戦国BASARA2

戦国BASARA2

2005年にカプコンより発売されたスタイリッシュな英雄アクションゲーム「戦国BASARA」シリーズ、その第2弾である「戦国BASARA2」の世界観を軸に描かれた、壮大な戦国バトル作品。「電撃マ王」にて2007年2月号から2009年1月号にかけて掲載された。監修は株式会社カプコン。

正式名称
戦国BASARA2
ふりがな
せんごくばさらつー
作者
ジャンル
アクション
レーベル
電撃コミックス(メディアワークス)
巻数
全4巻完結
関連商品
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概要・あらすじ

日ノ本を恐怖で支配していた「魔王」織田信長が明智光秀の謀反により本能寺にて討たれた。日ノ本中を駆け巡ったその一報にいち早く動き出したのは、奥州を取り仕切る伊達軍の若き筆頭である伊達政宗。信長の跡目を狙う諸国大名たちが明智軍を打ち倒そうと山崎に攻め入るさまを見物するために馬を走らせた政宗の前に現れたのは、圧倒的な戦力で明智軍を殲滅した豊臣秀吉の姿だった。

秀吉の放つ凄まじい覇気の前に一歩も動けず、何もできぬまま奥州へと引き返した政宗は、片腕である片倉小十郎に叱咤され、自身の背負いしものを自覚。本気で天下を獲るために立ち上がることを誓うのだった。こうして真田幸村前田慶次をも巻き込んで、政宗は再び乱世に突入した日ノ本を駆け抜けていく。

登場人物・キャラクター

伊達 政宗 (だて まさむね)

若くして奥州を統べる伊達軍の将であり米沢城城主を務める男性。「奥州筆頭」と呼ばれる猛者で、隻眼であることから「独眼竜」という二つ名も持つ。荒くれ者の集まりである伊達軍をまとめるほどのカリスマ性を持ち、部下からは「筆頭」と呼ばれ慕われている。当初は若さゆえに尊大な態度を取ることが多く、気性も荒いため後先を考えずに突っ走ってしまうことがあった。 しかし、豊臣秀吉に手も足も出ずに山崎より帰還した後、片倉小十郎の助言により天下を獲ることを決意したあとは、一国の主としてふさわしい態度を見せるようになる。真田幸村とは山崎から帰る途中で出会い、一戦を交えたが決着がつかなかったため、再戦を望んでいる。口調は砕けており、「Party!」や「Aer You Ready Guys?」など英語を交えたセリフを話し、必殺技の名前も「HELL DORAGON!」など英語の技名で統一されている。 普段は一刀流だが、本気を出す場合は、「六爪流」という刀を6本用いた戦闘スタイルとなる。実在した武将の伊達政宗がモデル。

片倉 小十郎 (かたくら こじゅうろう)

伊達軍の副将であり、部下からはもちろん伊達政宗からも「お前はオレの右目だ」と言われるほどの信頼を得ている男性。また自身も政宗への忠誠心が強く、暴走した政宗を戒めた際には一命をもって詫びようとした。オールバックで左頬に刀傷がある厳つい見た目だが、政宗にとっては時に優しく時に厳しい兄のような存在。自身の畑を所有し、暇を見つけてはせっせと野菜を育てている几帳面な一面も併せ持つ。 統率力や軍略に長け、軍師としての高い能力を持つがゆえに、竹中半兵衛から豊臣軍への引き抜きを受けたこともあったが、政宗への熱き忠誠心からその申し出を断った。一刀流だが、左利きという珍しい戦闘スタイル。実在した武将の片倉小十郎がモデル。

真田 幸村 (さなだ ゆきむら)

本名は「真田源次郎幸村」。武田軍の若虎と称される武将の男性で、川中島の合戦では別働隊の一番槍を務めたほどの実力を持つ。主君である武田信玄を「お館様」と呼び崇拝している熱血漢だが、まだ若いため猪突猛進の行動が多く、そのたびに信玄から叱責されている。川中島で豊臣軍の奇襲により信玄が倒れた後、決着が着かなかった伊達政宗、前田慶次と再戦するためと、奇襲をかけてきた豊臣秀吉の天下獲りを阻むべく猿飛佐助とともに小田原へと向かう。 長い赤鉢巻きを頭に巻き六文銭を首から下げた出で立ちで、2本の長い槍で戦うスタイル。必殺技は「烈火」。実在した武将の真田幸村がモデル。

