賭博堕天録カイジ

『カイジシリーズ』3作目。主人公カイジこと伊藤開司が、仲間がし賭博で巻き上げられた金を取り返すために再び、ギャンブルの世界へ落ちていく姿を描く。『賭博破戒録カイジ』の続編。

正式名称
賭博堕天録カイジ
作者
ジャンル
ギャンブル・賭博
レーベル
ヤンマガKC(講談社)
巻数
全13巻
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概要・あらすじ

パチンコ「沼」の勝利から半年後、借金を完済した主人公カイジこと伊藤開司は、沼で共闘した坂崎幸太郎の家に居候していたが、自堕落が過ぎたために追い出されてしまう。その頃、地下施設の仲間と再会しギャンブルで巻き上げられた金を取り返してほしいと依頼され、これを受ける。乗り込んだ先で地雷ゲーム「17歩」という変則麻雀による勝負を行うことになる。

登場人物・キャラクター

伊藤 開司 (イトウ カイジ)

パチンコ「沼」の勝利から半年後、借金を完済し、沼で共闘した坂崎幸太郎の家に居候している。命がかかるような極限状態に突入すると天才的発想による博才を発揮するが、普段はダメ人間で、この半年間は自堕落が過ぎ坂崎に家を追い出されてしまう。信頼した人間をどんな状態でも裏切ることはないが、反対に自分が裏切られることは幾度もある。

坂崎 孝太郎 (サカザキ コウタロウ)

パチンコ「沼」でカイジと共闘した中年男性。沼の金で1億円以上もする高級住宅を購入することによって妻子とのヨリを戻す。恩がある伊藤開司を居候させるが彼が自堕落に過ぎたため、手切れ金300万円をカイジに渡して追い出した。ギャンブルから足を洗い家族と過ごす日々に幸せを感じている。 自分そっくりの娘、美心を並外れた美女だと思い込み、悪い虫がつかないか心配している。

坂崎 美心 (サカザキ ミココ)

坂崎孝太郎の一人娘。カイジに惚れていて、膝枕をねだったり腕に抱きついたりとベタベタ接している。父親である坂崎に顔がそっくりであるにも関わらず、坂崎は娘のことを「美人で心も美しく、頭も優秀」と言っており、娘に悪い虫がつかないか本気で心配している。

坂崎の妻 (サカザキノツマ)

名前は不明。眼鏡をかけた中年女性。夫の坂崎がリストラされパチンコ三昧の日々に愛想を尽かし離婚し、娘の美心を連れ家を出ていった。しかし坂崎がパチンコ「沼」で手に入れた金によって家を購入した翌日に、あっさり家に戻り和解する。

村岡 隆 (ムラオカ タカシ)

地下王国から生還した三好、前田が勤める裏カジノの社長。変則二人麻雀、「17歩」の考案者。ロングのウェーブヘアに不気味な笑顔が特徴。「ざんす」を語尾につけるのが口癖で、強欲な人物。若い頃から平気で人を欺き脱税をしているが、帝愛へは膨大な上納金を払い続けるという辛酸を嘗めている。 今まで部下を使いイカサマで地雷ゲーム「17歩」に勝ち続け大金を巻き上げて来たが、カイジとの勝負に負け4億8千万円を支払うこととなり、あまりのショックに失禁し、負けた責任を三好と前田らになすりつけた。

兵藤 和也 (ヒョウドウ カズヤ)

『賭博堕天録カイジ』の登場人物で兵藤和尊の息子。村岡ら目下の人間には「坊ちゃん」と呼ばれている。茶髪にサングラスをかけていて、年齢はカイジの推測では10代。女性をはべらせ、アタッシュケースに大金を入れ持ち歩いている。性格は父親似のサディストだが、カイジのギャンブルの才能を認め、勝負においても中立な立場を貫くといった冷静な一面もある。

兵藤 和尊

『賭博堕天録カイジ』の登場人物で、ひげを蓄え、杖をついている老人。回想のみで登場する。巨額の資産を有する帝愛グループの総裁で、世界中の金をかき集め帝愛による「王国」を築こうとする金の亡者。数々のギャンブルの主催者であり、カイジにとっては最も忌むべき相手。嗜虐癖があり、人が苦しみ死ぬ姿を見ることと、常軌を逸したギャンブルを何よりの愉悦としており、博奕に負けた者や失態を演じた部下に様々な懲罰を与える。 自らを「王」と称する強運の持ち主であり、あらゆる面において、常人を凌駕する力を持つ。

三好 智広 (ミヨシ トモヒロ)

