SWEET デリバリー

オリジナル結婚式をプロデュースする会社スイート・ブライダル。この会社を経営するカップル関口実与子と大堀マコトの日常を軸に、周囲の個性的なスタッフや新婚カップルたちの成長物語を描いた長編。

概要・あらすじ

主人公関口実与子は、恋人の大堀マコトと共に立ち上げたオリジナルウェディングの制作会社で、多忙な日々を送っている。ドレス作りや式のプロデュースにはやりがいを感じているが、寝る間を惜しんだ生活で顔も心もボロボロいなってく一方。マコトが自分に対して冷めていくのを恐れるあまり、しまいには客である若い新婦にまで嫉妬の目を向けるようになってしまう。

「このままではカップルたちに幸せを吸い取られてしまう!」不安が爆発した実与子は、とうとう職場を飛び出してしまうのだった。

登場人物・キャラクター

関口 実与子 (せきぐち みよこ)

28歳~35歳。オリジナルの結婚式をプロデュースする会社スイート・ブライダルの副社長。担当はウェディングドレスの制作。実家はフラメンコ教室だったが、踊るより生徒たちのドレスを作るのに夢中になり、服飾の専門学校に進む。教室のパンフレット撮影で訪れていた新人カメラマンの大堀マコトに出会い、猛アタックされた末に恋人同士になった。 学校卒業後に勤めていた繊維メーカーを辞め、マコトと今の会社を立ち上げた。年齢よりかなり老け顔といわれている。自他共に認める心配症で、嫉妬深い性格である。愛するマコトと新鮮な関係を保つため、7年以上も同居や結婚を渋っていたが、妊娠発覚を機に籍を入れた。もともと恥ずかしがりな性格のため、写真に撮られるのが大嫌い。

大堀 マコト (おおほり まこと)

主人公関口実与子の恋人。30歳~37歳。オリジナルウェディングをプロデュースする会社スイート・ブライダルの社長兼カメラマン。元は芸能関係を扱うフリーのカメラマンだったが、バブル崩壊と同時に食べていけないと感じ、実与子と共に今の会社を立ち上げた。仕事人間な上に人やお金を動かすセンスに長けているため、会社を順調に大きくしている。 一時は社長業に専念するためカメラの仕事を辞めようとするが、実与子に反対され考え直した。心が広く思いやりのある性格で、社員や客からの信頼も厚い。普段は仕事に熱中するあまり実与子に対する態度があっさりして見えるが、元々師匠の恋人であった実与子に一目惚れして猛アタックしたのは、マコトの方である。 今でも愛情は変わらず、実与子の嫉妬深くて心配性な性格も全て受け止めている。

鈴木 ふみえ (すずき ふみえ)

主人公関口実与子の仕事仲間。27歳~34歳。オリジナルウェディングをプロデュースする会社スイート・ブライダルの社員。担当は、ヘアメイクやフラワーコーディネートなど、飾ること全般。実家が花屋だったため、小さい頃から花やフリル、レースなどに目がない。見た目が可愛く若く見えるため、嫉妬した新婦たちから担当を替えてほしいとクレームを受ける事がしばしばある。 昔から顔立ちのせいで同性に反感を買いやすく、いまだに女友達は実与子と早坂摩耶のみである。仕事中は恋愛のグチや仕事の不満をはじめ、とにかくおしゃべりが多い。実与子や社長の大堀マコトからは割と甘やかされ可愛がられているが、本人は意外にも努力家で、仕事や職場を愛している。 優秀なフラワーコーディネーターである早坂摩耶の登場で、一時は仕事に対する自信を無くしふてくされていたが、今では摩耶の一番弟子となり、実与子の次に懐いている。男運がなく歴代の彼氏が最悪だったため、恋愛というものを疑ってかかる癖がある。

早坂 摩耶 (はやさか まや)

