猫が西向きゃ

猫が西向きゃ

フローと呼ばれる、おかしな現象が発生する世界で、フロー処理業者の「広田フロー」の代表者ヒロタと、猫のしゃちょう、アルバイトの近藤智万が、日々発生するフローの処理作業にあたっていく様子を描いた日常系SF作品。「月刊アフタヌーン」2018年6月号より隔月連載開始。

正式名称
猫が西向きゃ
ふりがな
ねこがにしむきゃ
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
レーベル
アフタヌーンKC(講談社)
巻数
既刊3巻
関連商品
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あらすじ

第1話

フロー処理会社「広田フロー」を、アルバイトの面接のため訪れたちまだったが、代表のヒロタはちょうどそのころ発生したフローの処理に出かけるところだった。成り行きで現場に同行する事になったちまは、三叉路から七叉路に増殖した道路のフロー解消作業を手伝う事に。人の思念に起因して発生したフローだとあたりをつけたヒロタは、猫のしゃちょうとともに調査をするうち、現場の近くの学校に通っている少年が卒業後の進路で悩んでいる事を突き止める。

第2話

真夏にもかかわらず、桜が満開になるというフローが発生し、現場に向かったヒロタ達。特に人に迷惑がかかりそうな現象でもなく、10日ほどで収束しそうと判断したヒロタは、特に何もせずに立ち去る。その後、桜が満開になっている事がネットやテレビで話題となり、現場に花見客が押し寄せてしまう。

第3話

猫のしゃちょうが行方不明になり、近所を探して回るヒロタとちま。しかし、どこにもしゃちょうの姿はなく、しゃちょうも帰ってくる気配がない。改めて事務所を探してみたヒロタは、戸棚の中にフローが発生しており、どこか別の空間につながっているのを発見するのだった。

登場人物・キャラクター

ヒロタ

フロー処理会社「広田フロー」の代表者の男性。フローの発生原因を突き止め、解消する事を仕事にしている。おおらかな性格の持ち主で、アルバイトとして採用した近藤智万の履歴書もろくに確認せず採用し、あとからちまが自分より年上だと知って驚いたほど。おおらかすぎて適当なだけの人物に見られる事も多いが、仕事の腕はそれなりに優秀らしい。 ただし、フローが発生しない限りは、ほかに仕事をしている様子もなく、普段は事務所でゴロゴロして過ごしている。

近藤 智万 (こんどう ちま)

「広田フロー」にアルバイトとして雇われた女性。メガネを掛けて髪をお団子にしている。外見上は12歳ほどの年齢にしか見えないが、実年齢は35歳。かつて遭遇したフローの影響により、外見が子供のようになってしまっている。そのせいで、かつてはOLとして一般企業に就職していたが、仕事を辞めざるを得なくなってしまう。外見から就職もままならず、市役所の斡旋で広田フローでアルバイトを始めるようになる。

しゃちょう

鼻の下に黒い斑のある白猫。「広田フロー」の事務所で飼われている猫だが、縄張りは広く、近隣の民家をあちこち訪ねてはエサを貰ったりしている。それぞれの民家で異なる名前で呼ばれており、「だいふく」や「ブランカ」など、呼び名がいくつもある様子。フローや、フローが発生する原因となっている人間を好む性質があり、フローの発生原因を突き止める事に役立つため、ヒロタには重宝されている。

その他キーワード

フロー

空間の浮動化に伴って発生する、おかしな現象の総称。すべての物質は、ごくわずかだが絶えず不安定に動いているため、そのバランスが崩れると、周囲の時間や空間が崩れてしまう事があり、その現象をフロー現象と呼ばれている。作中では三叉路が七叉路になったり、真夏に桜の花が満開になるなどの現象が発生している。原因には、人の不安定な思念がフローと共振して発生する「人起因」のものなど、いくつかのパターンがあるらしい。 原因を突き止めて、おかしな現象を解決する業者の事は「フロー処理業者」と呼ばれている。自然現象であるため、処理は役所の管轄となっており、フロー業者は役所からの委託で仕事を行っている。

書誌情報

猫が西向きゃ 3巻 講談社〈アフタヌーンKC〉

第1巻

(2019-02-22発行、 978-4065145401)

第2巻

(2020-02-21発行、 978-4065184721)

第3巻

(2021-02-22発行、 978-4065222546)

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