戦国ヴァンプ

戦国ヴァンプ

ある日突然、戦国時代にタイムスリップした幼なじみの男女。自分達が現れた事で歴史が変わってしまわないように奔走しながら、元の時代に戻る方法を探す二人の姿を描く和風ラブファンタジー。「ARIA」2016年2月号から2017年11月号にかけて連載された作品。

正式名称
戦国ヴァンプ
作者
ジャンル
和風ファンタジー
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あらすじ

第1巻

大野ひさきは、幼なじみの伊東はじめとの勉強会に疲れて抜け出したところ、突如約450年前の戦国時代、永禄2年(1559)にタイムスリップしてしまう。そこで出会った三好長慶によれば、ひさきには特別な力があり、それを狙う壱与に無理やり召喚されたが、長慶が妨害した事により、ひとまず彼に保護されたのだという。状況が呑み込めないひさきは思わず長慶のもとを飛び出すが、今度は突然殺されそうになる。それを助けたのは、織田信長と名乗る青年であった。ひさきは信長の厚意で彼のもとに身を寄せる事になるが、その翌日、再び現れた刺客により、信長は瀕死の重傷を負ってしまう。長慶であれば信長を助けられるのではと考えたひさきは、長慶のもとに戻る事を決意。どのような方法でも構わないので信長を助けてくれと頼む。しかし信長を生かす唯一の方法は、吸血鬼である長慶の力で信長を吸血鬼にしてしまう事だった。こうして信長は蘇生したものの、その日から血や暴力を見ると、人格が変わったように乱暴になってしまうようになる。責任を感じるひさきだったが、なぜかその乱暴な人格は、ひさきの事だけは気に入っているらしく、ひさきは戸惑う。一方その頃はじめは、壱与のもとで目を覚ましていた。

第2巻

永禄3年5月。桶狭間の戦いは、織田信長の圧倒的な力により、織田軍が優勢を保っていた。しかし、大野ひさきは信長の残酷な戦い方に心を痛め、信長に対して大将である今川義元のみを狙い、最小限の犠牲で戦いを終わらせるよう頼み込む。こうして桶狭間の戦いはあっさり終了するが、前田又左衛門利家が瀕死の重傷を負ってしまう。ここで利家を失うわけにはいかないと考えた信長は、吸血鬼になるくらいなら死にたいと願う利家の意向を無視し、利家を吸血鬼にする。利家はこうして生き延びた事に深く傷つくが、信長は吸血鬼となった事で自分の圧倒的な力を利用し、日本を戦のない国にしようと決意していた。そんな信長の思いを受けとめた利家は、吸血鬼として生きる覚悟を決めるのだった。一方木下藤吉郎秀吉は、利家を殺そうとした人狼を狩りに、単独行動をしていた。秀吉は、戦いで自分が瀕死になれば、信長が自分を吸血鬼にしてくれるのではと考えたのである。しかしそれは失敗し、人狼に嚙まれた秀吉は人狼化。その場で偶然出会った伊東はじめに保護される。そして事態を察したはじめは、秀吉を助けに来た信長に、同行させてほしいと頼む。

第3巻

大野ひさき伊東はじめはついに合流できるかと思われたが、織田信長が二人の関係に嫉妬し、はじめを置いてきてしまった事から、再会は叶わなかった。その直後、十河一存が何者かに殺害され、その場に信長の持ち物があった事から、信長に容疑が駆けられる。続いて三好実休も殺されて千熊丸は警戒を強め、もしや犯人は三好の兄弟達が不要になった三好長慶ではないかと思うようになっていく。しかし真犯人は、行方不明になっていた松永久秀であった。吸血鬼を狩る事を使命とする秀久は、千熊丸と安宅冬康も襲い、兄弟の中で生き延びた千熊丸は、自分を死んだ事にして足利義輝のもとに身を隠す。これと同時期に長慶も姿を消してしまい、ひさき達が温泉地で今後どうするべきか悩んでいると、そこで偶然はじめが訪れる。こうしてついに再会した二人は、信長と松永長頼も交えて話し合い、その結果、ひさきは長慶に恩を返すためにひとまず三好家に戻り、「松永秀久」として三好家を支える事を決意する。しかし、三好家の新たな当主となった三好義継は、ひさきを利用してよからぬ事を企てていた。そうと知らぬひさきは義継に誘われるまま、義輝のもとへ向かう。