猿飛 佐助 (さるとび さすけ)

武田軍の忍隊の長を務める男性。口調は軽く常に飄々としているが、忍びとしての実力はかなりのもの。戦闘力もさることながら、諜報部員としての仕事も巧みにこなす。かすがとは旧知の仲だが、川中島での合戦時には武田信玄の命を狙うかすがと一戦を交えることになる。伊達軍の強襲により決着は付かなかったが、上杉謙信の元へ戻るかすがを心配する気遣いを見せた。 大きな手裏剣状の武器を二刀使うスタイルで、大きな鳥の足に掴まり空を滑空することもできる。

武田 信玄 (たけだ しんげん)

武田軍大将であり甲斐の領主である男性。大将としての貫録や威厳も十分で別名「甲斐の虎」とも言われ、部下からは「お館様」と慕われている。特に真田幸村からは父親のように尊敬されており、自身もまた幸村には大きな期待をかけている。上杉謙信とは自他ともに認める好敵手同士であり、お互いに誰にも邪魔されずに雌雄を決する戦いを望み川中島の合戦へと臨むが、その途中で豊臣軍による奇襲に遭い倒れてしまう。 大きな軍配型の斧を武器として扱う。実在した武将の武田信玄がモデル。

前田 慶次 (まえだ けいじ)

前田家の風来坊と呼ばれる、祭と酒を愛する遊び人の男性。小さな猿のペット「夢吉」を連れている。実力はあるが堅苦しいことが大の苦手で、恋もケンカも派手に楽しめればいいという風変わりな性格。実戦においても猛者と戦うこと自体を楽しんでいる。上杉謙信とは友人であり、川中島の合戦では上杉軍の一員として加勢し真田幸村、伊達政宗と立て続けに刀を交えるも決着は着かなかった。 しかし、政宗に「背負う覚悟がない」と戦いに対する姿勢を咎められたことで、自身の戦う理由を考え始める。覚悟を決めた慶次は、かつて親友であった豊臣秀吉を止めるべく単身で豊臣軍へと殴りこむのだった。身の丈以上の巨大な刀剣を操る戦闘スタイル。実在した武将の前田慶次がモデル。

前田 利家 (まえだ としいえ)

前田家の当主であり、尾山城の城主を務める男性。半裸で全身傷だらけという風貌をしているが、優しく実直な性格をしており、家族であるまつや前田慶次をとても大切にしている。豊臣軍が姉川に攻め入った際や、豊臣秀吉が単独で加賀の尾山城に乗り込んで来た際にも頑なに中立を貫き、前田の家や民を守ろうとした。 妻であるまつを愛しており、「三国一の嫁だ」と称している。三又の槍で戦うスタイル。実在した武将の前田利家がモデル。

まつ

前田家当主の妻。常に前田利家を盛り立てて、前田家のため力を尽くす良妻賢母で利家のことを「犬千代様」と呼んで慕っている。いつもふらふらしている前田慶次のことを温かく見守りつつも心配しており、時に厳しく叱咤することもある。豊臣秀吉が単独で加賀に乗り込んで来た際は中立を貫く利家の意を汲み、単身で秀吉と対峙した。 薙刀を武器として扱う。

上杉 謙信 (うえすぎ けんしん)

上杉軍の将であり、「軍神」と呼ばれている男性。細身で眉目秀麗、常に冷静さを失わない落ち着いた性格だが、好敵手である武田信玄のこととなると心躍らせる一面もある。川中島での合戦の最中、豊臣軍の奇襲により倒れる。信玄を「かいのとら」、かすがを「うつくしきつるぎ」と呼び、セリフ表記は全文ひらがなとなっている。 一刀流で長刀を扱うスタイル。実在した武将の上杉謙信がモデル。

