男柔侠伝

男柔侠伝

四代続く柔道家柳勘一は、高度経済成長期の日本とイタリアを舞台に、裏社会の権力者達が差し向ける勢力と戦いを繰り広げながら、独自の柔道を確立していく。バロン吉元の代表作『柔侠伝』シリーズの第4作。

正式名称
男柔侠伝
作者
ジャンル
柔道
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概要

高度経済成長期の日本。隻眼の柔道家柳勘一は権力闘争に敗れ放心のままイタリアに渡る。柔道の普及を目的とした旅はやがてマフィア達の抗争に巻き込まれる。戦いを通じて独自の柔道の確立を目指して日本に戻る。宿敵辺見一郎は、この道中随所で柳勘一の前に現れる。

登場人物・キャラクター

主人公

『現代柔侠伝』から引き続き登場する。右目がつぶれている男性。熊本で梁山泊道場を主催する。柔道では袖釣込腰の変形・電光投げという必殺技を持ち、空手でも非凡な腕を見せる。「独眼竜」と背中に掛かれた道着を着... 関連ページ:柳 勘一

アンナ・デル・ストッパ

金髪に浅黒い肌のイタリア人女性。イタリアに柔道場を開くため柳勘一に柔道を習いに来た。大阪に留学していたため、関西弁を話す。父はイタリアでもトップクラスの実業家で柔道家船山達幸の古い友人。柳勘一らの尽力によりイタリア・シシリーに船山道場を開設する。

吹雪 茜

『現代柔侠伝』から引き続き登場する。明るく快活な女性。熊本にある吹雪牧場の娘。東京の東都女子大学に通い、剣道を始めた。梁山泊道場を主催する柳勘一とは相思相愛の仲。柳勘一を追ってイタリアに渡り、以後行動を共にする。

大月 健之進

『現代柔侠伝』から引き続き登場する。分厚い眼鏡をかけ、厚い唇の男性。協同通信社社会部の記者となる。柳勘一の相思相愛の相手吹雪茜の従兄。柳勘一がイタリアに渡る際、スペインまで足を伸ばすよう勧める。

『現代柔侠伝』から引き続き登場する。長いもみあげに妖しい目つきの男性。柳勘一とは同年で、宿命の敵。柔道・居合術に長じている。東京大学卒業後は大蔵省に勤務する。また帝国財閥とも繋がりを持つ。エリートとし... 関連ページ:辺見 一郎

稲妻 聖次

『現代柔侠伝』から引き続き登場する。大きな頭の老人。戦中・戦後の混乱の中を卑劣な手段で伸し上がりヤクザ組織鉄心会を組織する。のちに殉国党と合併した神州鉄心党の党首に収まる。

鳴海 剛

『現代柔侠伝』から引き続き登場する。自由民政党の黒幕で財界の主導権も握る。一般には翁と呼ばれ親しまれているが、資産、年齢すべてが謎に包まれている。ヤクザ組織神州鉄心党の稲妻聖次を使い、新たな儲けを企む。

ジーノ・サルバトーレ

シチリアに拠点を持つマフィアの大ボス。武器弾薬の密輸売買に関しては世界一の利権を持つ。強大な力を持つマフィアドン・コモドスと敵対している。自らの権勢を誇示するため、ゼウス島で世界格闘技選手権大会を主催し柳勘一らを出場させる。

ドン・コモドス

キリスト教司祭の姿をした老年のイタリア人男性。謎につつまれた部分が多い。戦争を食い物にして生きている怪物。彼の一声で金価格が上下し世界経済が変動するとまでいわれている国際シンジケートの親玉。金鉱、国際石油資本を手中に収めている。自らの権益を狙うジーノ・サルバトーレと敵対する。

ジュリエッタ

ICPO(国際刑事警察機構)の女性秘密捜査官。イタリアと東南アジアを結ぶ麻薬ルートを捜査している。自らの妖艶な容姿を利用してヌードダンサーなどに化けて潜入捜査をし、柳勘一に近づく。

ムハメッド・タートル

身長230cmの黒人男性。よく歯磨きをしている。アフリカの柔道チャンピオンで、日本語を話す。口数が多いが、根は純朴。差別的な発言に敏感。イタリアで柳勘一の門弟となる。

舞 蛍子

パリでバレリーナとしての修行を積み、桜バレエ団に所属している。柳勘一はイタリアで桜バレエ団の公演で彼女を見かけ、幼い頃島田サーカスで一緒に全国を回った大空蛍子を思い出す。

黛 環

坊主頭で浅黒い肌の男性。斬心流空手の使い手で、格闘技世界最高を自認する。かまいたちという必殺技を持つ。漢方医だった祖父の影響で植物採集を趣味としている。唐突に目に留まった植物について語るなど、掴みどころがない。

垢達磨

常に薄汚いボロボロの道着を着た男性。梁山泊道場に集められた格闘技の達人の一人。空手に長じ、実践では抜群の戦闘力を持つ。豚の飼育を得意とし、強烈な豚舎の匂いを体から放つ。

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