概要・あらすじ
東京郊外の巨大な屋敷に、執事と二人きりで暮らす少年・画朗。彼は指先に爪の代わりに毛が生えていた。その姿を疎まれることを恐れ、執事に外界に出てはいけないといわれていた彼だったが、10歳までに屋敷にある10万冊の蔵書を読み終え、外への憧れを持つようになっていた。そこに殺し屋山田たちから逃げる家族の乗ったヘリが、屋敷のすぐ近くに不時着する。
かろうじて生き残った少女・ミカと出会った画朗は、彼女を守るため指先の毛で描いた「画」を武器に戦う。
登場人物・キャラクター
画朗 (がろう)
指先に爪の代わりに毛が生えている少年。また、感情が高まると電気を発する能力を持つ。1984年生まれ。10歳で成長が止まっている。東京郊外の巨大な屋敷で、莫大な財産を残して消えた両親の代わりに、執事のじぃに育てられた。10歳までじぃ以外の人間を見たことがなかった。指の毛を使うことで、凄まじいスピードで様々な「画」を描き上げることが可能。 霧中の画、土龍の画など、それぞれ効果の異なる「画」がある。まぶたに血などで赤色がつくと、普段の穏やかな人格が一変し好戦的な激しい性格となる。殺し屋に追われていた少女ミカを助け、彼女と友だちになる。じぃが作ったたぬたんを大事にしている。
じぃ
東京郊外の巨大な屋敷で画朗を育てている老執事。料理が得意で優しい性格。画朗の異形の姿が人々に疎まれ傷つけられるかもしれないと心配し、彼を屋敷の外に出ないようにさせていた。発明が趣味でたぬたんの製作者。かつて画朗の命を助けるため、自らの造り出した「電気人間」と合体させた張本人でもある。また、画朗がどこでも「画」を描けるようにと絵の具ベルトを作成した。
ミカ
殺し屋に追われていた少女。彼女と共に逃げていた夫婦は実の両親ではなく、育ての親。画朗の初めての友だちで、画朗より1歳年下。15歳になった画朗が外の世界に行き、テレビに出演したのを見て再び屋敷を訪ねてくる。背中に羽が生えている。
雄介 (ゆうすけ)
ピンク色の髪をしたハイテンションな青年。15歳になって外に出た画朗をヒッチハイクの少年であると思い込み、街に連れ出す。パジェダーに操られた親友あつひろに追われている。右腕に伸び縮みする「できもの」がある。
パジェダー
全身に鱗がある青年。人をにらむことによって催眠にかけ、操る能力を持つ。その能力を利用して新興宗教もどきを作り、人々を操って金儲けをしていた。人間中心主義を憎む。
あつひろ
雄介の親友。パジェダーの催眠能力に操られており、雄介を仲間に引き入れようと追いかけている。6歳の頃、いじめられていたところを雄介の「右腕」によって助けられた。
山田 (やまだ)
ミカを追いかけていた殺し屋。恐らくミカを手に入れようとした何者かに雇われていたと考えられる。射撃が得意。「ンーフン」としか喋らない。
田中 (たなか)
山田と共にミカを追いかけていた殺し屋の仲間。「ンーフン」としか喋らない山田と意志の疎通ができる。
充 (みつる)
パジェダーに操られている青年。あつひろと共に雄介を仲間に引き入れようと追い掛け回していた。ゲイ。鞭を武器として操る。
ヤモリ
画朗が偶然出演することになったテレビ番組「いいかも」の司会者。子供が嫌い。15歳だと名乗った画朗を5歳にしか見えないと怒る。
その他キーワード
たぬたん
じぃが拾ってきた瀬戸物の狸を元に作成したロボット。たぬきの外見だが、「わん」と鳴く。再改造後は頭から火を出して空を飛べるようになった。目が怖い。
絵の具ベルト (えのぐべると)
画朗が腰に巻いている、小さな筒がたくさんついたベルト。それぞれ指先がかぶれない特殊な絵の具が入っている。作成者はじぃ。
霧中の画 (むちゅうのが)
画朗の戦闘的な人格が覚醒したときに使う「画」のひとつ。絵の具を細かく霧のように飛ばすことで、目くらましなどの効果を作る。
土龍の画 (もぐらのが)
画朗の戦闘的な人格が覚醒したときに使う「画」のひとつ。水で地面に導線を描き、自らの「電気人間」体質によって発電し、敵を感電させる。