主人公関口実与子の仕事仲間。オリジナルウェディングをプロデュースする会社スイート・ブライダルの社員。かなり敏腕なフラワーコーディネーターで、指名や引き抜きの声も多い。大堀マコトのカメラマン仲間の奥さんで、マコトとは10年近く前に知り合っている。最初は一時的な助っ人として仮採用されていたが、後に正社員になる。 美人で年齢より遥かに若く見られるだけでなく、実家はお金持ちで大抵の事は器用にこなしてしまう。はじめはマコトにちょっかいを出したり、会社のやり方に口出しをするなどして実与子や鈴木ふみえの反感を買っていたが、実は努力家であり花に対する愛も人一倍なことが判明し、受け入れられるようになった。 見た目によらず気さくで愉快な性格をしており、ふみえにはおじさん扱いをされている。そんなふみえを一番弟子として可愛がり、持ちうる全ての技術や知識を惜しみなく伝授している。

矢口 渡 (やぐち わたる)

主人公関口実与子の仕事仲間。オリジナルウェディングをプロデュースする会社スイート・ブライダルの社員。主人公実与子とは同じ歳。大堀マコトがフリーカメラマン時代、アシスタントをしてもらっていた事が縁で会社に雇われた。スーパーアイドルのBLEEDをデビュー当時から撮り続けており、彼らが国民的スターになると同時に自らも専属カメラマンとして有名になった。 BLEEDの人気下降と共に仕事が減ってしまい、その事が原因で仕事に対するモチベーションも落ち、会社での仕事にも支障をきたすようになってしまう。マコトにきつく叱られ、実与子や鈴木ふみえの支えもあって、元の熱血カメラマンに戻った。

平間 周 (ひらま しゅう)

鈴木ふみえの恋人。ラジコンが好きで、大学院では電子物理工学の研究をしている。何かと出費がかさむラジコンを続けるため、研究の合間にバイトをいくつも掛け持ちしている。しかし一番の趣味は旅であり、趣味と実益を兼ねたいとの想いから、あっさり大学院を辞め、26歳で旅行会社に就職した。 ふみえに見合う男になるため必死で働くが、わがままで傲慢な国会議員の客とケンカし、半年足らずでクビになってしまう。その後、格闘技会場でバイトをしながらプロレスの魅力にはまってしまい、プロのレスラーを目指す事を決意。闘龍門というプロレス団体に入り厳しいトレーニングをこなしていたが、これまで大学やバイトで培ってきた語学力やコミュニケーション能力が評価され、団体側から営業にスカウトされる。 自分の進む道が定まり、ようやくふみえにプロポーズした。

平間 静 (ひらま しずる)

鈴木ふみえに片想いする少年。兄の周に頼まれ花火問屋にお使いに行った時、常連だったふみえに出会い一目惚れした。14歳だが、身長が高く外見も大人っぽいため大学生くらいに見られる。ふみえを頻繁にデートに誘うようになるが、結果的にふみえは兄である周と付き合うこととなる。 ちなみに、ふみえからは本名も年齢も嘘を教えられており、ずっと「23歳の愛ちゃん」だと思っていた。

関口 咲与子 (せきぐち さよこ)

主人公関口実与子の妹。樹与子は双子の姉。昔からおっちょこちょいで天然な性格。ずっと女子校だったため、昔から実与子の恋人である大堀マコトに憧れており、今でも会話をすると緊張してしまう。現在は実家のフラメンコ教室でインストラクター助手をしている。

関口 樹与子 (せきぐち きよこ)

主人公関口実与子の妹。咲与子は双子の妹。男勝りな性格で、言動も姉妹の中で一番サバサバしている。現在はフリーター。

カヨ

主人公関口実与子の実母。自分の経営するフラメンコ教室でインストラクターをしている。若い頃、映画にダンサー役として出演した事があり、その時道具方の職人をしていた夫と出会った。娘の実与子には自分のダンス教室を継いで欲しいと願っていたが、本人は踊ることよりドレスの縫い物に夢中なため、諦めて応援する事にした。 かなり逞しい性格で、心配性の実与子とは正反対。3人の娘たちとは友達のように接している。

