概要・あらすじ
京都特有の細長い露地(ろうじ)の奥に、「わけありの宿・京都とことこ」がある。宿の主は桃井太郎。見目麗しい和服のイケメンで、神の国に母を持つ、現代の桃太郎だ。引き寄せられるように、宿にやってくるのは、夫の浮気相手を呪う中年女性や、人気小説家の弟を妬む兄など、鬼と化した人間達。桃井の家来は、八咫烏のミサキとイタチのイタロー。その武器は、魔を滅する「魔滅(まめ)」。桃井は、神の国の母から授かった魔滅で「桃太郎式豆まき」を行い、人の心に巣食う鬼を退治していく。
京都にある「わけありの宿・京都とことこ」が舞台。八咫烏とイタチの家来を従えた、宿の主、桃井太郎は、神の国から遣わされた現代の桃太郎。吸い寄せられるように「京都とことこ」にやってくる、鬼に化身した人間を、桃井が浄化するさまを描いた和風ファンタジー。1話完結形式。小学館「flowers」2017年6、2018年2、9、12月号掲載。
京都特有の細長い露地(ろうじ)の奥に、「わけありの宿・京都とことこ」がある。宿の主は桃井太郎。見目麗しい和服のイケメンで、神の国に母を持つ、現代の桃太郎だ。引き寄せられるように、宿にやってくるのは、夫の浮気相手を呪う中年女性や、人気小説家の弟を妬む兄など、鬼と化した人間達。桃井の家来は、八咫烏のミサキとイタチのイタロー。その武器は、魔を滅する「魔滅(まめ)」。桃井は、神の国の母から授かった魔滅で「桃太郎式豆まき」を行い、人の心に巣食う鬼を退治していく。