牙人

牙人

ピューマに育てられた牙人は、日本人の家族に引き取られ、野性の力を使って刑事の父親を助けるようになる。共に暮らす姉と心を通わせるうちに、牙人が次第に「人間」になっていくさまを描く。「週刊少年チャンピオン」1985年4月13日号、1985年5月18日号、1985年11月16日号に掲載された。

正式名称
牙人
ふりがな
きばんど
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
レーベル
秋田文庫(秋田書店)
巻数
全1巻完結
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概要・あらすじ

アマゾンの奥地でピューマに育てられた少年が罠にかかった。たまたまブラジルに来ていた富通野刑事になついたその少年は「牙人」と名付けられ、普通の人間として育てるために富通野刑事と娘の富通野並子と共に日本で暮らし始める。引き取られたばかりの牙人は獣そのもので、言葉も話せず服も着ない。だが、野性動物のような鋭敏な感覚と身体能力を駆使して、富通野刑事を助けて事件を解決に導く。

そんな牙人は献身的に世話をする並子と心を通わせるようになり、アマゾンへの望郷の想いを胸に秘めながらも、少しずつ人間の心を獲得していく。

登場人物・キャラクター

牙人 (きばんど)

幼い頃からピューマに育てられた少年。いつも母親のピューマと共に山野を四つん這いで駆け回り、家畜を襲っていた。ある日自分だけが罠にかかって捕まり、長い間檻に入れられていたが、たまたまブラジルに来ていた富通野刑事に引き取られて日本へ渡る。富通野家で暮らすうちに、姉の富通野並子との交流を通して次第に人間としての生活に馴染み、人間らしい心を獲得していくが、アマゾンを忘れられないでいる。

富通野 並子 (ふつうの なみこ)

母親が家を出て行った後、富通野刑事を支えて2人で暮らしていた。牙人が引き取られてきてからは、普通の人間として育てるために姉として細々と世話を焼く。当初は「ねえさん」と呼ばれるのを楽しみにしていたが、成長した牙人にほのかな想いを抱くようになる。

富通野刑事 (ふつうのけいじ)

たまたま国際警察の視察団に混じって訪れたブラジルで牙人に出会う。くっついて離れないほどなつかれてしまったため、息子として引き取ることにした。刑事として働いているが、牙人が野性で培った能力を使って事件を解決に導くのを快く思っていない。感情の起伏が激しく怒りっぽい性格のため、それが原因で妻に家出されている。

書誌情報

牙人―The best 3 stories by Osamu Tezuka 全1巻 秋田書店〈秋田文庫〉 完結

第1巻

(1999年11月発行、 978-4253174770)

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