東風のカバ

リアルな賭け麻雀とオンラインでのノーレート麻雀の対比をテーマにしたギャグ麻雀漫画。オンライン麻雀ゲームにありがちなことをコミカルに描いている。物語は完結しているが、コミックスは第1巻しか刊行されておらず、完結巻は未刊である。

正式名称
東風のカバ
ふりがな
とんぷうのかば
作者
ジャンル
ギャンブル・賭博
レーベル
近代麻雀コミックス(竹書房)
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概要・あらすじ

裏麻雀界最強の雀士・河馬山吾郎は、恋人のルミと平穏に暮らすため、突然引退を宣言する。こうして平穏な隠居生活が始まったはずだったが、ある時、河馬山はルミにオンライン麻雀「東風荘」の存在を教えられる。こうして河馬山は、賭ける物は自分のプライドのみという、ノーレートオンライン麻雀にハマっていくこととなる。

登場人物・キャラクター

河馬山 吾郎 (かばやま ごろう)

代打ちを務める55歳の男性。博徒連合「南瓜組」に所属している。40年近く裏麻雀界に君臨し続け、最強にして最凶の打ち手として怖れられている。その名はもはや生きる伝説と化し、雀士たちの間では知らぬ者はいないほど。名前の通りカバにそっくりな外見をしているが、他人に「カバ」と言われるとキレる。恋人のルミにベタ惚れで、愛に生きるために、君臨し続けた代打ち稼業の引退を決意した。 金遣いが荒く、現役時代に稼いだ金を湯水のように遣っているが、気にする様子はない。ネット雀荘「東風荘」に出会い、今まで自身が打ってきた麻雀との違いに戸惑いながらも、ドツボにハマっていく。

ルミ

ホステス上がりの25歳の女性。河馬山吾郎の恋人。裏麻雀のプロである河馬山に少しでも近づこうと、コッソリ麻雀を勉強している努力家な一面もあるが、未だに点数計算もできない。一人称を「ルミ」と自分の名前で呼び、頭の悪そうなしゃべり方をするが、河馬山と別れる際には全財産を奪っていく狡猾さを持つ。ネット雀荘「東風荘」に河馬山を引き入れた張本人であり、「東風荘」での河馬山の対局中には解説役を務める。

親分

博徒連合「南瓜組」の大親分を務める男性。河馬山吾郎の麻雀の腕を大いに買っており、河馬山が引退した後も、代打ち復帰の話を持ちかけている。河馬山がオンライン麻雀で大負けしているという噂を聞いても信頼は揺るがず、「ネットはネット、代打ちは代打ち」と器の大きさを見せる。

岩田 武造

高レートマンション麻雀のマネージャーを務める男性。かつて河馬山吾郎に惨敗し、殺されそうになったところを、河馬山にとりなしてもらったことがある。以来、河馬山からは「タケ坊」と呼ばれ、頭が上がらない。ただ、その際に右眼を失ったことを恨んでおり、岩田武造自身は河馬山に復讐することばかり考えている。落ち目になった河馬山が自分の店に来た際、彼のことを潰そうと企む。

ジジイ

ネット雀荘「東風荘」のR100以下という最下層プレイヤー「餓鬼」の中で、リーダー格の老人。「予言の書」という過去ログに基づいた餓鬼ランク民に伝わる伝説を信じており、河馬山吾郎が負けまくって「R」を皆に分け与えてくれる救世主だと信じている。予言の内容や三つの秘蹟のことなどを河馬山に伝え、最初は信じてもらえなかったものの、時間とともに話の真実味が増していくようになる。

集団・組織

南瓜組 (かぼちゃぐみ)

ヤクザの息がかかった博徒連合の一組織。裏社会における地位は高い。親分がトップを務めており、新年には博徒連合での親睦会と称した麻雀大会が開催される。代打ちを務める河馬山吾郎が40年近く無敗で勝ち続けているため、かなりの利権を手にしており、他の組織からは蹴落とす対象と見られている。

その他キーワード

東風荘 (とんぷうそう)

オンライン麻雀の草分けにして最大手の巨大仮想雀荘。登録者数は50万人とも100万人ともいわれる。待合ロビーなどでチャットによる雑談も楽しめる。プレイヤーはそれぞれ、勝てば上がり負ければ下がる「R」という数字を持ち、これを高めて頂点を目指すことが一般的な目的となっている。プレイヤー間は「R」による階級社会となっていて、R100以下の「餓鬼」、R101から1599までの「雑民」、R1600から1849までの「貴族(セレブ)」、R1850以上の「騎士(ナイト)」と振り分けられる。 そのため、大半のプレイヤーは「雑民」に位置することとなる。「貴族」と「騎士」に限り、高Rプレイヤーだけで卓を囲むことができる。

コンピュータ代打ち様 (こんぴゅーただいうちさま)

ネット雀荘「東風荘」のシステムの1つ。ネットワークの回線エラーにより接続が切れてしまった時に、プレイヤーに代わって打つCPUプレイヤーのこと。引いてきた牌をすべてノータイムで切るという恐れを知らぬ打ち筋だが、そのくせ意外と最下位にならないという強運も兼ね備えている。

三つの秘蹟 (みっつのひせき)

ネット雀荘「東風荘」の餓鬼ランク民に伝わる過去ログ「予言の書」に記された3つの技。どんなに受けが広くてもカスる牌ばかり引いてきて、永遠に聴牌することがないという「霞」。捨てた牌をまた引いてくるという裏目で、河を埋め尽くすほどに牌が重なる「落葉」。先行リーチするがこれ自体が罠であり、絶対に上がれず、やがて来る追っかけリーチに、悪夢のように一発で高目を振り込んでしまう「雷光」。 これら三つの秘蹟を無意識に使いこなす者は「救世主」と呼ばれ、ネット雀荘「東風荘」最弱のプレイヤーとして、餓鬼ランク民たちに「R」をばら撒く生贄として崇められる。

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