新・野球狂の詩

新・野球狂の詩

プロ野球チーム東京メッツと、その後継球団 札幌華生堂メッツの活躍を描く漫画。『野球狂の詩』、『野球狂の詩 平成編』の続編。

正式名称
新・野球狂の詩
ふりがな
しん やきゅうきょうのうた
作者
ジャンル
野球
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概要・あらすじ

球界最年長ピッチャー・岩田鉄五郎率いる東京メッツは、球団が化粧品会社華生堂に売却され札幌華生堂メッツとなった。岩田鉄五郎はこれを機に一時引退を決意したが、国立玉一郎らかつての主力メンバーに説得されて翻意し、水原勇気達と共に札幌に移る。移転初年度の(2000年)ドラフト会議で指名した円山大地音武田祭らは、かつての東京メッツ黄金期を彷彿させる異色の面々だった。

登場人物・キャラクター

岩田 鉄五郎 (いわた てつごろう)

本作での初登場時は73歳。プロ野球セントラル・リーグ東京メッツの監督兼ピッチャー。現在も、現役最年長投手。投球時は「にょほほ~」と声を上げる。奇妙な采配が多いが、それはシーズンを通しての勝負を見据えたものである。孫の岩田武司を自らの投球でスランプに陥れるなど非情な面も持つ。 球団が売却され札幌華生堂メッツになることが決まった際、東京メッツとしての最後の試合で引退を発表しようとしたが撤回し、今尚現役としてマウンドに立つ。

水原 勇気 (みずはら ゆうき)

プロ野球セントラル・リーグ東京メッツのコーチ兼ピッチャー。プロ野球初の女性投手。一時引退していたが、岩田鉄五郎監督のために復帰した。ドリームボールを駆使し抑えとして登板することが多い。中日ドラゴンズとの1戦で、退場となった岩田鉄五郎、五利一平の後を受け監督代行として指揮を執り、事実上、女性監督第1号となる。 札幌華生堂メッツとなってからも引き続きコーチ兼ピッチャーとなる。

青田 心太郎 (あおた しんたろう)

プロ野球セントラル・リーグ東京メッツのピッチャー。右投げ右打ち。岩田鉄五郎が手塩にかけて育て、チームのエースとして活躍。生来のワンマンな気質で血の気が多い。一時針忠助にエースの座を奪われた。また岩田武司にはカモにされていた。信濃高校出身で高校時代は「越後の剛腕」と呼ばれ、尊敬する火浦健が監督を勤める大阪ガメッツへの入団を希望していた。

音武田 祭 (ねぶた まつり)

プロ野球セントラル・リーグ札幌華生堂メッツの内野手。ポジションはサード。右投げ右打ち。チームが札幌に移転した(2000年)のドラフト2位で入団。 主砲羅生門を押しのけてルーキーの時から不動の4番に座る。喧嘩っ早い性格。

青空 晴太 (あおぞら はれた)

つばの割れた学生帽が特徴。プロ野球セントラル・リーグ札幌華生堂メッツの内野手。ポジションはショート。右投げ右打ち。チームが札幌に移転した(2000年)のドラフト6位で入団。元々はフリーターで、バッティングセンターで練習しているところを岩田鉄五郎にスカウトされた。 初めは渋っていたが国立珠美に惚れあっさりと入団。ヒット1本5万円という異例の契約を結ぶ。

円山 大地 (まるやま だいち)

プロ野球セントラル・リーグ札幌華生堂メッツの外野手。ポジションはセンター。右投げ右打ち。登場時は早稲田大学の4年生。当初は読売ジャイアンツに入団を希望していたが、東京メッツが出身地札幌へ移転すること知り、岩田鉄五郎を訪ね(2000年)のドラフト1位で入団。 かつての主砲国立玉一郎を思わせるスラッガー。

白川 虎之進 (しらかわ とらのしん)

プロ野球セントラル・リーグ札幌華生堂メッツの選手。(2000年)ドラフト3位で入団。9つのポジションをどこでも守れると豪語した。常に酒を飲んで酔っている。

大岩木 昇 (おおいわき のぼる)

小柄な男性。プロ野球セントラル・リーグ札幌華生堂メッツの内野手。ポジションはセカンド。(2000年)ドラフト4位で入団。岩手県草笛高校出身。鱩市郎とペアを組んで力を発揮し「与作コンビ」と呼ばれる。

鱩 市郎 (はたはた いちろう)

プロ野球セントラル・リーグ札幌華生堂メッツの内野手。ポジションはファースト。(2000年)ドラフト4位で入団。入団時には既に妻子があった。社会人野球の秋田電機出身。大柄でおっとりした性格。

針 忠助 (はり ちゅうすけ)

ハリネズミのようにとがった髪型の男性。プロ野球セントラル・リーグ札幌華生堂メッツのピッチャー。元ハンドボールの選手で豪速球を投げる。

根倉 (ねくら)

小柄で帽子のつば越しに片目がのぞく男性。プロ野球セントラル・リーグ札幌華生堂メッツのピッチャー。オーバースロー、サイドスロー、アンダースローを自在に操る。主に中継ぎとして活躍するが、周囲に合わせる事をせず、リードも自分で行う。他の選手のクセを読むことに長けている。

村雨 周道 (むらさめ しゅうどう)

坊主頭に髭を生やし、首に数珠をかけた大柄な男性。念少寺の住職。関東地区限定の契約で札幌華生堂メッツに入団したピッチャー。岩田鉄五郎はメッツのランディ・ジョンソンと呼ぶ。

岩田 武司 (いわた たけし)

岩田鉄五郎の孫で、大阪ガメッツのスラッガー。外野手としてセンターを守る他ピッチャーとして登板もする。右投げ右打ち。羅生門とのトレードで札幌華生堂メッツへ移籍。

金村 優志 (かねむら ゆうじ)

浪花北大学からドラフト3位で札幌華生堂メッツ入団したピッチャー。2軍で調整が続いていたが、岩田鉄五郎の目に留まり1軍へ上がり、代打で出場させられる。

前作

野球狂の詩 (やきゅうきょうのうた)

個性的な選手がひしめく、東京国分寺に本拠地を置く球団東京メッツを舞台に、50歳を超えてもなお現役の投手岩田鉄五郎をはじめ、その各人の野球に対する熱い思いと活躍が描かれる野球漫画。初期は一人にスポットを... 関連ページ:野球狂の詩

野球狂の詩 平成編 (やきゅうきょうのうた へいせいへん)

プロ野球チーム東京メッツの活躍を描く漫画。『野球狂の詩』の続編。 関連ページ:野球狂の詩 平成編

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