕生日は9月18日で、身長は180センチ。

書誌情報

幼稚園WARS 8巻 集英社〈ジャンプコミックス〉

第1巻

(2023-03-03発行、 978-4088834863)

第2巻

(2023-04-04発行、 978-4088834887)

第3巻

(2023-05-02発行、 978-4088835068)

第4巻

(2023-07-04発行、 978-4088835419)

第5巻

(2023-09-04発行、 978-4088836409)

第6巻

(2023-11-02発行、 978-4088837024)

第7巻

(2024-01-04発行、 978-4088838427)

第8巻

(2024-03-04発行、 978-4088838601)

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