『賭博堕天録カイジ』の登場人物で地下王国のカイジの仲間。村岡の経営する裏カジノに勤めるが再び借金を重ね、カイジにギャンブル地雷ゲーム「17歩」での共闘を持ちかける。実はこれはありもしない大金をカイジから奪うための罠であり、村岡に「カイジが三好たちを出し抜いてパチンコ「沼」で得た金を独り占めしている」と騙されての行為であった。 勝負の途中でカイジの策により裏切りが露呈し、カイジとは縁を切られてしまった。

前田 (マエダ)

『賭博堕天録カイジ』の登場人物で地下王国のカイジの仲間。丸坊主で眼鏡をかけている。村岡の経営する裏カジノに勤めるが再び借金を重ね、カイジにギャンブル地雷ゲーム「17歩」での共闘を持ちかける。実はこれはありもしない大金をカイジから奪うための罠であり、村岡に「カイジが前田たちを出し抜いてパチンコ「沼」で得た金を独り占めしている」と騙されての行為であった。 勝負の途中でカイジの策により裏切りが露呈し、カイジとは縁を切られてしまった。

黒服の男 (クロフクノオトコ)

素性や氏名は不詳。村岡の経営する裏カジノに勤める黒服の短髪の男性。カイジと村岡との地雷ゲーム「17歩」の勝負では、手牌を選ぶ際の制限時間の計測、トイレへ行ったカイジの見張り、村岡がイカサマをしている間に部屋に入って来ないようドアを押さえてカイジを食い止める等した。 また村岡が勝負に敗れ和也に連れて行かれそうになった際、部下を道連れにしようとしたため、三好や前田、その他黒服らとともに村岡に暴行している。

集団・組織

帝愛グループ (テイアイグループ)

『賭博堕天録カイジ』に登場する企業グループ。消費者金融を主体とする日本最大規模のコンツェルン。会長である兵藤和尊が絶対的な権力・財力を握っている。元総理へも功労賞が送られるなど、政界にも太いパイプがある。裏で負債者の人権・命を奪う拷問じみた凶悪なギャンブルを行わせている。村岡の経営する裏カジノも、帝愛の息がかかっている。

その他キーワード

地雷ゲーム「17歩」 (ジライゲーム「17ホ」)

『賭博堕天録カイジ』に登場するギャンブル。裏カジノ社長の村岡が考案したもの。全自動麻雀卓を使用し、先手が左右の2山から好きな牌を1牌めくってドラを決めて開始する。互いに自分の目の前のツモ山1列分を使用し手牌ができたらゲームを開始する。手牌として使わなかった残りの21枚の牌は、先手から17巡終えて流局するまで順番に切って行く。 ルールが簡素になる分、通常の麻雀に詳しくない者でも麻雀を知っている者とほぼ同等の戦いができる。賭金の上限はない。

欠損自事故ルーレット (ケッソンジコルーレット)

カイジが地雷ゲーム「17歩」で和也から借りた金を返せない場合に体で支払うためのルーレット。カイジの人体の値段表が存在し、体で返す際の部位をルーレットで出た目で決める。ただし村岡との勝負の場合、貸した金額が大きすぎるため、カイジの体の部位全てを差し出さなくてはならず、このルーレットは欠損する順番を決めるためだけの道具として使われることとなる。 結局村岡に勝利し、使われることはなかった。

村岡のポスター (ムラオカノポスター)

「見えざるものを見よ、これぞ博打の真骨頂っ…!」と書いてある。村岡の経営する裏カジノのトイレに貼ってあり、村岡の自筆と思われる。地雷ゲーム「17歩」の途中でカイジがトイレに入った際に見つけ、ポスターが画鋲でなく両面テープで貼られていることと、ポスターの文言からヒントを得、切り出したポスターを四索に両面テープで貼り付け白板に偽装した牌を作った。 このポスターで作られた白板がカイジを勝利へと導いた。

書誌情報

賭博堕天録カイジ 全13巻 講談社〈ヤンマガKC〉 完結

第1巻

(2004年11月発行、 978-4063612806)

第2巻

(2005年3月発行、 978-4063613179)

第3巻

(2005年6月発行、 978-4063613469)

第4巻

(2005年10月発行、 978-4063613766)

第5巻

(2006年1月発行、 978-4063614152)

第6巻

(2006年4月発行、 978-4063614374)

第7巻

(2006年7月発行、 978-4063614572)

第8巻

(2006年11月発行、 978-4063614947)

第9巻

(2007年2月発行、 978-4063615241)

第10巻

(2007年6月発行、 978-4063615531)

第11巻

(2007年9月発行、 978-4063615876)

第12巻

(2007年12月発行、 978-4063616316)

第13巻

(2008年4月発行、 978-4063616484)

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