実与子の父 (みよこのちち)

もともと映画の道具方の職人で、ダンサー役で現場に来ていたカヨをナンパし、後に結婚した。職人気質の頑固な性格だが、家族想いの父親であり、特に引っ込み思案で縫い物ばかりしている実与子を気にかけていた。母親のフラメンコ教室で使うドレスばかり作っていた実与子に、就職して広い世間を知るよういつも口うるさく言っていた。 実与子が専門学生の時、脳いっ血で突然死してしまう。父親の思いを受けて、実与子は世間に出る事を決意し、繊維メーカーに就職した。

花井 白夫 (はない あきお)

主人公関口実与子の元カレで、大堀マコトの師匠。名のあるカメラマンで、女性タレントやモデルを主に撮影しており、女心を掴むのが上手い。プライベートでもかなりの遊び人で、当時専門学生だった実与子も恋人の一人であった。もちろん実与子はそんな事を知らず、花井に対して一途な愛情を向けていた。 花井にとって、実与子は一緒にいると心が清まる存在であり、かなりのお気に入りであった。基本的に、女といる時は携帯の電源を切っている事が多いので、マコトが仕事の連絡をしたくてもつかまらない時が多い。毎年自分の誕生日になると、マコトや歴代の弟子を読んで麻雀大会を開いている。

長津田 幸子 (ながつだ さちこ)

主人公関口実与子の高校の同級生で客。職業はイラストレーター。実与子の所に結婚式の予約を申し込んでくるが、その時点で結婚相手はまだ見つかっておらず、年末までに見つける予定だと無茶を言ってきた。実与子は反対したが、社長の大堀マコトは、自分にプレッシャーを与える事も大事だとしてあっさり引き受けてしまう。 結局年末までに恋人は見つからなかったが、クリスマスの夜に好きな人はできた。若い時、アルコール依存症のため高校進学が1年遅れたという伝説の持ち主。今でも酒や競馬に偏った生活をしている。

有馬 恵后 (ありま めぐみ)

早坂摩耶の友人。実家でピアノの先生をする28歳。縁起の良い顔におっとりした性格のため他人に安心感を与えるが、それ故に男性からも「いい人」のままで完結されてしまう。元々見合い結婚の習慣がある家系に生まれたので、恋愛結婚を諦め神社の息子とのお見合いを受ける事を決意する。しかし、親族代々歌舞伎界に通じていたため、西洋に対する憧れが人一倍強く、結婚式はどうしても西洋風に行いたいと思っている。 どうしても神社での結婚式に抵抗があり、摩耶に相談を持ち掛けることになった。

集団・組織

スイート・ブライダル

主人公関口実与子と恋人の大堀マコトが経営する、オリジナルウェディングをプロデュースする会社。立ち上げた当初は、結婚式の出前という意味でスイート・デリバリーという名だったが、ケーキやお菓子の出前と勘違いされる事が多かったので、現在の社名に変更した。

書誌情報

Sweetデリバリー 全7巻 集英社〈ヤングユーコミックス〉 完結

第1巻

(1997年10月発行、 978-4088643267)

第2巻

(1998年6月発行、 978-4088643731)

第3巻

(1999年2月発行、 978-4088644172)

第4巻

(1999年12月発行、 978-4088644707)

第5巻

(2001年2月発行、 978-4088645377)

第6巻

(2002年4月発行、 978-4088645735)

第7巻

(2004年5月発行、 978-4088646077)

Sweetデリバリー 全4巻 〈集英社文庫 コミック版〉 完結

第1巻

(2007年6月発行、 978-4086186230)

第2巻

(2007年6月発行、 978-4086186247)

第3巻

(2007年8月発行、 978-4086186254)

第4巻

(2007年8月発行、 978-4086186261)

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