第4巻

三好義継の目的は、邪魔になった足利義輝を殺害し、その罪を大野ひさきに被せる事であった。それに気づいた前田又左衛門利家松永長頼は慌てて助けに向かう。しかし、そこに兄弟殺しの犯人が三好長慶だと思い込んでいる千熊丸が現れ、長頼に致命傷を負わせる。もはや長頼は死亡したと判断した利家はひさきを連れて逃げ、ひさきは悲しみに暮れるのだった。一方その頃伊東はじめは、ひさきの安全に気を配りつつ、元の時代に戻る方法を探していた。そこに「果心居士」と名を変えた三好長慶がやって来る。長慶は、はじめもまた王の器にふさわしい人物であると考え、彼に近づこうとしていたのである。そこではじめは、護衛として服部半蔵をひさきのもとへ送るが、半蔵がひさきの暮らす飯盛山城へ向かうと、そこには何と織田信長がいた。信長はひさきの護衛の「のぶ」と素性を偽り、すぐそばでひさきの護衛をしていたのである。そこでひさきは二人に、これから義継が殺害しようとしている足利義昭のもとへ向かい、助ける事はできないだろうかと提案する。こうして三人は義昭を無事保護するが、そこに義継が現れる。

第5巻

大野ひさき織田信長は、どうにか三好義継の罠から逃れ、生き延びた。そんな二人のもとに、亡くなったかと思われた松永長頼が現れるが、長頼はなぜか「明智光秀」と名乗っているうえ、信長の家臣になりたいと言い出す。ひさき達は長頼の目的がわからず困惑するが、ひとまず迎え入れ、長頼は再びひさき達と行動を共にするようになる。一方その頃、義継は争いの火種を作るため、わざと周囲に噓や悪い噂を吹聴して回っていた。これによって信長と長頼の関係は次第に悪化。さらに信長は少しでも早く天下を取ろうとするあまり、比叡山延暦寺を焼き討ちにするなど、残酷な行動も厭わぬようになっていく。ひさきはそんな信長の姿にショックを受けるが、同時期に体調を崩し、身体が思わぬように動かなくなってしまう。義継曰く、それは信長に何度も血を吸われるうちに吸血鬼の毒が身体に回っており、このままではいずれ死ぬのだという。これを聞いた長頼は、ひさきを助けるべく、信長と戦う事を決意する。

登場人物・キャラクター

主人公

現代日本で暮らす女子高校生。前髪を眉上で短く切り揃え、胸の上まで伸ばしたストレートロングヘアにしている。戦国時代にタイムスリップしてからは三好長慶の提案で素性を偽り、男装して松永長頼の兄のふりをし、「... 関連ページ:大野 ひさき

大野ひさきが戦国時代で出会った、尾張の小大名の若い男性。前髪を目が完全に隠れるほど伸ばした、黒のウルフカットヘアにしている。木下藤吉郎秀吉からは「のぶ」と呼ばれている。穏やかで心優しく、争いを好まない... 関連ページ:織田 信長

織田信長の家臣を務める若い男性。前髪を完全に目が隠れる高さで切り揃え、胸の高さまで伸ばした桃色のウェーブヘアを、頭の高い位置でポニーテールにしている。ふだん両目は前髪で完全に隠れており、見えない。また... 関連ページ:前田 又左衛門 利家

織田信長の家臣を務める若い男性。前髪を目の上で切って、髪全体をツンツンに立てた金色のウルフカットヘアにしている。両耳には大量のピアスを付けており、唇の左側にも一つピアスをした、非常に派手な風貌をしてい... 関連ページ:木下 藤吉郎 秀吉

松永秀久の弟で、三好長慶の家臣を務める若い男性。前髪を目が完全に隠れるほど伸ばして、左寄りの位置で分けて短髪にしている。まじめで規律を重んじる性格で、やや口うるさい。また三好家の者として、長慶の正体は... 関連ページ:松永 長頼

京の都の権力者の男性。前髪を目が隠れるほど伸ばし、左側の髪の毛は肩に、右側の髪の毛は胸の高さまで伸ばした、アシンメトリーな白のウェーブヘアにしている。一見若い男性に見えるが、実年齢は不明。その後、死ん... 関連ページ:三好 長慶

