禍つヴァールハイト ひとつきりの魔導書

禍つヴァールハイト ひとつきりの魔導書

アプリゲーム『禍つヴァールハイト』のコミカライズ作品。のちに聖騎士として活躍するようになるエーヴァルト・コリン・ギルベルトが、学生時代に遭遇したある事件を解決するために奔走する姿を描いた冒険譚。

正式名称
禍つヴァールハイト ひとつきりの魔導書
フリガナ
まがつヴぁーるはいと ひとつきりのまどうしょ
漫画
ジャンル
ファンタジー
関連商品
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あらすじ

第1巻

帝都中央区聖騎士道学舎に通って聖騎士を目指すエーヴァルト・コリン・ギルベルトは、クラスメイトが持っていた闇マーケットで取引される目録の中に、気になる品を見つける。それはエーヴァルトが幼い頃に聞かされた、邪悪な魔術師たちの力の源を閉じ込めたもので、すでに焼き払われたとされる「ひとつきりの魔導書」だった。クラスメイトは魔導書は偽物だと気にもしていない様子だったが、エーヴァルトは目録に書かれた魔導書の形が秘密裏に聞かされていた形と一致していたため、本物であると断定する。一般的には魔導書は焼き払われているが、実際はギルベルト家で保管されていると思っているエーヴァルトは、魔導書が裏マーケットに出回るとギルベルト家の名誉にかかわると考えて独自に調査を開始。裏マーケットの運営を通じて、魔導書の売り手と売買交渉の約束を取り付け、帝都から遠く離れた街、アルトハウゼンへと向かう。エーヴァルトは街中で取引相手とされる集団が、興味深いことを話していたために尾行をするものの、集団が厄介な場所に入ったことで尾行を断念する。そんな中、日も暮れてきたため宿に戻ろうとした際に、エーヴァルトはアルトハウゼンにいるはずのない人物と出会うのだった。

関連作品

ゲーム

本作『禍つヴァールハイト ひとつきりの魔導書』は、KLabGamesが配信しているアプリゲーム『禍つヴァールハイト』を原作としている。ゲームは「禍つ光」と呼ばれる10の光によって壊滅しかけている世界「ヴァールハイト」を舞台に、禍つ光に対抗できる唯一の組織「機動兵団」に所属して活動するモバイルオンラインRPGとなっている。

登場人物・キャラクター

エーヴァルト・コリン・ギルベルト

聖騎士を目指して帝都中央区聖騎士道学舎に通う少年。有力貴族の子弟で、邪悪な魔術師たちとの戦いで功績を残して、聖騎士団の総帥となった叔父のことを尊敬している。やや尊大な性格ながら貴族としての矜持(きょうじ)を持っており、守るべき国民や家の信用のためなら単独で行動するだけの胆力がある。幼い頃に叔父の部下から、邪悪な魔術師たちの力の源を閉じ込めた「ひとつきりの魔導書」の話を聞かされており、一般的には焼き払われたとされる魔導書がギルベルト家に保管されていると思っている。その魔導書が裏マーケットに出品されることを知って、母親や叔父に確かめるように進言するものの聞き入れてもらえず、単独でさまざまな探索をした末に別の事件に巻き込まれる。

ローラント・エステルハージ

帝都郊外の寄宿学校であるオーデンヴァルト学舎に通う少女。皇妃候補のリューネブルク家とも懇意のエステハルハージ伯爵の令嬢。親しい人からは「ロラン」と呼ばれている。男性しかいない聖騎士を目指しているが、誰からも本気にしてもらえていない。家にいた頃は剣術を習っていたが、オーデンヴァルト学舎に来てからは本格的に剣術を学べずにいるため、いつも一人で鍛錬している。正義感が強く、仲間のジークムント・グートハイルにかけられた窃盗の嫌疑を晴らすために真犯人を見つけようとする。

ジークムント・グートハイル

帝都郊外の寄宿学校であるオーデンヴァルト学舎に通う少年。親しい人からは「ジーク」と呼ばれている。おとなしい性格で、絵を描くのが好き。いつも一人で絵を描いていたことから、学舎内で起きた窃盗事件の犯人と疑われ、無実と信じてくれた仲間のローラント・エステルハージと共に真犯人を見つけようとする。もともと、ジークムント・グートハイル自身は戦いに向いていないと思っていたが、事件解決後にローラントから後押しされたこともあり、本気で聖騎士を目指すようになる。病弱の姉や家のことを侮辱されることを何よりも嫌う。

マティアス・ローゼンタール

聖騎士団第8部隊のヴィルベルヴィント小隊に所属する男性。剣技の教官として、聖騎士団から帝都郊外の寄宿学校であるオーデンヴァルト学舎に派遣されている。容姿端麗で物腰も柔らかい紳士なため、オーデンヴァルト学舎の女生徒から人気がある。

クレジット

原案協力

KLabGames

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