概要
ダムの爆破事件と、その下流で発見された刑事の遺体。事件を担当するトグサは、遺留品の中に「Ariel」と書かれたタグが付いた義体脚部と、義体サロンの名刺を見つける。一方、都心で発生したテロ事件に出動した草薙素子は、犯人を制圧中ウイルスに感染。
右足に痛みを感じていた。一見、繋がりのない3つの事件だが、ダムを管理する海外の国営水企業が共通項として浮かび、草薙素子の恋人に疑惑が向けられる。
登場人物・キャラクター
干頼 晶 (ほせ あきら)
元軍属。オーダーカスタム専門店「Ariel」の義体技師。軍のフリーコンサルとなった草薙素子の義体のメンテナンスを手掛ける中、恋人になっていった。
イシカワ
元陸軍情報部の大尉。テロリストの通信網を監視している中、スクラサスの名で命令が出されていたことに気づく。
サイード博士 (さいーどはかせ)
爆破事件が起きたダムの管理者で、クザン共和国の国営水企業の代表。クザン王立大学を首席で卒業している。
トグサ
ダム爆破事件を捜査する中、ダムの管理者であるクザン共和国の国営水企業の代表サイード博士に疑惑を頂き、都心でのテロとの共通項に気づき、公安9課へ捜査協力を依頼する。
草薙 素子 (くさなぎ もとこ)
完全義体のサイボーグ。階級は少佐。陸軍501機関から独立したことで、軍内部での自由を得て、フリーのコンサルタントとして自身の部隊を編成しつつある。
スクラサス
四次非核大戦中、クザン共和国内でカルディス人の独立軍を指導した伝説的な人物。電子戦の手練れとして知られるが、すでに戦死したと言われており、その正確な人物像については謎に包まれている。
バトー
「眠らない眼」と呼ばれる義眼を持つ元特殊部隊員。
ボーマ
陸軍空挺特科第一出身の元特殊部隊員。トグサと共にテロ事件の現場検証を行う。
クザン共和国 (くざんきょうわこく)
『攻殻機動隊 ARISE border:3』に登場する国。カルディス人の独立運動による内戦が続いている国。国営水企業の代表サイード博士はカルディス人。
荒巻 大輔 (あらまき だいすけ)
公安9課の課長。トグサからの捜査協力を受け、草薙素子へ依頼する。