機動戦士ガンダムF91

機動戦士ガンダムF91

スペースコロニーを舞台に、平和に暮らしていた少年・シーブック=アノーが巨大ロボット・ガンダムF91に乗って侵略者のクロスボーン=バンガード軍と戦うSF作品。同名の劇場アニメのコミカライズだが、シーブックのセリフにギャグ調のものが混じったり、欄外に作者のセルフツッコミが多く入っていたりするなど、アニメ版に比べて軽めの雰囲気になっている。

正式名称
機動戦士ガンダムF91
ふりがな
きどうせんしがんだむふぉーみゅらないんてぃわん
原作者
富野 由悠季
原作者
矢立 肇
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
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概要・あらすじ

宇宙世紀0123年(西暦2168年)、シーブック=アノーたちが平和な生活を送っていたスペースコロニーであるフロンティアIVは、突如現れた「クロスボーン=バンガード」と名乗る軍に襲われる。シーブックは妹のリィズ=アノーたちと共に命からがらフロンティアIVを脱出したが、その過程で友人のセシリー=フェアチャイルドクロスボーン=バンガードに捕らわれてしまう。

脱出先のフロンティアIで、最新鋭の巨大ロボット(モビルスーツ)であるガンダムF91に搭乗することになったシーブックは、クロスボーン=バンガードと戦いを繰り広げる。

登場人物・キャラクター

シーブック=アノー (しーぶっくあのー)

スペースコロニーのフロンティアIVで平和な生活を送っていた少年だったが、突然のクロスボーン=バンガード軍の襲撃で故郷を追われる。その後、母親のモニカ=アノーが開発に関わっていた巨大ロボット(モビルスーツ)・ガンダムF91のパイロットとなってクロスボーン=バンガードと戦うことに。 アニメ版とは異なり、「だいじょーV」「超スーパーすげェどすばい…」などとギャグめいた喋りをすることがしばしばある軽い性格となっている。

セシリー=フェアチャイルド (せしりーふぇあちゃいるど)

シーブック=アノーの友人である少女。シーブック同様にスペースコロニーのフロンティアIVで平和な生活を送っていたが、実はクロスボーン=バンガード軍の最高指導者である鉄仮面(カロッゾ=ロナ)の娘であり、そのためクロスボーン=バンガードに捕らわれる。 本名はベラ=ロナ。

鉄仮面 (てっかめん)

クロスボーン=バンガードの最高指導者である男性で、常に鉄仮面で素顔を隠している。娘のセシリー=フェアチャイルド(ベラ=ロナ)が「人間の持つ邪悪な心を実体化させた物体のよう」と評するような得体のしれなさを持ち、ほぼ生身で宇宙空間で活動ができるなど、人間離れしている。

ガンダムF91 (がんだむふぉーみゅらないんてぃーわん)

『機動戦士ガンダムF91』に登場する巨大ロボット(モビルスーツ)。パイロットはシーブック=アノー。一機でクロスボーン=バンガード軍の精鋭部隊「黒の戦隊(ブラック=バンガード)」を壊滅に追い込むほどの性能を持っており、最大出力時には「質量を持った残像」と呼ばれる現象が発生して、まるで何機にも分身しているように見える。

ザビーネ=シャル (ざびーねしゃる)

クロスボーン=バンガードの軍人で、「黒の戦隊(ブラック=バンガード)」と呼ばれる精鋭部隊を率いている男性。右目を隠す眼帯が特徴。ベラ=ロナ(セシリー=フェアチャイルド)のお目付け役として同行していたが、シーブック=アノーと交戦して大敗を喫する。

リィズ=アノー (りぃずあのー)

シーブック=アノーの妹である少女。スペースコロニーのフロンティアIVで平和な生活を送っていたが、クロスボーン=バンガード軍の襲撃によりシーブックとともに逃れた。母親のモニカ=アノーに教えられていたあやとりの記憶が、巨大ロボット(モビルスーツ)・ガンダムF91の回路のプロテクトを解除する鍵となる。

モニカ=アノー (もにかあのー)

シーブック=アノーとリィズ=アノーの母親である女性博士。シーブックたちが幼いころ、バイオコンピュータの開発がしたいとして家を出ていってしまっていた。巨大ロボット(モビルスーツ)・ガンダムF91の開発に関わっており、それがシーブックがガンダムF91のパイロットを務める原因となる。

ドレル=ロナ (どれるろな)

クロスボーン=バンガード軍の最高指導者である鉄仮面(カロッゾ=ロナ)の長男である男性で、セシリー=フェアチャイルド(ベラ=ロナ)の異母兄。スペースコロニー・フロンティアIVへ、鉄仮面とともにセシリーを迎えに訪れる。

ビギナ=ギナ (びぎなぎな)

『機動戦士ガンダムF91』に登場する巨大ロボット(モビルスーツ)。クロスボーン=バンガード軍の機体の一つで、ベラ=ロナ(セシリー=フェアチャイルド)が搭乗した。後に、シーブック=アノーの搭乗するガンダムF91と共に、クロスボーン=バンガードの最終兵器・ラフレシアと戦う。

ラフレシア

『機動戦士ガンダムF91』に登場する巨大ロボット(モビルアーマー)。クロスボーン=バンガードの最終兵器で、操縦者は鉄仮面。巨大な花のような形をしており、圧倒的な防御力と巨体に見合わないスピード、無数の触手のような武器でシーブック=アノーを苦しめる。

集団・組織

クロスボーン=バンガード (くろすぼーんばんがーど)

『機動戦士ガンダムF91』に登場する軍隊。最高指導者は鉄仮面(カロッゾ=ロナ)。「コスモ貴族主義」を標榜し、新たな独立国家コスモ=バビロニアを建国するためにスペースコロニー・フロンティアIVを突然襲撃する。

場所

フロンティアIV

シーブック=アノーやセシリー=フェアチャイルドが平和に暮らしていたスペースコロニーだったが、突如としてクロスボーン=バンガード軍によって制圧され、新たな独立国家コスモ=バビロニアとなる。

フロンティアI

シーブック=アノーたちが暮らすフロンティアIVの近くに存在するスペースコロニーで、フロンティアIVを脱出したシーブックたちの拠点となった。後にクロスボーン=バンガード軍の殺人兵器・バグで大被害を受ける。

その他キーワード

バグ

『機動戦士ガンダムF91』に登場する兵器。鉄仮面がスペースコロニー・フロンティアIの住人を皆殺しにすべく投入したもので、チェーンソーの付いた巨大な円盤である「親バグ」と、それから射出する小さな円盤で自爆装置を持つ「子バグ」から成っている。

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