恋がヘタでも生きてます

恋がヘタでも生きてます

仕事をバリバリこなして頑張っているキャリアウーマン。しかし恋愛には奥手で不器用。そんな女性が人を好きになり、男性と初めて付き合うなかで、意地をはったり本音をうまく言えなかったりと、悩みながらも本気で恋に向き合う姿を描く。小学館「プチコミック」2008年3月号から2009年12月号まで連載の作品。2017年4月テレビドラマ化。

正式名称
恋がヘタでも生きてます
ふりがな
こいがへたでもいきてます
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あらすじ

総合商社で働く茅ヶ崎美沙は、朝、誰よりも早く出社して、仕事をこなすバリバリのキャリアウーマン。しかしそんな彼女は、男性と付き合ったこともない処女。ある日、日課であるジョギング中に、雄島佳介という男性と出会い、彼に好意を抱く。その後、雄島佳介からも好きだと言われて両想いに。しかし茅ヶ崎美沙が勤める青葉Co.に、雄島佳介がヘッドハントされてきて、茅ヶ崎美沙の上司になることを知らされる。出世することをずっと目指してきた茅ヶ崎美沙としては、自分がなれると思っていた主任のポストを、雄島佳介にさらわれた気がして納得できず、雄島佳介に好意はあるものの素直になれない。一方、茅ヶ崎美沙の親友である榎本千尋は、婚約者の時任仁が浮気していることを知り、原因は自分にセックステクニックがないせいだ、と思い込んでしまう。

メディアミックス

2017年4月、読売テレビ・日本テレビ系列にて本作のTVドラマ版が放送された。脚本は横田理恵。茅ヶ崎美沙役を高梨臨、雄島佳介役を田中圭、榎本千尋役を土村芳、橋本司役を淵上泰史が演じた。

登場人物・キャラクター

茅ヶ崎 美沙 (ちがさき みさ)

青葉Co.という総合商社の25歳の独身キャリアウーマン。マーケティング部営業1課で不動の成績を誇る。就業前に、会社近くの公園でジョギングするのが朝の日課。出世を目指し、それを社内でも大っぴらにしている。人一倍勉強し、働いている彼女を、周りの同僚は認めている。学生時代、サークル仲間の黒川卓実に「美沙と付き合ったらコンプレックスで自分のほうが潰されそうだ」という内容の会話を聞いてしまう。 それ以来恋に臆病になり、男性を好きになることができずにいた。雄島佳介と付き合うことになったが、今まで女の子扱いされたことがなかった美沙は、「支払いは割り勘にすること」をかたくなに譲らなかったり、素直にかわいい行動がなかなかできないことに悩む。

雄島 佳介 (おじま けいすけ)

27歳の凄腕の営業マン。米マイクロバーサス社のマーケティング部から、茅ヶ崎美沙の働く青葉Co.に引き抜かれてきた。青葉Co.の社長の甥。スタンプという名の犬を飼っている。欲しいものがあったら、それが誰かのものであっても、絶対手に入れる主義。超ポジティブシンカーで、周りにも影響を及ぼし、営業1課の業績を上げている。 茅ヶ崎美沙とは公園で出会い、数回会っただけなのに、彼女にディープキスをしてしまうくらい行動がはやい。一瞬でも見た情報はすべて記憶できる、という能力の持ち主。クライアント情報なども、すべて頭の中に記憶されている。

榎本 千尋 (えのもと ちひろ)

茅ヶ崎美沙の大学時代からの大親友で、ルームメイト。結構いいとろこのお嬢様。一通りの家事はそつなくこなせて、老人ホームにボランティア活動をしに行くような、女らしいタイプ。仕事は百貨店の受付嬢で、時任仁という婚約者がいる。時任仁が浮気していることを知るが、彼を責めるのではなく、自分に至らないことがあったのでは、と思ってしまうくらい自分に自信がない。 スタイルが良くて仕事もできる茅ヶ崎美沙と自分と比べてしまい、自分は何も取り柄がないと強く思い込んでいる。

橋本 司 (はしもと つかさ)

茅ヶ崎美沙と同じ会社で働く同僚の男性。営業2課の主任。茅ヶ崎美沙の所属する営業1課よりも業績がいいため、なにかと茅ヶ崎美沙に嫌味を言う。雄島佳介とは学生時代からの知り合い。昔好きになった女性、依林が不幸な亡くなり方をしたことをずっと引きずっていて、自分は幸せになってはいけない、と思い込んでいる。そのため、真剣に女性と付き合ったことがなく、女はセフレでいいという考え方をしている。 一人暮らしで、卵を片手割りできるくらいの料理の腕前。偶然知り合いになった榎本千尋が、お金持ちのお嬢様だと知る。彼女に近づくため、セックスにコンプレックスのある榎本千尋に、男を腑抜けにするテクニックを教えてやると提案する。

時任 仁 (ときとう じん)

榎本千尋と婚約している、見た目は好青年の男性。しかし榎本千尋の同僚の先輩と浮気している。従順で子供好きだからという理由だけで、榎本千尋との結婚を考えていて、結婚しても不倫は続けるつもり。榎本千尋に浮気がばれ、公衆の面前で彼女に土下座までして、二度と浮気はしないと許しを請う。しかし、それは表向きで、不倫相手とは変わらず続いている。

黒川 卓実 (くろかわ たくみ)

コスモック株式会社の商品仕入部仕入れ担当の男性。茅ヶ崎美沙の大学のテニスサークルの仲間。「美沙を彼女にしたらコンプレックスで潰されそうだ」という会話を美沙に聞かれてから、疎遠になっていた。黒川卓実の勤める会社に美沙が営業に行ったことで二人は再会する。美沙がまだ自分を好きなんだと思い込んでいた黒川は、美沙を飲みに誘い、薬を仕込んで酔わせ、ホテルに連れ込む。

依林 (いーりん)

雄島佳介と橋本司が好きになった中国人のかわいい女の子。中国にいた頃に、いじめで不登校になった過去がある。ニューヨークには祖母が住んでいたので、中国からニューヨークに留学してきた。雄島佳介と橋本司がニューヨーク大学に入学したての頃に、依林が彼らを中国人かと思って、声を掛け、3人で行動するようになる。 ある夜、雄島佳介と橋本司が依林に告白するため、彼女を外に呼び出したところ、拉致されて殺されてしまう。

場所

青葉Co. (あおばこーぽれーしょん)

茅ヶ崎美沙、雄島佳介、橋本司が務める会社。茅ヶ崎美沙のいるマーケティング部営業1課では「foce」という管理ソフトを扱っている。雄島佳介はこの会社の社長の甥になる。雄島佳介が来る前は、橋本司が主任を務める営業2課の業績が良かったが、雄島佳介が来ると営業1課の業績が伸び、逆転した。

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