最果てから、徒歩5分

最果てから、徒歩5分

女性誌、青年誌をメインに執筆している糸井のぞの代表作の1つ。「死出ノ岬」とも呼ばれている自殺の名所・志手ノ岬から徒歩5分の場所にある、海の見えるオーベルジュ・ギルダが舞台。宿泊もできるレストラン・ギルダには、自殺志望者が多く訪れるが、おいしい料理とスタッフたちとの会話が死を思いとどまらせていく。崖っぷちで苦悩する人々が、生きる道を選び、再生していくヒューマンドラマ。憧れの元アイドル・ユココに会うために、幸田すももがギルダを訪れるところから物語が始まる。みんなから慕われ、周りを癒している店のマネージャー・夕雨子の過去に迫るところが見どころの一つ。新潮社「月刊コミックバンチ」2020年6月号から2021年8月号まで掲載。2022年10月にテレビドラマ化されBSテレ東で放送された。

正式名称
最果てから、徒歩5分
ふりがな
さいはてからとほごふん
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
 
自殺
レーベル
バンチコミックス(新潮社)
巻数
全2巻完結
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

幸田 すもも (こうだ すもも)

派手なメイクをした若い女性。髪色はシルバーで、毛先をピンクと紫のグラデーションにしている。母からずっと抑圧を受けて育ち、自分の好きな服が何かもわからない。ある時、喧嘩して階段から母を突き飛ばしてしまう。生きていても死んでも最悪なのに変わりはないという考えを持っている。実は真面目で周りに気を使うタイプ。子供時代からアイドル「ユココ」の大ファンで、彼女は心の支えだった。死ぬ前にユココに会いたいとオーベルジュ・ギルダを訪れる。

白石 夕雨子 (しらいし ゆうこ)

オーベルジュ・ギルダのマネージャー。もの静かで優しく美しい女性で、首に刃物を突き付けられても、怯えることなくニコニコと普段どおりに振る舞う。世間の話題に疎く、浮世離れしたミステリアスな女性。お客さんの話をよく聞き、癒しながら選択肢を増やしていく。実は、海岸に流れ着いて倒れていたところをギルダのオーナー・真澄に拾われており、昔の記憶をなくしている。

書誌情報

最果てから、徒歩5分 全2巻 新潮社〈バンチコミックス〉

第1巻

(2020-11-09発行、 978-4107723291)

第2巻

(2021-08-06発行、 978-4107724090)

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