あらすじ
第1巻
塚井まほろは高校生の時に異世界に魔法使いとして召喚され、同じく召喚されたメンバーといっしょに戦い続けていた。5年かけて魔王を倒すと、ようやく元の世界に戻される。それから3年後、新しく就職した会社に出社すると、異世界でいっしょに戦った勇者の本谷勇志と再会するのだった。(業務#01。ほか、8エピソード収録)
登場人物・キャラクター
塚井 まほろ (つかい まほろ)
最近アンディーグに入社して企画開発部に所属する女性。年齢は24歳。16歳の高校生の時に異世界に魔法使いとして召喚され、いっしょに召喚された勇者の本谷勇志や、戦士の瀬戸司文と5年間戦い続け、魔王を倒して世界を救った経験がある。元の世界に戻された3年後、アンディーグの出社初日に本谷と再会を果たし、本谷の部下として働くこととなる。なんでも挑戦する前向きな性格と、異世界で鍛えられたバイタリティで、入社早々から直面した激務もなんなく乗り越えていく。本谷のことは異世界にいた時から思いを寄せているが、気持ちは伝えていない。
本谷 勇志 (もとや ゆうし)
アンディーグの企画開発部で主任を務める男性。年齢は26歳。18歳の高校生の時に異世界に勇者として召喚され、いっしょに召喚された魔法使いの塚井まほろや戦士の瀬戸司文と5年間戦い続け、魔王を倒して世界を救った経験がある。指揮能力や状況判断に優れ、部下のフォローもしっかりとこなし、周囲からの信頼も厚い。困難なことが起きても、異世界での理不尽な出来事と比較して冷静に対応している。同じ会社で働く瀬戸とは同期の間柄だが、プライベートでは異世界の時から仲が悪い。
灰田 力 (はいだ りき)
アンディーグの企画開発部に所属する男性。勤務して3年になる。新入社員の塚井まほろの指導を担当する。人はいいがおっちょこちょいな性格の持ち主。本谷勇志の人柄や仕事ぶりにあこがれている。会社に泊まる時は、ダンボールを敷布団と掛け布団として使っている。
恩田 萌 (おんだ もえ)
アンディーグの企画開発部に所属する女性。勤務して1年になる。上昇志向が非常に強く、企画開発部では、さまざまな企画を任されることでスキルアップできると考えていたが、実際は雑用ばかり任されていることに不満を募らせている。だが、なんでもポジティブにとらえる塚井まほろに相談して、物事を別視点で見られるようになる。
瀬戸 司文 (せと しもん)
アンディーグの営業部で主任を務める男性。異世界に戦士として召喚され、いっしょに召喚された魔法使いの塚井まほろや勇者の本谷勇志と5年間戦い続け、魔王を倒して世界を救った経験がある。同じ会社で働く本谷とは同期の間柄だが、プライベートでは異世界の時から仲が悪い。異世界の時から塚井に好意を伝えているが、そのたびにふられている。
書誌情報
弊社の上司は元勇者 ~私は新入社員で元魔法使い~ 全2巻 KADOKAWA〈ジーンピクシブシリーズ〉
第1巻
(2019-12-26発行、 978-4040642284)
第2巻
(2020-09-26発行、 978-4040649177)