概要・あらすじ
2XXX年、世界中で怪獣が暴れ回る「大怪獣時代」。平和を脅かす怪獣たちに立ち向かうのは「英雄(ヒーロー)」たちだった。英雄には、雑魚英雄、三流英雄、二流英雄、一流英雄、超一流英雄、神英雄という6つのランクがある。トップランクである神英雄は、銀河滅亡クラスの怪獣を倒せる者にだけ与えられるもので「幻の称号」と呼ばれていた。ある日、一流英雄であるベアードは、豪華客船の護衛の任務に就いていた。そこへ、刀を背負った怪獣姿の少年ササキ・ゴジロウがやって来た。ゴジロウは客船の護衛をするという。子供の英雄ごっこだと思い、ベアードはゴジロウを軽くあしらう。その時、巨大なイカの怪獣が突如出現。不意をつかれたベアードは、武器である銃をすべて海に落としてしまう。形勢不利と見たベアードは、「自分の体に爆弾が仕掛けられている」というハッタリで、イカ怪獣を追い払うことに成功する。しかし、ゴジロウは、怪獣にフォークを投げつけて挑発。怒り狂った怪獣は、巨大な母怪獣を助っ人にして戻ってきた。慌てるベアードを尻目に、ゴジロウは必殺技「怪獣流・海斬り」を繰り出す。ゴジロウの剣により、2匹の怪獣は真っ二つになり、その背後の海まで割れた。驚くベアードに対して少年は、神英雄を目指す、怪獣侍だと名乗る。こうして、怪獣なのに怪獣を斬る、最強の少年怪獣侍の物語が幕を開けた。
登場人物・キャラクター
ササキ・ゴジロウ
怪獣の少年で、和服の侍姿とキャップ、角や牙、しっぽが特徴。武器は背中の日本刀。怪獣を倒す「英雄」のライセンスを持っており、英雄名(コードネーム)は怪獣侍。英雄ランクは一番下の雑魚英雄(ざこヒーロー)だが、ものすごく強い。「海斬り」「光斬り」といった怪獣流と呼ばれる剣技で怪獣を倒す。「拙者」「ござる」などの侍言葉を使う。弱点は昆虫のハチ。
ベアード
怪獣を倒す「英雄」のライセンス所持者の青年。ランクは、一流英雄(いちりゅうヒーロー)。全体的に熊っぽい容貌と、ウエスタンハットが特徴。プライドが高く、キザなキャラクター。武器は、108挺の銃。また、体を大きくさせる「野熊(ガチグマ)モード」に移行することもできる。豪華客船の護衛任務中にササキ・ゴジロウと出会い、その強さを認める。