概要・あらすじ
大坂夏の陣を前に、徳川家康は孫娘の千姫を救い出すため、大坂城の抜け道を記した絵図面狙っていた。徳川方の服部半蔵率いる伊賀忍者と豊臣方の陽炎魔率いる甲賀忍者による争奪戦に巻き込まれた大平の忍者達は、里の平和を守るため両陣営と戦うことを決意するのだった。
登場人物・キャラクター
風丸 (かぜまる)
亡き父に代わり、伊予国(今の愛媛県)壺神山の中腹にある大平の里を治める青年忍者。若いながらも忍術を極めており、20名の大平忍者を率いている。数年前、戦いを嫌い、この地に流れ、平和な理想郷を築き上げようとしていた。だが、大坂城の絵図面を巡る伊賀対甲賀の争奪戦に巻き込まれたため、平和を守る戦いを繰り広げる。
服部 半蔵 (はっとり はんぞう)
徳川家康配下の伊賀忍者。伊賀十忍衆の頭目で、優れた忍術の使い手。卍型の手裏剣を素早く大量に投擲する。大平忍者、特に風丸の実力が気に入り、仲間になることを勧める。歴史上の実在の人物、服部半蔵がモデル。
陽炎魔 (かげろうま)
豊臣方の甲賀忍者。甲賀十忍衆の頭目。手に触れた物を発火させる奇怪な術を使う。必殺技の忍法陽炎は、自分の周囲に陽炎を発生させ、その中に溶け込み、敵の目を眩ませる恐るべき術である。
じい
大平忍者の長老的存在で、風丸の参謀役。風丸の亡き父に仕えた優秀な忍者だったが、最近は足を滑らせ、背骨に傷を負っている。偶然手に入れた大坂城の絵図面の隠し場所を知る唯一の人物。