愛のふじつぼ

愛のふじつぼ

こいずみまりの処女単行本作品。顔は良いが全く働かないダメ男結城アキラと、そんな彼のことが好きで、泣きながらも尽くしてしまう臼井幸子との同棲生活を描いた4コマ漫画。日に日にエスカレートするアキラのDVなど、本来なら見ていて引いてしまうような2人の様子を、切れ味鋭いギャグでまとめ上げている。「月刊ビタマン」1994年19号から1998年9月号にかけて連載された作品。

正式名称
愛のふじつぼ
ふりがな
あいのふじつぼ
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

なんの取り柄もないしがないOLの臼井幸子は、無職のヒモ男結城アキラとアパートで暮らしている。アキラはことあるごとに幸子を殴るDV体質。しかしアキラの時折見せるキュートな仕草に幸子はメロメロで離れられない。そんな幸子の弱さにつけ込み、アキラは友人に3万円で彼女の肉体を差し出したり、自分は他の女性と浮気しまくったりとまさにやりたい放題。

だが、そんな同棲生活についにピリオドの打たれる瞬間が訪れる。

登場人物・キャラクター

臼井 幸子 (うすい さちこ)

事務職のOLだがドジばかりしていて仕事はまったくできない。家賃はおろか生活費やお小遣いに至るまで結城アキラに貢いでいる。基本的に真面目だが男に言い寄られると断りきれない性格。高校の同窓会に行った時には、会場のほとんどの男と過去なんらかの肉体関係を結んでいた事に気づくほど。作者であるこいずみまりによると、「幸が薄い」というダジャレをもとにネーミングしたとのこと。

結城 アキラ (ゆうき あきら)

ルックスだけは良いが、働かず浮気三昧でDV気質のいわゆるだめんず。何かの組織に追われているらしく、たまに大金を持っていたり血だらけで帰宅したりする。その素性は謎に包まれており、同棲している臼井幸子でさえもアキラの過去について何一つ知らされていない。

波風 倫子 (なみかぜ のりこ)

臼井幸子の同僚OL。不倫歴11回、自殺未遂歴6回と噂されている。幸子に同族意識を持っており、怪しげなセミナーに勧誘しようとする。「怨」という字を見ていると落ち着く体質で、その字を書いてオフィスに貼っている。

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