激マン!

激マン!

ながい激という漫画家を主人公にした、作者永井豪の自伝的漫画。「デビルマンの章」と銘打たれており、主に漫画『デビルマン』に関する創作秘話がフィクションを交えて描かれる。新たに描き直した漫画『デビルマン』が、劇中でほぼ完全に再現されているのも特徴。続編に、『激マン!マジンガーZ編』がある。

概要

デビュー5年目の漫画家・ながい激は、漫画『ハレンチ学園』など、過激な漫画を描くことで日本中に名を知られる人気漫画家だった。帝映動画の企画部長・有馬堅一らと、TVアニメ企画「デビルマン」を立ち上げ、タイアップとして漫画週刊誌「週刊少年マンガ人」に漫画『デビルマン』の連載を提案する。「TV物はやらない」といったん断られただが、「少年マンガ人」の編集長・宮島照也に『デビルマン』にかける思いをぶつけ、連載を承諾される。

こうして無事連載が開始された『デビルマン』だったが、数々の苦難、苦悩がを襲うことになるのだった。

登場人物・キャラクター

主人公

デビュー5年目の人気漫画家。過激な作風で知られ、漫画『ハレンチ学園』は日本中を巻き込む大論争の火種になったほど。帝映動画の有馬堅一から、自身の漫画『魔王ダンテ』のTVアニメ化を打診され、TVアニメ『デ... 関連ページ:ながい激

有馬 堅一

アニメ製作会社・帝映動画企画部長。ながい激の漫画『魔王ダンテ』をアニメ化したいと考え、激と接触。激とともにアニメ企画「デビルマン」を立ち上げ、TV放映を決定させる。

永井 タカシ

ながい激の実弟。激を中心とした「ダイナミックプロ」のマネージャー。実在の人物、永井隆をモデルにしている。

宮島 照也

「週刊少年マンガ人」編集長。副編集長時代にデビューまもない、ながい激を担当した人物。『じんたろう三度笠』『荒野の剣マン』などを担当し、『キッカイくん』の立ち上げにも尽力した。TVアニメ企画とのタイアップである『デビルマン』の連載に難色を示していたが、激の熱い想いに打たれ、連載を決定する。

「週刊少年マンガ人」の編集者。『オモライくん』の担当編集。ながい激が石森章太郎のアシスタントをしていた頃からのつきあいで、激のデビュー作『目明しポリ吉』の担当者。優しい性格だが、酒が入ると暴れるため、... 関連ページ:酒水 樫司

辻 真先

TVアニメ草創期から数多くのアニメ作品に携わった脚本家。TVアニメ『デビルマン』の脚本を担当。アニメ『デビルマン』の2話のシナリオに、女性の悪魔・シレーヌを登場させ、悪魔族の中でも重要なキャラクター、シレーヌ誕生のきっかけをつくる。

永井 ヤスタカ

ながい激の実兄。推理作家志望で、江戸川乱歩賞の最終候補に残ったが落選。激が「ダイナミックプロ」に引っ張り、最初のマネージャーとなる。激がアイデアに詰まったときのよき相談相手。実在の人物、永井泰宇をモデルにしている。

長根 正

漫画『ハレンチ学園』が掲載されている少英社刊「少年キャンプ」初代編集長。「少年キャンプ」などの成功で少英社の専務に出世する。『デビルマン』を続けることで増える負担を軽減しようと、激に『ハレンチ学園』の終了を打診される。

鹿野子 妓太郎

集学館刊「週刊少年ヨンデー」で、ながい激が連載する『あにまるケダマン』の担当編集。漫画『デビルマン』連載の負担を軽減するため、激に『あにまるケダマン』の終了を申し入れられて当惑。「週刊少年ヨンデー」の編集長、副編集長とともに、激を説得しようとする。

蛭田 充

「ダイナミックプロ」出身の漫画家。ながい激のアシスタント第一号だった人物。秋山書店刊「冒険王子」に、TVアニメ『デビルマン』のコミカライズ作品を連載する。実在の漫画家・蛭田充がモデル。

壁山 鯛三

秋山書店刊「冒険王子」編集長。大酒のみで、酒席での武勇伝が多い、超コワモテの人物。TVアニメ『デビルマン』のコミカライズ作品に蛭田充を抜擢して連載させる。のちに漫画週刊誌「少年チャンポン」の編集長になり、『ブラックジャック』『がきデカ』などの漫画をヒットさせる。

菊地 タダアキ

ながい激を中心とする「ダイナミックプロ」のマネージャー。激の創作のよき相談者。元は、「ながい激ファンクランブ」の初期メンバー。明治大学法学部在学中から「ダイナミックプロ」に遊びに来ていた。後にジュニア小説家・団龍彦として活躍する。実在の人物、菊池忠昭がモデル。

石川 賢

ながい激の3人目のアシスタント。人物を描くのがうまく、漫画『あばしり一家』の脇役キャラクターなどを手伝っていた。『ガクエン退屈男』の連載途中で「ダイナミックプロ」をやめていたが、『マジンガーZ』のTVアニメ化、漫画連載が決まり、手が足りなくなったため、激の応援に来た。実在の漫画家、石川賢がモデル。

その他キーワード

週刊少年マンガ人

『激マン!』に登場する漫画週刊誌。少年漫画誌として最高発行部数を誇る。『あしたのジョー』や『巨人の星』など、重厚な人間ドラマのストーリー漫画を掲載する方針を持つ。ながい激の想いを受け止め、人気だった『オモライくん』をやめ、『デビルマン』の連載を決定する。

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