かすが

上杉軍の忍である女性。上杉謙信を崇拝しており、謙信の好敵手・武田信玄や友人である前田慶次を始め、謙信に近づく人物は全員が憎しみの対象となっている。川中島での合戦の際、嫉妬心から信玄と謙信の一騎打ちを阻止すべく主命に逆らい単独で信玄を討ちに行くも途中で猿飛佐助によって妨害される。数本のくないで戦うスタイル。

浅井 長政 (あざい ながまさ)

浅井軍の将であり、小谷城の城主を務める男性。織田信長の妹である市を妻に持ち、信長を「義兄上」と呼ぶ。まじめで正義感の強い性格で、明智光秀と豊臣秀吉が結託して信長を討った後に、秀吉が明智を裏切ったのだと思い込んでしまう。信長の敵である豊臣軍を「成敗」するべく姉川にて豊臣軍を迎え撃つも、圧倒的な兵力により撃退されてしまった。 刀と盾を使う戦闘スタイル。実在した武将の浅井長政がモデル。

(いち)

浅井長政の妻であり織田信長の妹。非常に内向的でネガティブな発言が多いが、長政のことを深く愛しており、長政と小谷城を追われる途中、助けに来た前田慶次に「(長政に)触らないで」と刃を向けるほど、長政絡みのことになると性格が豹変する。武器として双頭の薙刀を扱う。

豊臣 秀吉 (とよとみ ひでよし)

豊臣軍の大将で、威風堂々とした見た目の大男。織田信長亡き後、日ノ本を最強の国とするべく挙兵した。山崎で明智軍を壊滅させ、駆けつけた伊達政宗も覇気のみで足止めし、勢力を一気に伸ばした。軍師である竹中半兵衛には全幅の信頼を寄せており、半兵衛の立案する軍略を全て受け入れている。前田慶次とはかつて親友同士であったが、「力こそが全て」という信条を掲げる秀吉にとって、力を持ちながらそれを使おうとしない慶次の存在は相容れないものとなり、袂を分かった。 武器を使わず拳のみで戦い、籠手を装着している。実在した武将の豊臣秀吉がモデル。

竹中 半兵衛 (たけなか はんべえ)

豊臣軍の優秀な軍師であり、豊臣秀吉の友人である男性。細身で物腰の柔らかい印象の優男だが、非情かつ卑怯な戦略も平然とやってのける冷徹な一面がある。秀吉に心酔しており、「日ノ本を最強の国にする」という秀吉の夢は、いつしか半兵衛の夢にもなっていた。病を患い余命幾ばくもないが、秀吉のため死力を尽くし全国各地を駆け回る。片倉小十郎を一流の軍師として認めており、豊臣軍へと勧誘するもにべも無く断られていた。 複数の関節によって自在に折れる剣で戦うスタイル。実在した武将の竹中半兵衛がモデル。

場所

川中島 (かわなかじま)

武田軍と上杉軍が雌雄を決するため戦を繰り返している合戦場。武田軍は秘密裏に別働隊を南下させ濃霧にまぎれて上杉軍に強襲をかける「啄木鳥戦法」を実行するが、前田慶次の乱入や豊臣軍の奇襲により武田信玄と上杉謙信の戦いが決着することはなかった。

小田原城 (おだわらじょう)

『戦国BASARA2』の最終決戦地で城主は北条氏政。応永年間に築城され北条氏の居城として長らく難攻不落を誇っていた、外郭総延長が9kmに及ぶ関東最大の堅城。総石垣造りに加え、本丸を高台に置き東に相模湾という地形を利用した天然の要塞である。

クレジット

監修

株式会社カプコン

書誌情報

戦国BASARA2 全4巻 メディアワークス〈電撃コミックス〉 完結

第1巻

(2007年8月27日発行、 978-4840240147)

第2巻

(2008年2月1日発行、 978-4840242240)

第3巻

(2008年7月26日発行、 978-4048672023)

第4巻

(2009年2月27日発行、 978-4048676267)

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