概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
花葉 雛菊 (かよう ひなぎく)
大和国に春をもたらす「春の代行者」と呼ばれる少女。万物に宿る生命力を増幅させる「生命促進」の能力を持ち、冬から春への季節の移り変わりを担っている。優しく朗らかな性格で、自らに付き従うさくらを深く信頼している。ふだんは控えめで争いを好まず、少したどたどしい話し方をする。しかし、大切なものを守るためには自己を顧みず、理不尽なことには毅然と立ち向かう勇気を持っている。10年前、「華歳」の襲撃からさくらや冬の代行者の寒椿狼星を守るため、彼女は自ら捕らえられた。その結果、大和国には長いあいだ春が訪れなかったが、2年前に突如さくらの前に姿を現す。その際、かつてさくらが仕えていた雛菊は既に亡くなっており、彼女は自分が以前の雛菊とは異なる存在であると主張している。しかし、さくらやかつて思いを寄せ合った狼星のことは記憶しているため、二人のことを大切に思っている。
姫鷹 さくら (ひめだか さくら)
雛菊の護衛を務める少女。「春の護衛官」の異名を持つ。気が強く、少々短気な性格だが、いざという時には法に縛られずに行動し、他者との協力を積極的に行う柔軟な思考の持ち主。雛菊に対しては強い忠誠心を抱き、彼女の安寧を最優先に考えている。そのため、雛菊に危害を加えたり、彼女の役割を妨げようとする者は決して許さない。剣術の達人であり、暗視スコープを装着したテロリストを闇夜の中で容易に斬り伏せるほどの実力を誇る。かつて、雛菊が自身と狼星、そしてその護衛官である寒月凍蝶をかばって「華歳」に囚われたことを深く悔いており、その時の絶望と憎悪を糧に現在の強さを手に入れた。8年後に雛菊との再会を果たすと、彼女を二度と失わないよう一途に慕い続けている。剣術の師匠である凍蝶にはかつて淡い恋心を抱いていたが、雛菊の誘拐をきっかけに強い憎しみを抱くようになり、現在もぎこちない関係が続いている。また、狼星に対しても心を許していないが、彼が雛菊に向ける思いには理解を示している。
クレジット
- 原作
-
暁 佳奈
- キャラクターデザイン
-
スオウ
書誌情報
春夏秋冬代行者 春の舞 6巻 白泉社〈花とゆめコミックス〉
第1巻
(2023-01-04発行、978-4592212768)
第2巻
(2023-05-02発行、978-4592212775)
第3巻
(2023-11-02発行、978-4592212782)
第4巻
(2024-05-02発行、978-4592212799)
第5巻
(2025-02-05発行、978-4592212805)
第6巻
(2025-08-05発行、978-4592222811)