大野ひさきの幼なじみの男子大学生。前髪を目が隠れそうなほど伸ばした、癖のある短髪に眼鏡をかけている。まじめで落ち着いた性格の勉強家で、特に日本史が大好きな歴史オタク。ある日ひさきに勉強を教えていたとこ... 関連ページ:伊東 はじめ

三好元長の息子で、30代の男性。前髪を目が隠れそうなほど伸ばし、顔の左側の髪の毛は顎の高さまで、顔の右側の髪の毛は肩につくほどまで伸ばした、アシンメトリーなボブヘアにしている。10歳の時、三好長慶の手... 関連ページ:千熊丸

三好家の次男。千熊丸の弟であり、安宅冬康、十河一存、三好冬長の兄の男性。前髪を目の上で切って真ん中で分けた短髪にしている。左目に眼帯をしている。クールで落ち着いた性格。元はふつうの人間だったが、父親で... 関連ページ:三好 実休

三好家の三男。千熊丸、三好実休の弟であり、十河一存、三好冬長の兄の若い男性。前髪を前髪を目の上で切り、鎖骨の高さまで伸ばした外はねセミロングヘアを、頭の右側に集めて一つに結んでいる。元はふつうの人間だ... 関連ページ:安宅 冬康

三好家の四男。千熊丸、三好実休、安宅冬康の弟であり、三好冬長の兄の若い男性。三好義継の父親でもある。前髪を目が隠れそうなほど伸ばして、肩につくほどまで伸ばした外はねセミロングヘアにしている。通称「鬼十... 関連ページ:十河 一存

十河一存の息子の少年。前髪を目が隠れないようにM字に分け、段をつけて顎の下まで伸ばしたボブヘアにしている。吸血鬼である一存と、人間の女性のあいだに生まれたハーフ。しかし、吸血鬼としての力はほとんど持た... 関連ページ:三好 義継

室町幕府の第13代征夷大将軍を務める男性。足利義昭の兄でもある。前髪を目の上で切り、頭の左側の髪の毛は白、頭の右側の髪の毛は黒に染めた、ツートンカラーのウルフカットヘアにしている。目は一重で、両目の下... 関連ページ:足利 義輝

足利義輝の弟。前髪を目の上で切り、頭の左側の髪の毛は白、頭の右側の髪の毛は黒に染め、鎖骨の高さまで伸ばしたツートンカラーのウルフカットヘアにしている。両目の下には隈があるが、義輝に比べると隈は比較的小... 関連ページ:足利 義昭

松永長頼の兄で、無精ひげを生やしている。前髪を目が完全に隠れるほど伸ばして左寄りの位置で分け、肩につくほどまで伸ばしたぼさぼさの黒髪に、小さく髷を結っている。吸血鬼をはじめとする、魔物を狩る一族に生ま... 関連ページ:松永 秀久

織田信長の妹で、幼い少女。前髪を目の上で切って真ん中で分け、胸の下まで伸ばしたロングウェーブヘアを、顔の両脇の髪と残りの後ろの髪を三つに分けて、三つ編みにしてまとめている。周囲からは主に「お市」と呼ば... 関連ページ:

前田又左衛門利家の許嫁で、幼い少女。前髪を目の上で切った前下がりのウェーブボブヘアにしている。周囲からは主に「お松」と呼ばれている。物静かで心優しい性格で、利家の事を大切に思っている。そのため、利家が吸血鬼化してしまったあとも、利家を献身的に支える。実在の人物、芳春院がモデル。

人狼の女性。今川義元の専属占い師。前髪を目の上で切り揃え、腰まで伸ばしたストレートロングヘアにしている。頭頂部に狼の耳が生えており、ふだんは尼僧の服装をする事で耳を隠している。一見若い女性にしか見えな... 関連ページ:壱与

伊東はじめの家臣を務める忍の男性。前髪を眉上で切って斜めにカールさせて流し、セミロングヘアを頭頂部で一つのお団子にしてまとめている。眉が太く、まつ毛の長い、濃いめの顔立ちをしており、体型は太め。しかし... 関連ページ:服部 半蔵

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