概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
吉田 小梅 (よしだ こうめ)
私立王冠学園に通う高校1年生の女子。蘭組に在籍している。セレブばかりが通うハイソサエティな学園にあって、祖父がレアアースを掘り当てたことをきっかけに裕福になったという、社宅育ちの元庶民。現在も電車通学をしており、校風に馴染(なじ)めないことから、人気のないトイレを利用していたところ、偶然にも便所飯をしていた一文字初雪と遭遇。その際、突然の出来事に「女子トイレでしょうが」とキレてしまったことをきっかけに交流が始まる。その後は一文字財閥の御曹司で、学園の王子様でもある初雪に興味を持たれ、なにかと付きまとわれるようになる。当初は戸惑っていたが、高貴な身分が故に初雪が幼少期から抱えてきた孤独を理解するにつれ、次第に好意を寄せるようになる。
一文字 初雪 (いちもんじ はつゆき)
私立王冠学園に通う高校2年生の男子。祖父が一文字財閥の総帥という名家の御曹司で、母親は元華族の姫、曽祖父はマフィアのボスとも噂(うわさ)される。その血統は遡ると各国の王家に連なるともされ、家柄や血統共に学園における最高のヒエラルキーにある。その端正な容貌と天才的な才能から、私立王冠学園では王子様のように扱われている。それ故に孤独を抱えており、つねに超然的で浮き世離れしている一方で、何事にも心を動かされることがない。自覚はないものの心身の疲れから人気のないトイレで便所飯をしていた際に、偶然トイレを利用していた吉田小梅と出会い、ちやほやする周囲とは違う反応を見せた彼女に強い興味を抱くようになる。そんな中、小梅に対する興味が恋心であることを自覚すると周囲を憚(はば)らず付きまとい、アプローチを繰り返すようになる。周囲にはいつも「四天王」と呼ばれるお付きたちを侍(はべ)らしている。また、あまりの高貴さから一文字初雪自身の気分に応じて天候が変わってしまうため、天気さえ跪(ひざまず)くと称される。さらに行動によっては周囲にバラの花弁が舞い散り、荘厳なSEが勝手に流れ出す。
書誌情報
王子が私をあきらめない! 12巻 講談社〈KCデラックス〉
第1巻
(2016-11-11発行、 978-4063808889)
第2巻
(2017-07-13発行、 978-4063932379)
第3巻
(2018-02-13発行、 978-4065110089)
第4巻
(2018-08-09発行、 978-4065124215)
第5巻
(2019-02-13発行、 978-4065146019)
第6巻
(2019-08-09発行、 978-4065167441)
第7巻
(2020-02-13発行、 978-4065185766)
第8巻
(2020-08-12発行、 978-4065205716)
第9巻
(2021-02-12発行、 978-4065222652)
第10巻
(2021-08-12発行、 978-4065245064)
第11巻
(2022-02-10発行、 978-4065267950)
第12巻
(2022-08-12発行、 978-4065288320)