あらすじ
第1巻
小坂れいは、高校入学後に出会った鹿野ななと、ささいなきっかけから恋人同士になった。れいは口癖のように「殺す」と言いつつも実際には殺すそぶりもなく、一方のななは習慣的に自殺未遂を繰り返しつつも自殺するそぶりはなく、それなりに良好な関係を築いていた。しかしある日、れいは通り魔に襲われて帰らぬ人となってしまう。葬式が終わってしばらくが経った頃、なながれいの家を訪れると、そこにはななの18歳の誕生日を祝う手紙が残されていた。
登場人物・キャラクター
小坂 れい
高校生の少年で、鹿野ななの恋人。ななと同じクラスに在籍している。ななの言動にふだんから文句ばかり言っているが、実際にはななのことを気にかけており、そんな関係を楽しんでいる。柄が悪く、つねに乱暴な物言いをする。また携帯依存症で、いつも携帯電話をいじっている。好物はほうれん草のおひたし。身長が非常に高い。
鹿野 なな (しかの なな)
高校生の少女で、小坂れいの恋人。れいと同じクラスに在籍している。自殺志願者で、日常的に自傷行為を繰り返している。極めて情緒不安定かつ泣き虫で、つねに涙を流していることが多い。好物はコンビニの肉まん。身長が非常に低い。